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シブヤノオトPresents「Aqours東京ドームへの道」が素晴らしかった! [雑記]

 シブヤノオトPresents「Aqours東京ドームへの道〜想いよひとつになれ〜」、本当に素晴らしい番組でしたね!
 これまでも度々「Aqoursとは、ラブライブ!とは何ぞや?」というのを紹介してきたTV番組はありましたが、それらの最高峰と言っても過言では無いくらいに見事な内容。

 全体の構成が見事。5つのキーワードで大きく分けつつも、それぞれがきちんと繋がりをもって番組全体を構成していて素晴らしかった。説明の内容も初期からラブライブ!を追ってきた自分の目から見ても申し分ない内容でしたし、始めて触れるという方にもわかりやすいものだったと思います。
 唯一ツッコミどころがあるとしたら、特訓が始まったとして紹介された映像は(メルパルクでのイベントでも公開された)初お披露目に向けての合宿での練習風景(と、0to1の収録風景)のはずなので時系列的に逆だよね、というくらいでしょうか。まぁ演出意図は理解できますし、初期の映像でわかりやすく伝えられるものといったら他に無いかなとも思います。

 番組冒頭は今年紅白に出演した話題のグループという紹介からの紅白本番後のメンバーの様子も見られてさすがNHKだなとw
 そして東京ドーム公演の紹介。
 会場周辺でのファンへのインタビュー映像でファンの方が「イコールみたいな存在」と答えていたのも嬉しいですよね。そうなんですよ、そこなんです。“どっちもAqours”なんですよね。ちゃんとわかってるじゃないみんな!w
 アニメとの融合というキーワードからのアニメの紹介、そしてそんなアニメと同じパフォーマンスをしていて、海外からも注目されている…という説明の流れも上手い。実際、海外からの来場者も本当にたくさんいらっしゃいましたから、本当に凄いことだなぁと思います。
 導入部分から丁寧でわかりやすく、これは良い番組になりそうな予感がひしひしと伝わってきました。
 で、本編は「シンクロパフォーマンス」「スペシャルな演出」「μ’sの存在」「心のシンクロ」「再現チャレンジ」という5つのキーワードで紐解いていくという構成。

 ダンスレッスンの風景では振り付け担当がももクロなども手がける石川ゆみ先生というのもしっかり紹介されていて、これはいいアピールにもなりますよね。少しではありますがゆみ先生の指導風景が見られたのも嬉しいポイント。
 アニメーションPVを再現することへのチャレンジと、それを目の当たりにする驚きこそが、ラブライブ!シリーズのライブステージの原点であり真骨頂。そこが衝撃であり話題になり評価されてきた点だからこそ、何よりも大事にするという強い姿勢に感服です。
 そんなシンクロ以外にも魅力があって、そのひとつが「スペシャルな演出」ということで、東京ドームライブでの2大スペシャル演出であるところのオーケストラ生演奏とAqoursシップについても紹介。
 浦の星交響楽団のリハーサル風景も貴重な映像でしたし、見学に来ていたありしゃとあいきゃんの様子も見られるとは。「生演奏の魅力に虜になって帰ってくださる気がします」とありしゃが語っていましたが、ホントにそうだったと思います。あのライブに行った人は異口同音に生演奏の素晴らしさを語るのではないでしょうか。
 あと、Aqoursシップの見学風景ではAqoursシップを見た時のキャスト陣の驚きとはしゃぎっぷりが良かったですね。こういった演出や舞台装置の準備風景が見られるのも貴重ですし、もっといろんな部分を観て見たいという欲も。

 そして本番前日。東京ドーム入りしたメンバーが向かった思い出の場所という流れに、もしや…と思ったら、やはり“あの場所”でしたね。
 3年前、μ’sのFINALライブを見た場所。
 「私たちがこれからどういう事をしていかなければいけないのかという、すごい重みを感じました」「あの時はもう私たちには無理だって思った」という言葉からも感じられるμ’sの後継として課された使命の大きさとプレッシャー。ありしゃはそれを「絶望」と表現していましたね。
 アニメでも現実でも大きな存在。その背中を追いかける道のりとして、始まりである2015年6月の結成に遡る。…ということで、超貴重な初顔合わせの映像が初公開に!!
 初顔合わせの時の映像は本当に貴重なものでしたね。これまでトークやインタビューの記事などで度々語られてはきましたが、まさかそれを実際の映像で見られるとは!
 あんちゃん、りきゃこ、すわわ、あいにゃ、あいきゃんは今とあまり変わらない感じ。ありしゃはゴーバスターズ時代な面影。しゅかしゅーは髪型が変わったし、きんちゃん、あいあいは綺麗になりましたよね。「ただのオタクです」というきんちゃんの自己紹介もなんかグッとくるものが。

 そしてメルパルクでの初お披露目イベント。
 「こんなに沢山の人に迎えてもらえると思ってなかった」と涙声で語るあんちゃん。今となっては貴重なあんちゃんの涙。今はもう、誰よりも嬉しそうにしているのが当たり前の最高のリーダーですからね。

 そんな初イベントのステージを終えての「ある決意」も明らかに。
 「相手のために、みんなのために、頑張るグループにしよう」
 これは本当にファンも誰も今まで知らなかった秘蔵映像(インタビューなどで具体的に語られたことも無かったと思います)。メルパルクのステージを終えたメンバーの間でそんな誓いが交わされていたとはもう涙ナミダですよ。そして当時から変わらないあんちゃんの頼れるリーダーとしての風格というか存在感というか、スゴイ言葉を当たり前のようにサラッと言ってのけるあたりが彼女の魅力だなと改めて感じました。

 そしてここでアニメ1期のエピソードを紹介する構成の妙たるや…。
 「μ’sの何が凄かったのか」「たぶん、比べたらだめなんだよ」「μ’sの凄い所って、きっと何も無いところを、何もない場所を、思いっきり走ったことだと思う。みんなの夢を叶えるために」
 アニメ本編での千歌たちの決意とも重なるし、こうしてキャストとアニメのキャラクターとが相互に影響し合っていくのもまたラブライブ!というコンテンツの魅力です。
 特にラブライブ!サンシャイン!! は、そういう点での現実と虚構のシンクロと相互作用が強い気がします。それはやはり、ラブライブ!サンシャイン!! が「私たち」の物語だからだと思うんですよね。
 そういうところもきちんと紹介されていて素晴らしいなぁと。

 そしてライブを重ねついに、μ’sと同じ東京ドームへ。
 映し出される超満員の観客席。外野席の、ステージの裏側の席まで解放しての超満員って、メジャーアーティストの東京ドームライブでもなかなか無いと思うんですよ。wowowで東京ドームライブの映像とかたまに見てもお目にかかったことがないくらい。

 シンクロする魅力、動きだけで無く心もシンクロしている。オーケストラ演奏や船というスペシャルな演出も用意されている、というのを説明しておいてからの、いよいよ本番当日、あのオーケストラ演奏が響く、そしてあえてのシンクロを超えたチャレンジ、という見せ方も上手い。
 そして「想いよひとつになれ」にまつわるエピソードの構成は本当に素晴らしかった。
 「想いよひとつになれ」はAqoursのライブの歩みの中でも、そして今回の東京ドームライブでも特別な一曲。その舞台裏での想いや葛藤が丁寧に紹介されていて、そのうえでの本番の映像もただでさえ感動的なシーンが直前のやりとりや絶妙なナレーションと観客のリアクションでより感動的なものに…。
 アニメでしか見られないと思っていたものが現実に現れる特別感。それがラブライブ!のライブの大きな魅力でしたが、今回の東京ドーム公演でそのさらに先、シンクロを超えた再現を見せてくれた「想いよひとつになれ」は、ファンとしても最高に嬉しい瞬間でした。

 最後はさぁいよいよ!という感じでAqoursシップ出航のシーン。観客の驚く様子も巧みに交えた編集。からの、最後は「Thank you FRIENDS!」とメンバーのコメント、そして最後の挨拶で綺麗に締めくくって番組は終了。…だったのですが、そんな涙の余韻に浸る間も与えず筋肉体操を投下してくるNHK容赦ないw
 まぁ、いい感じに楽しい気持ちになれたと思いますw

 でもホント、45分があっという間で、さらに映像を追加した完全版とかをぜひとも放送してほしいくらいですよね。とりあえずは、見逃してしまった、話題を聞いて見てみたくなったという人のためにも再放送があったらいいなと。
 ■1/30追記:2月1日深夜1時35分から再放送が決定したそうです!この機会に見逃した方もぜひ!

 Aqours東京ドームへの道〜想いよひとつになれ〜(NHK)


 どうでもいい余談ですが…。よくソロアーティスト活動は契約で禁止されているに違いない(単に活動のバランスや方針、戦略、タイミングや準備期間等の問題でしょ)だのμ’sについて言及しないのは箝口令が敷かれていたからだの言う人が居ますが、いかにもな陰謀論じゃないですか。少なくとも自分は本人達がそう発言したのを聞いたことも見たことも無いのでなぜそんなことがまことしやかに語られるのか不思議ですし、ことあるごとに湧いてくる酷使論と同種ですよ。発言の曲解や解釈の飛躍、憶測や思い込み(あるいはデマ)。あったことを事実にして叩きたい、キャストが可哀想と思って悦に浸りたい、自警団ごっこをやりたいだけでしょ。そもそも、だから何?ですよ。


■追記:ホントこれ。


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