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「IDOLY PRIDE」第10話感想 [アニメ]

 EPISODE:10「自分だけじゃ辿り着けない場所」
EPISODE:10「自分だけじゃ辿り着けない場所」
 いよいよ迎えたセミファイナル。まずはサニーピースとTRINITYAiLEの対決です。…が、冒頭まさかのバンプロの社長さんが瑠依の父親だったことが明らかになってビックリですよ。
 物語的には最初から決着は予想が付いているわけで、今回、そして次回のセミファイナルエピソードのポイントは勝敗の行方そのものではないんですよね。で、今回はTRINITYAiLEの物語、ともいえる回。

 サニーピースは思い切って新曲で、TRINITYAiLEは完成度の高い既存曲で挑む、という展開だったわけですが、視聴者的にはTRINITYAiLEの曲も新曲だよ(笑)というツッコミは野暮ですよね。
 戦略の面では対照的だったそれぞれのグループですが、仲間想いなところ、仲間と共に頂点を目指していく強い気持ち、という点では共通していて、今回はその辺りも見所だったかなと思います。

 そして互いに全力を尽くしたステージ。結果はサニーピースの勝ち。

 破れたTRINITYAiLE。ステージ裏ではバンプロの朝倉社長が待っていました。
 「記録はいつか破られる。アイドルに必要なのは記録ではなく“物語”だ」…というバンプロの社長さんの言葉にはハッとさせられますし、この人もダテじゃないんだなと。何より、速水奨さんの声で語られるとなんとも言えない深みがありますw…とはいえ、タレントを突き放しすぎというか、もう少しちゃんと接してあげれば良いのにと思わなくもない(笑)。

 瑠依は麻奈の無敗記録で超えることで“誰にも負けない”トップアイドルであることを証明したかった。でも、バンプロの社長さんは瑠依に「記録」ではなく「記憶」を求めていた。心に残る物語を。だから…
 「いいステージだった」
 最後の瑠依の涙は、認められたことの嬉しさもあったでしょうし、それなのに負けてしまった悔しさも入り交じったものだったのかもしれませんね。
 
■自分だけじゃ辿り着けない場所
EPISODE:10「自分だけじゃ辿り着けない場所」
 サニーピースも、TRINITYAiLEも、さくらや瑠依ひとりではなくて、それを支え、共に努力し、歩んでくれる仲間が居てこそたどり着けた場所がある。
 サニーピースは頂点を決する舞台への切符を手にし、TRINITYAiLEは「記録」を失った代わりに「記憶」に残るステージに辿り着いた。TRINITYAiLEは、その名の通り「エール」を送ることを志すグループなんです。
 そうそう、TRINITYAiLEは公式YouTubeチャンネルに上がってる自己紹介動画とか、楽曲担当のkzさんのインタビューとか諸々のエピソードとかを見ると、彼女たちの関係性とか楽曲とかもより魅力的に見えてくるんですけど、できればそこをアニメでもう少し事前に描けていればなぁとも思うんですよね。アニメではLizNoirと比べて描写が少なかったのが勿体ないところです。
 1話の感想でもちらっと書きましたが、TRINITYAiLEは自分が「IDOLY PRIDE」という作品を知ったきっかけでもあるので。





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