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TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」2nd Season 第11話見所チェック [アニメ]

 第11話、いやーこれどうなっちゃうの?という衝撃的な展開でしたね。
 そして驚きの展開ではありましたが、ある意味ラブライブ!のシリーズとして迎えるべき必然の展開だったのかなという気もします。
 (第11話感想はこちら

■夢が叶った
 去年果たせなかった東京地区大会優勝。このステージでみんなと一緒に喜びたいという夢を、叶えてしまった。ひとつの大きな目標を、ここまでやってきた動機を、達成した。夢を叶えた。
 きな子ちゃん(2期生たち)も、この9人になったことで「Starlight Prologue」のステージを超えたい、という夢を叶えてしまった。
 かつて廃校阻止を動機に掲げていながら、その目標が無くなったときのμ'sやAqoursとある意味同じ状況に、Liella!も立たされることになったんです。

■結果発表
 みんな驚いている中で千砂都ちゃんだけ当然でしょ、みたいな顔してるんですよね。

■批判
 ボロクソに非難され、いつまでも言われ続ける。
 叩いていいもの認定したら叩きたい放題。
 なんだかメタ的だなぁ…とも思ったり。

■高いところに立っていない
 これまで登場する度に必ず高いところに立っていたウィーンちゃんですが、11話ではどのシーンでも同じ高さに立っています。
 あと、今回のウィーンちゃんは、年相応な幼さも感じましたね。

■着信音
 自分の曲を着信音にしてるウィーンちゃん。かわいいw

■勝ち負け
 誰かが勝てば誰かが敗れる。勝ち抜くということは、誰かの勝ちたい、勝って叶えたい夢を奪うことに他ならない。誰かの夢が叶う一方で叶わない夢がある。
 振り返ってみれば、この誰かの夢が誰かの夢を奪うという展開、ずっと前から始まっていたんですよね。
 Sunny Passionの二人も去年かのんちゃんたちの夢を奪った存在です。そして今年、島のみんなの想いや、初の連覇などの夢を抱いて出場し、それを阻んだのがウィーンちゃん。自ら望む進学を果たすという夢を叶えるために。そしてそんなウィーンちゃんの夢を図らずもかのんちゃん達Liella!が阻んだ。

■グソクムシ先輩
 すでにけっこう有名でした。すみれちゃんドンマイ…。

■期間は4月から
 とうことは今季ラブライブ!の決勝までは居られるんですよね。問題は来季。これまた絶妙な線引きです…。

■小さい頃から決めている夢
 専門的な指導を受けられ、卒業後は希望した音楽の道に進めるという学校。
 そしてかのんちゃんの回想。
 「夢?それはもう、小さい頃から決めているんだ!」
 かのんちゃんが心に秘めていた本当の夢。これが物語の最後の鍵になってくるのでしょう。
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 1期1話冒頭に繋がっているのもなかなかにニクい構成です。
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 そしてこの後、楽しそうな表情でギターを弾こうとして、そこで外に居るみんなに気付いて、心配している様子に少しだけ表情を曇らせている様にも見えるんですよね…。

■力を合わせて覗く
 ウィーンちゃんは高いところに上ってかのんちゃんの部屋を見ていましたが、Liella!のみんなは組み体操みたいなことをして力を合わせてなんとか覗こうとしている。バカバカしくもありますが、この違いがちょっと象徴的だし面白いなとも思ったり。

■信頼感薄い
 「かのん先輩がいなくなったら、残りの先輩、いまひとつ信頼感が薄いんですの」と夏美ちゃんが言うのがまた良いですよねw

■そんなに評価されてるんだ
 千砂都ちゃんがウィーンちゃんから事情を聞くところ、千砂都ちゃんの関心事はウィーンちゃんが学校に入れる条件にはなくて、「かのんちゃんそんなに評価されてるんだ」なんですよ。世界一の音楽学校から熱いまなざしを向けられているという事実を知って、気付いてしまった。
 一方で、ウィーンちゃんは評価されているのは実はかのんちゃんであって自分ではないということに気付いてしまった(かもしれない)。

■名門校と新設校
 歴史と伝統の世界的名門校と、廃校になった学校を継いだ新設校、という構図もなかなか面白いなと思ったり。

■手段と目的
 手段と目的っていうのもひとつのキーポイントかなと。ウィーンちゃんにとって、ラブライブ!に出て勝つことやかのんちゃんの留学は、自身が進学させて貰うための手段なんですよね。
 で、かのんちゃんにせよ千砂都ちゃんにせよ、じゃあ留学は手段なのか目的なのか目標なのかっていう所もポイントになってくるんじゃないかなぁと思ったりも。

■地球儀
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 かのんちゃんが理事長先生に留学の話を断って理事長室を出るとき、一瞬地球儀に目をやるんですよね。
 地球儀は「世界」であり、世界に出る、そのことを意識しているようにも感じられるワンシーンです。
 思い返せば、1期で幼い頃のかのんちゃんが歌を届けたいと夢を語っていた場面でも世界地図が壁に掛けられていました。

■こたつ
 恋ちゃんをダメにするアイテム第2弾。いやホント、恋ちゃん未体験の世界に弱すぎでしょw
 それはそうと、この一見ただのギャグシーンに見える場面があることで、その後のかのんちゃんの反応により違和感を感じるようにもなっていますね。
 こたつをひっぺがす、というのも、物語をぬくぬくヌルいところでなあなあで終わらせない、という決意表明のようにも思えますw
 あと、君たち北海道で合宿してたときの練習着を着なさいw

■誰かの夢が誰かの夢を奪う
 前にもどこかで書いた気がしますが、広井王子さんの小説「蜃気楼帝国」の台詞で「自由は誰かの不自由でもある。だから半分くらい不自由でちょうどいい」みたいなのがあって、自由を得るとはそういうことだ、という話だったと思うのですが、確かにそうなんですよ。みんなが自由、みんなが平等、というのは極端な話ただの綺麗事です。誰かが嬉しい思いをする傍らで、それによって悔しい思いをする人も居る。
 そのうえで、じゃあどうするんだと。諦めるのか、半分くらいのちょうどいいところを探るのか、はたまたそれでも何かをつかみ取る道を求め目指すのか。

■またひとつ夢が生まれ
 「START:DASH!!」の歌詞で、「またひとつ夢が生まれ」というのがあったのをふと思い出しました。ずっと抱いてきた夢がある一方、新しく生まれた夢もある。それは必ずしも二者択一ではないかもしれない。
 そして今回の主題歌は「追いかける夢の先で」です。追いかける夢の先、手が届く夢の先の夢を追いかけている。

■絵コンテ
 11話の絵コンテは京極監督の師匠でもある菱田正和さん。ラブライブ!では、ラブライブ!2期12話以来のタッグですね。

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