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劇場版「ラブライブ! The School Idol Movie」感想メモ [アニメ]

 劇場版「ラブライブ! The School Idol Movie」もいよいよ公開2週目に突入。
ラブライブ! The School Idol Movie
 既に2回3回と観た方もいれば、初日は都合がつかなくて今度の週末でやっと観られるという方もまだまだ多いかもしれません。
 ちょっと語弊があるかもしれませんが、劇場版「ラブライブ!」は、ファンのための映画です(もちろんそんなに詳しくなくてもじゅうぶん楽しめる映画ですよ!ただ、共に歩んできた体験そのものが物語の感動を大きく増幅してくれるのは間違いありません)。
 シンプルに、そして力強く美しく楽しい娯楽エンタテインメント作品だと思いますし、映画館ならではの音響、そして大きなスクリーンに映し出されるライブシーンは何はともあれ必見です。
 ぜひ、素直な気持ちで、そしてドキドキとワクワクを胸に、楽しみな気持ちで観に行ってください。

 TVアニメを観たことが無い方はこちらで予備知識を得ておくのも良いかも→「30分でわかる!これまでのラブライブ!TVアニメ1期Ver.」「2期Ver.」(YouTube)
 ■いい記事だったので追記:映画『ラブライブ!』に、μ’sを知らない中年男性が観に行ってみた!その感想は…(クランクイン!)



 …で、2週目に入ることですし、ここからは既に観た人や2回目3回目と観る予定の人用にネタバレ…という程でもないけれど、音楽を軸に育ってきたコンテンツだけに、「歌とテーマ」を切り口にしつつ、思ったこととか感じたことなんかを適当にメモしておこうかなと。まぁ、勝手にそう思っているだけなのであまり真に受けず(笑)、映画をより楽しく観るきっかけ程度にでもなれば幸いです。

 未見の人や少しでもネタバレ回避したい方はそっと閉じるか、[戻る]推奨。あるいは映画館へゴー!

スクールアイドルたちがパフォーマンスを競う大会「ラブライブ!」。
前回優勝者のμ’sは、3年生の卒業をもって活動をおしまいにすると決めていたが、卒業式の直後、μ’sのもとに飛び込んで来たひとつの知らせを受けて、新たなライブをすることに!
見たことのない世界とふれあい、また少しずつまた成長していく9人。
スクールアイドルとして、最後に何ができるのか——。
限られた時間のなかで、μ'sが見つけた最高に楽しいライブとは——!?


■真姫ティちゃんきゃわ。
ラブライブ! The School Idol Movie
 ……。
 …。

■ざっくりと
・劇場本予告の映像は実に見事な編集だった。本予告で使われたシーンの多くは映画のほんの導入の部分であり、良い意味で期待を裏切られる。
・歌って踊る2Dと3Dとのハイブリッドのアニメーションとしては現状トップクラスの、圧倒的なクオリティの映像を大スクリーンで堪能できる。一見の価値あり。
・ミュージカル演出や見覚えのある表現など、ファンなら思わずニヤリとさせられるエッセンスが随所に盛り込まれており、「そうそう、これこそラブライブ!だよね」という魅力がぎゅっと詰まっている。
・有終の美とはまさにこのことか、といった感じの映画。
・いろいろとスゲェことをサラッとやってのけている映画だと思う。


■タイトルの意味
 劇場版ラブライブ!のタイトルは「ラブライブ! The School Idol Movie」です。
 まぁ劇場版だから“Movie”だよね、とみんな普通に考えていたと思います(他作品を引き合いに出すのもアレですが、いわゆる「映画けいおん!」みたいな)。
 けれど違った。まんまとミスリードさせられました。勿論そういうニュアンスも無くもないでしょうけれど、このタイトルに込められた意味というのは「映画ラブライブ!」よりもむしろ、文字通りの「スクールアイドルの映画(The School Idol Move)」であり「Yes, We are School Idols」であり「ラブライブ!」の映画であり「μ’s」と「僕ら」の物語であり「スクールアイドル賛歌」というテーマです。
 そして、アイドルや夢を題材としたあらゆるコンテンツへのエールでもある。


■主題歌はどの曲だ
 劇場版の予告編が初めて公開されたときに流れた歌(Angelic Angel)を、多くの人はこの曲が主題歌なんだと思ったのではないでしょうか。しかし、実際には物語的にはある意味きっかけ的な位置づけで使われた歌でした。
 ふつう、映画の主題歌というのはエンドロールに流れる歌のことをイメージするでしょう。そういう意味では、劇場版「ラブライブ!」のエンドロールで流れた「僕たちはひとつの光」は、主題歌と呼ぶにふさわしい歌でした。ただ、それはもっと「包括的な」ニュアンスでの主題歌であって、この映画の主題としての歌とは少し違う感じです。
 逆説的な言い方をするならば、従来の映画作品的な主題歌は無く、全てが挿入歌であり全てが主題歌であるとも言える気がするのですがそれはさておき、この映画のほんとうの“主題”歌はエンディングの一つ手前、クライマックスで流れた「SUNNY DAY SONG」だと思います。
 理由はこの映画が「The School Idol Movie」だから。そして何といっても、この曲のフレーズは映画全体を貫くメインモチーフでもあります。映画冒頭のシーンでまず最初に流れた劇伴のコーラスは、まさにこの曲のメロディでした。冒頭のシーンの印象と共に耳に残り、最後にこの曲に繋がっていくようにつくられていた。劇中でとても思わせぶりに描かれた真姫ちゃんの秘密の曲ですが、メロディとして作品全体を通して印象付ける演出がなされ、本編の主題として重要な位置を占めたのは後になって新しく「みんなで」作った曲です。
 そしてこの歌はある意味「アルティメット Happy maker!」でもあると思います。

■10人目のμ’sとの、とっておきの秘密の歌
 そこから先はロスタイムというか、ある意味「おまけ」です。…「おまけ」と言うと語弊があるように受け取られるかもしれませんが、本来の「おまけ」という言葉の持つ意味合いはもっとポジティブなものだと思うのです。「これオマケしとくね!」とか子供の頃お菓子のオマケにワクワクした感じとか、喜んでもらおうというささやかな気持ち、嬉しい気持ちが「おまけ」。
 真姫ちゃんがこっそり書いて、みんながこっそりアイディアを温めていた秘密の曲は、僕らとμ’sとの秘密のラストライブの秘密の一曲。μ’sからみんなへの“とっておきのおまけ”だからね、と。
 そして描かれるμ’sのラストライブ。お馴染みの点呼。
 ラブライブ!のアニメの中には“ファン”や“観客”がほとんど描かれません(劇場版でファンとして描かれる女の子たちのほとんどはおそらく、μ’sに憧れると同時に、スクールアイドルを志す子たち)。ラブライブ!に登場するべき「ファン」の半分はモニタの“こちら側”に居る私たちだからです。
 「僕たちはひとつの光」のライブの会場はまさに、いま“あなた”が観ているその映画館であり、観客は“私たち”なのです。無限の観客がそこに確かに“居る”。だから、最後のライブシーンの画面に観客は一切出てこないし、μ’sの9人以外は登場しない。そう感じました。
 あと、最後の最後は、ラブライブ!といえばやはり、「僕~」でしょう、と。

■ふたつのタイトルロゴ
 映画冒頭では「ラブライブ! The School Idol Movie」のタイトルロゴが出ます。まぁそうですよね。そして映画のラスト、スタッフロールに入る直前に、もう一度タイトルロゴが出ます。今度は「ラブライブ! School idol project」です(お馴染みのあの出かたで)。しかもこの映像は「僕らのLIVE 君とのLIFE」の時に使われた映像と同じ。CDにPVが付くというコンテンツの原点をもう一度見せてくれる。
 そういう点でも、「ラブライブ! The School Idol Move」は「SUNNY DAY SONG」を歌ったところまでで、そこから先は「μ’s」の「ラブライブ! School idol project」としての“とっておきのおまけ”であり、最新PVであり包括的なエンディングだった、と思います。


■学年別挿入歌
 1年生が海外。3年生が秋葉原(HOME)。2年生が学校。
 未来(未体験の地・新しい発見・変身)。現在(限られた瞬間・変わりゆく今)。過去(出発点・原点・始まり)。
 学年別に3曲あるんだなというのを予感させる良い構成。

■答えは簡単だよ
 「答えはとっても簡単だよ」という言葉を聴いて、「うん、そうそう。簡単だよ」と微笑ましく思いながら見てました。
 そう、答えはすごく簡単なんですよね。
 ラブライブ!というプロジェクトの特殊性、これまでの歩み、僕らが体験してきたこと、感じてきた魅力、テレビアニメが何をどう描いてきたか、思いを巡らせたら、答えは凄く簡単。


■いろいろメモ
・開始早々ウルッときて(笑)、「あ、これ傑作だ」と確信した。
・この曲は絶対どこかでまた流れるキーフレーズだ、と思いながら聴いてた。
・1stPVから連綿と続く「走り、空へ、飛ぶ」というモチーフ。
・着地から一気に現在へジャンプし、そしてお馴染みの台詞を口にする穂乃果。「あ、これ確実に傑作」と確信したw
・なんとしても水たまりを飛び越えたい穂乃果。やるったらやる精神w
・ムキになっても飛び越えられない。そこへふっと聞こえてくるメロディ。
・「SUNNY DAY SONG」のフレーズ!
・水たまりを音楽に乗って楽しそうな笑顔でふわりと飛び越える。
・クライマックスでは、とてつもなく大きな水たまり。だがしかし。
・その水面に映る広い空。空を飛び越える。空を飛べる。
・劇場版仕様でゴージャスになったお馴染みの曲たち。
・空港で自撮りに夢中な雪穂と亜里沙。カップルかッ!
・あっさり海外到着。海外スタッフの取材云々の様子もダンスの具体的な練習も準備もバッサリ省く。描く必要のないものはことさらに描かない。この潔さ。
・TVシリーズ同様、基本的に明確な時間は描写されない。
・映像作品ならではの作劇。映画の魅力。
・全編にわたってこれでもかとちりばめられた見覚えのあるショットの数々にニヤリ。これもまたラブライブ!という作品の楽しさ。
・エアメール。
・チーズケーキ!
アルパカ登場。
・猫耳パジャマ凛ちゃん。フードを取ったときに露わになる結った髪形。
・遠くへきちゃったね。大きく巨大になったコンテンツ。
・凛ちゃん可愛すぎかよ!1年生トリオ最高かよ!
・1年生トリオらしい関係性が現れている曲とダンスと衣装。
・雨の中に飛び出し雨の中楽しそうに歌う凛ちゃん。
・「星空にゃ!」…あ、ホントだ、雨やんじゃってるよ!
・ごはんは主食です!(ごはんはおかず全否定w)黄金米!
・μ’sらしいライブ場所探し。TVアニメの時を彷彿とさせるネタ。
・からの、この街は似ている。
・劇中で「ニューヨーク」とは一言も言って無い(…はず)。「海外」「街」とだけ。
・唯一実在の地名が出てくるのは「秋葉原」。あとは「ロシア」か。
・進行方向が逆の列車。過去と未来。
・凛ちゃんの成長っぷりが垣間見られる海外編。
・ホームアローンみたいな音楽が楽しい。
・飲み込まれるような雑踏の音。
・一人逆方向に乗った穂乃果が出会う謎の女性シンガー。未来の…的な。
・あ、これひょっとして高山みなみ?と気づいた俺のダメ絶対音感GJ。
・さすが高山みなみうめぇ…と思うと同時に、ちょっとPile様(真姫)と似てね?とも思った。というか、第一声の歌声を聴いたときは一瞬Pile様かと思った。
・穂乃果自身の未来的な、或いはそれに類する何者か、というのが自然と抱かれる印象だと思う。
・が、密かに未来の真姫的な、或いはそれに類する何者か、というセンも妄想したい。
・深読みせず単純に偶然であったおっちょこちょいな歌の上手いお姉さんでも全然アリ。
・むしろ、声が高山みなみということもあって、「魔女の宅急便」のキキとウルスラとの関係と重なって感じた。「飛べるよ」とかまさに。
・地下鉄でお姉さんの後ろに黒猫の描かれたポスターも、キキとジジ的な。
・マイクというキーアイテム。
・すごく簡単だったよ。
・「As Time Goes by」お洒落でいい歌。
・帰りの飛行機で真姫ちゃんが目を覚ましてる。
・夢なのか現実なのか。
・ラブライブ!というコンテンツ全体を包む「夢」というキーワード。
・海外篇は前振り。いつものようにワチャワチャ。帰国してからが本番。
・やるだけやってスッキリした、はずだったのに。
・海外から帰ってきたら“世界”が変わっていた。
・いちばん目につくのがFirst LoveLive!のキービジュアル…。
・思いもかけず巨大なコンテンツに、影響力のある存在になってしまった。
・海外ライブのくだりはある種の浦島太郎的な。招待されて、違うけど似てる街で、舞い踊って、帰ってきたら凄いことになっていて。困ったなぁと。
・ちっぽけだったコンテンツが、気が付けば凄いことになっていた。
・現実での感覚とのリンク。
・ライブのMCで語っていたうっちーの言葉も脳裏によぎる。
・3年生トリオ挿入歌。2期5話を思い出す。かしこ……くなさそうw
・真姫ちゃんのピアノを楽しそうに聴くりんぱな。3人の音楽室。
・みんな心の奥底ではすでに答えは見つかっている。
・外からの要望。葛藤。
・「みんなもその方が嬉しいのかな?」。こちらを見つめる穂乃果の瞳のアップ。これは観客への問いかけでもある。
・鏡に映った亜里沙の姿。鏡映し。
・誰よりもμ’sが好きな亜里沙。だからこその言葉。「楽しくいてほしい」。
・それでも続ける道を選んだA-RISE。彼女たちだからこそ選んだ道。
・「私達はただ純粋に今この時一番お客さんを喜ばせる存在でありたい」という信念を貫くA-RISE。
・それでも「さみしい」。だから「続けたい」、そして「お客さんを楽しませ、もっともっと大きな世界に羽ばたいていきたい」。
・楽しさを届けたい。さみしい。同じ願い、同じ想い、異なる道。
・私たちはどうありたかったのか、どうしてきたのか。
・μ’sもまた、その想いを貫き通す。
・答えは見つかった?
・飛べるよ、いつだって飛べる!
・ラストジャンプの「着地は描かれない」!
・女性シンガーとの再会からジャンプまでの一連のシーンは穂乃果の夢という解釈も。
・穂乃果がアイディアを披露する場面の劇伴は「前回のラブライブ!」「これまでのラブライブ!」のさらに豪華版。さしずめ「これからのラブライブ!」といったところか。
・会いに行こう!絶賛開催中のファンミツアーを連想させる。
 会いに行くアイドルといえばAKB0048!
・2年生トリオ挿入歌。「ススメ→トゥモロウ」を、1期1話を思い出す。「原点」「未来」。
・そうしたい。それが「楽しい」から。
・μ’sを支えているのははやり西木野家の財力だった(笑)
・いろんな場所で、いろんなスクールアイドルたちが夢を描いている。花を咲かせようとしている。ひろがっていく世界。未来。そこに逢いに行くμ’s。
・中には堂々と勝負を挑んでくる子たちもいる。受けて立つよ!
・ポロロンで落とすツバサさんパネェ…。
・にこちゃん嫉妬してるの!?ねぇ嫉妬してるの!?w
・曲作り、歌詞選び、衣装づくり。まさに「ミはμ’sicのミ」。
・みんなで作ってきたラブライブ!というコンテンツの姿が凝縮されたクライマックス。
・めんどくさい相棒を持つ苦労w
・誰よりもμ’sになりたかった亜里沙。だからこその…。
・やりきったと思っていたけど。
・ライブ当日朝の9人の合流はスクールアイドルはじめた順。誰よりも早く待っていたにこ。
・穂乃果の元に舞い落ちる花弁はススメ→トゥモロウの時の花と同じ?
・この場面の「飛べるよ」の一連の言葉は穂乃果の声。
・伝えよう!スクールアイドルの素晴らしさを!
・太陽を掴む。朝日を掴んでいた2期ED。
・「SUNNY DAY SONG」“ ハレ”の日の歌。
・目出度い日の歌。祝福の歌。
・スクールアイドル賛歌でありμ’sへの賛歌(祝福)でもある。気がする。
・海外で会った人たちも来ている。
・大人も子供も国籍も越えて。We are School Idol !!
・にこちゃんもことりと一緒に衣装作りに参加している。
・真姫ちゃんのピアノ伴奏でたくさんの人たちが歌ってる音楽室。
・ママたちを探せ!w
・2Dと3Dのハイブリッドを突き詰めてきたラブライブ!だからこそのライブ映像。
・間違いなく現状最高峰のライブアニメーション映像。
・最高に楽しくて最高にハッピーな曲。ニコニコしながらウルウルしてた。
・「跳べるよ」からの「高く跳び上がれ」。
・僕らは今の中で「輝きを待ってた」子たちが、「輝きになろう」と歌う!
・受け継がれていく想い。
・始まりの物語。叶え、みんなの夢!
・μ’sを単に閉じる物語ではなく、μ’sが新たな始まりを生み出していく物語。
・人気の絶頂期にこういう物語を堂々と清々しくやってのける。
・有終の美とはまさに。
・始まりの始まり。
・普通に翌月の様子…かと思いきや。
・新入生のリボンの色に注目。水色ということは、緑色のリボンは何年生かな?
・花がモチーフの「僕たちはひとつの光」。
・花が咲く、花開く。(追記:ステージは蓮の花or睡蓮らしい。ほほう…)
・円形のステージ。
・新たなを蒔くラストステージ。
・LoveLive!の“あのロゴ”とかズルい!;;

・全編通してずーっとニコニコしながら観てた。
・真姫ちゃんのミュージックプレイヤーに「no title」って出たときは一人心の中で「おおッ!」てなってたw(アホw)

・ラッキィ楠田は希の英語堪能アッピィル…だったのか?w
公開前日の新聞広告のメッセージはまさにこの映画にふさわしい内容だった。
・最初に公開された特報や第一弾予告編は実に巧い具合に編集されていたんだなぁ。
・映画ならでは、フィクションならでは、ラブライブ!ならではのハッタリや外連味。
・ライブ映像はラブライブ!の原点にして醍醐味。


・1期あっての2期あっての、これまでの歩みがあっての劇場版。

・やるったらやる!やりたいこと。好きだから、楽しいから。
・やり遂げたらすごい景色があって、まだ見たこともない景色も待っている。
・まっすぐな道。

・「学校のためにアイドルをはじめてみんなと出会って、絶対に手が届かない思っていたものに手が届いた。それは偶然そうなったんじゃない。思い切り夢中になれたから。…そして、最高に楽しかったから」
・学校の廃校を阻止するために立ち上がった9人の少女たちの物語。
・スクールアイドルの存在を知ったからこそ始まり、集まった9人。

・劇中で出てくる「ラブライブ!」というワードには多重的な意味合いがある。ひとつは劇中の世界で開催される大会の名称。もうひとつは言わずもがな、現実の世界で展開しているプロジェクトの名称のことを指している。

・ラブライブ!は拡張現実。現実の体験がラブライブ!であり、ラブライブ!の体験が現実の中に現れる。そもそもプロジェクトが始まったその時から、半分現実の世界を内包したコンテンツだった。
・次元の壁を超えるコンテンツ。
・現実で置かれている状況を描いた物語としての側面もまた「ラブライブ!」であり「μ’s」の物語。なぜならば、リアルの世界で活躍するキャスト陣もまた「μ’s」だから。
・キャストをはじめとして、スタッフや関係者、僕らが感じ、体験してきたこと、歩んできた道のり。想い、願い。今まさに直面し、感じていること。それもまたラブライブ!というアニメの「原作」。

・現実とのリンク。現実との対峙。そして超越。

・ラブライブ!ドーム大会実現のため外からの要請で…というのは違う。
・私たちがやりたい世界を私たちが描くんだ!
・ドーム大会を実現させるのは、誰でもない、そこに集う輝きの力。
・これからもラブライブ!はきっと拡がっていく。
・μ’sの物語をこの上なく見事に着地させつつ、鮮やかに描き出す未来。
・前に進み、走り続け、広がり続け、もっと高く、もっと遠くへ飛ぼうとする。
・“閉じる”のではなく“解放”を志向するコンテンツ。


・無名のスクールアイドルから学校の廃校を阻止し、ラブライブ!優勝を果たしたμ’sが、全国のスクールアイドルの憧れであり刺激となったように―

・この映画は、5年を駆け抜け、瞬く間に頂点まで上り詰めたコンテンツからの(だからこその)、愛してくれた全てのファンへの、後に続く者たちへの、憧れる者たちへの、そして他のアイドルを題材としたコンテンツ全てへの賛歌でありエールでもある。さあ行こう!さあ来い!叶え!…と。(大げさなw)
・SUNNYDAY POWER!

・劇場版の新曲では「SUNNY DAY SONG」が一番好きかな。ひたすらに前向きで夢と希望があふれてくる感じがホント素敵。


 ダラダラと書いといて言うのもナンですが(笑)、感想なんて「あー楽しかった!」でじゅうぶん。映画は娯楽なんだから、細かいこととか気にせず、難しく考えずに楽しめばいいんですw
 考察や深読みなんて「へー」という程度に楽しめばいいんです。楽しみを広げるようで逆に狭める危険性もありますからね。


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コメント 3

kato19

すごく素敵な考察だと思いました。特に『観客は“私たち”』っていう指摘。ハッとさせられました。
私の感想ブログに引用させて頂きました。(追記文末で申し訳ないのですが)失礼ありましたらご指摘下さい。
http://kato19.blogspot.jp/2015/06/lovelive-movie-2.html
by kato19 (2015-07-02 00:58) 

やまかずP

ありがとうございます!引用のご報告まで頂き恐縮です。
全く問題ありませんし、むしろ自分の文章力や語彙の乏しさがちょっぴり恥ずかしいくらいです(笑)
by やまかずP (2015-07-02 21:00) 

サンフランシスコ人

9/12 サンフランシスコで上映します。

http://www.newpeopleworld.com/schedule/2015/9/12/love-live-the-school-idol-movie
by サンフランシスコ人 (2015-08-22 06:21) 

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