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TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」2nd Season 第10話見所チェック [アニメ]

 第10話は本当に、最初から最後まで見所満載で素晴らしいエピソードだったと思います。
 やはりラブライブ!の合宿回は名作ですね。
 そして何といっても「Sing!Shine!Smile!」ですよ。歌はもちろん、ダンスシーンも素晴らしい完成度で見応えたっぷりでした。
 (第10話感想はこちら


■どうしてこうなった
 合宿中の張り紙、からの猛吹雪。
 こういったベタベタなギャグ展開もラブライブ!のらしさであり魅力ですよね。

■抜け駆け
 夏休みに黙って一人だけ北海道に行っていたかのんちゃん。他の1期生のみんなから問い詰められている場面で、口笛吹きながら自分に話題が向かないようにととぼけている夏美ちゃんがさりげなく良かったですね。なんといっても、入部するきっかけにもなった二人の特別な時間を過ごして良い思いをした当事者でもありますし、千砂都ちゃんに知られようものなら…w

■共同作業
 5話でメイちゃんがピアノができて、四季ちゃんはダンスが上手くて、きな子ちゃんは実は詞を書き溜めている、ということがちゃんと明かされていて、もしかしたらこの子達が曲を作る展開が来るかも知れないと匂わせておいての、満を持しての共同作業、合作という展開が見事。
 そして、なるほど、1期生と2期生で合作ね、というところからの2組目がいきなり作曲そっちのけで遊んでいるという笑いの要素。
 これも、作曲担当コンビである恋ちゃんとメイちゃんがお互いひとたび夢中になるとのめり込むという性格を描いてきたからこそですし、7話「UR葉月恋」での出来事がちゃんと活かされたギャグ要素。
 かのんちゃんがヨガポーズで歌詞を降ろすという謎なこだわりを持っていることも、そうそう、そうだったwと思い出すと同時に、半信半疑なきな子ちゃんが巻き込まれていることで、そうだよね、こんなことで作詞できるのかって思うよねwという面白さが増している。
 地味にいろんな積み重ねが効いた一連の場面でした。

■会見配信
 まあぶっちゃけ、「本当の歌」というキーワードを言わせるための、そしてかのんちゃんの気持ちを再確認するためのイベントです。

■本当の歌って何なんだろう
 かのんちゃんは自身の思う「本当の歌」を見失ってはいません。
 ここはむしろ、ウィーンちゃんにとっての、彼女が思う「本当の歌」とは何なのか、それが気になっているというか、心配している。彼女だって、本当は歌が好きなはずなのに、と。
 かのんちゃんは、単純にウィーンちゃんのことをを、間違っている、正しくない、という風には見ていない感じなんですよね。

■丸が渋滞
 水玉柄の耳当てを付けた千砂都ちゃん。お団子と丸い耳当てと水玉柄で頭が丸で渋滞ですw

■バズる!
 夏美ちゃんが加わったことで、情報発信という点でも強みを発揮するLiella!。
 後半のみんなで曲を作っていく感動的な一連のシーンの中に、ちゃっかりすみれちゃんのあられも無い姿が投稿されていてすみれちゃんに怒られるというクスッとさせられる一コマを挟んでくるのも上手い。こういうワンクッションになる一コマがあることで、よりみんなが楽しそうだという感じが伝わってきます。

■すみれちゃんのデザイン
 可可ちゃんではなくてすみれちゃんが衣装をデザインしたという点もポイントですよね。ノンフィクション!!の時の恩返しです。

■たき火を囲む
 たき火の炎はLiella!のみんなの穏やかな気持ちのぬくもりと共に、情熱や熱意、そして内に秘めた闘志も表しているように感じました。最後にばっと燃え上がる炎から東京大会本番のシーンに変わるところも熱い。
 楽しむという気持ちと共に、燃え上がる熱意で運命の舞台に赴く。

 あと、このシーンがそうでしたが、ロングの画などキャラが小さく描かれる時には目が単純な点で描かれるのもラブライブ!のお決まりの作画ですよね(省略して作画の手間を減らす意図からだったはず)。これがけっこう可愛くて好きという人も多いのでは。

■劇伴が素晴らしい
 思いっきり遊んだ翌日からの練習と曲作りそして東京大会本番へとつながっていく一連の場面は劇伴との一体感がとにかく素晴らしくて、みんなの想いが一丸となって歌を作り上げていく過程を、そして運命のステージに赴く姿を、熱く、感動的に彩っていました。早くサントラで聴きたい!

■喪服
 ウイーンちゃんのステージはまるで喪服を着て歌っているようでしたね。さながらレクイエム。

■ラブライブ!を勝ち抜く曲
 ハイレベル化、先鋭化が進んで、サニパの様な曲とかステージに込めた想いとか歌の楽しさいったものよりも、ウイーンちゃんの様な圧倒される「強い」曲が勝ち残っていく。曲が「強い」「弱い」、インパクトの有る無し、という評価軸。そして圧倒的に「強い」曲をひっさげてどこからともなくやって来た子が勝ち抜いていく皮肉。
 そして私たちもどこかそういう視点で歌を評価してはいまいか。「勝てる曲」かどうか、みたいな見方をしていないか。
 もちろん、それとは別に、ウィーンちゃんの曲も確かに素晴らしくて、パフォーマンスもとても魅惑的で、魂の叫びのような歌に心を掴まれるのもまた事実。
 そこにLiella!が、楽しさから生まれた歌で、歌の魅力、歌う楽しさを、みんなと一緒に楽しむステージで対峙する。
 熱い戦いです。

■頂上決戦
 ウィーンちゃんとLiella!、「エーデルシュタイン」と「Sing!Shine!Smile!」の対決は、ある意味事実上の決勝戦と言ってもいい。この後はもう極端なハナシある意味消化試合です。
 そして「ラブライブ!」2期3話のA-RISE対μ’sの「ユメノトビラ」以来、久々に描かれた事実上の頂上決戦です(サンシャイン!! は2期でSaint Snowが地区大会で敗退し、優勝候補同士の直接対決は実現しなかった)。
 
■笑顔で歌うために
 合宿でウィーンちゃんの言葉に触発され練習に励み、気分転換で遊んでレッスンも心から楽しめるようになり、みんなで一つのものを作り上げた達成感を喜び、そうやって笑顔で歌うためにひとつひとつステップを踏んできた。
 そして最後の最後、ウィーンちゃんの圧倒的ステージを見たその後、かのんちゃんの一言で最後の一歩を踏み出し、共に円陣を組んで、ステージに行く。
 かのんちゃんにとっての本当の歌の答えは既にずっと前、1期11話、幼い頃のあの日から実は変わっていない。楽しいを伝えたい。
 「だから歌おう。楽しく!」

■伝統の衣装逆輸入
 ラブライブ!といえばの現実とのリンク、そして逆輸入。
 そもそもその一番最初はTVアニメ「ラブライブ!」1期オープニングでした。あのμ’sのFirstライブのキービジュアルを元にしてキャストが着用した衣装が、後のTVアニメのオープニングの衣装の元になる形で逆輸入されたのが始まり。
 今回もLiella!が2ndライブで初お披露目した衣装がそのまま元になっていたのですが、制作期間などの時期的なことを考えると、もしかすると2ndライブでこの衣装が初お披露目された時点で既に2期のライブシーンで着せることを想定して同時進行でデザインされていたものだった可能性もあるかもしれないとも思ったり。つまり、逆輸入ではなく、先取りする形で現実でお披露目され、この衣装をこのタイミングで9人で着ることの価値と感動が醸成されていた可能性もなきにしもあらずかなと。
 まぁどちらにせよ、感動的なサプライズでした。

■センター
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 「Sing!Shine!Smile!」は「Tiny Stars」のアンサーという点で考えるとクーカーのダブルセンターでもあり、1期4話で最初に加わった新メンバーという点や2期9話の文脈で考えると、かのんちゃんとすみれちゃん、可可ちゃんとすみれちゃんの組み合わせとクーカーでのトリプルセンターとも感じられます。
 そしてまた、Liella!9人がセンターの曲でもあるのかなと。

■「Sing!Shine!Smile!」ココすきポイント
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 9人が並んだステージのスケール感。後ろのスクリーンが波紋が広がるように輝いていくダイナミックで美しい開幕。そしてその光は渋谷の街をも包み込んでいく。渋谷に響く歌。
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 「ちいさい瞬きが ひとつまたひとつ」の連符がクセになる。2期生で最初に加入したきな子ちゃんと、その背中を押した夏美ちゃんの二人が2期生最初のソロパート。からの、「楽しいを超えて」の四季メイの美しいハーモニー。1期生は後ろを向いて、2期生だけが前を向いて歌っているのが綺麗に左右対称になっているであろうフォーメーション。1期生5人、2期生4人の9人だからできる表現。
 こんな感じ→   
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 「何も見えない夜が来ても」のところの一列に並んでの振り付けが美しい。ここのメイちゃんの笑顔が最高にかわいい。そして「Shine 煌めかせよう」のところで、クーカーの二人がニコッと顔を合わせるの尊い。「心結んで」の手の振り付け良い。
 「Sing!Shine!Smile!」曲も歌も映像も全部好き。
 ステージセットも好きすぎるのでライブで完全再現して欲しい。

■「Sing!Shine!Smile!」


■結果は!?
 次週だよ!
 いやぁ最後の最後まで完璧でした。この超王道な焦らし!これぞTVアニメシリーズリアルタイム視聴の醍醐味でもあります。今だからこそ体験できるドキドキワクワク。
 結果発表に入ったところでエンディングのイントロが既に流れ始めているというのもポイントですね。このイントロが終わったらエンディングに入ると分かっているので、イントロ中に結果発表間に合うのか!?出るか!?出るか!?とドキドキしたと思います。ギリギリ出るかどうかというタイミングも絶妙でした。

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