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「ラブライブ!」2nd season 見所チェック [アニメ]

 1期一挙放送に続いてTVアニメ「ラブライブ!」2nd seasonの全話一挙放送もあるということで、2期はこういうお話でここに注目しながら見たらより楽しめるかも的なポイントを簡単にまとめてみました。


 ■8/19:アンケート結果追記

積み重ね
・1話で提示した目標到達のために必要なこと、足りないこと、解決しなければいけない残された課題。何をしないといけないのか。これらをひとつずつ順を追って積み重ねていくのが2期シリーズの特徴かなと。
・いうまでもなく2期は1期の続きであり1期13話のその先の物語であり、1期での積み残し、描ききれなかったこと、残された伏線などの回収も描かれていく。
・『ラブライブ!』という大会の物語でもなければある意味“アイドル”の物語ですらない。シリーズを一貫して描かれたのは、μ’sという高校生9人組の、やりたい!やろう!叶えよう!の物語です。それがスクールアイドルの活動として描かれた。そして「私たち」にとってのμ’sを描いていく物語でもある。

1期との対比
・2期シリーズは1期との重ね合わせや対比、リフレインがよく見られます。
・1期が箱根駅伝の「往路」なら、2期は「復路」、というのは我ながら上手いたとえかなと思っているのですが、いかがでしょう(笑)
・2期は「みんなで叶える物語」でもあり、ラブライブ!というプロジェクトそのものを、いわゆる“元ネタ”というレベルを超えてかなり深く物語に内包しているため、受け手の当事者感や、視聴者が体験を共有していることをある程度前提としている部分はあるかもしれませんね。

取捨選択
・必要なことは描く。必要ないことは描かない。枝葉末節、余計なことや無駄な説明は大胆に省く。かといって捲し立てるような詰め込みにはなっていない。だからこその心地よいテンポの良さと芯の通ったストーリー、そして「濃さ」。それが1期から一貫しているラブライブ!の特徴です。


1話:
・夢じゃない…だと!?という強烈なインパクト。そしてこれが布石となって活きてくるのが4話アバンタイトル。
・この頃はまだ生徒会としては頼りない。
・到達目標の明示。
・ラブライブ!の主題歌はまさに“主題”歌です。「それは僕たちの奇跡」はまさに、ラブライブ!2期を歌っている。

2話:
・作詞、作曲、衣装というベースとなる部分のプレッシャーと不安の克服。
・1期から変わったことと変わらないことの提示。
・2期シリーズでは星空が印象的なシチュエーションとして度々登場します。
・穂乃果が終始寝ているのは、μ’sが決して穂乃果のワンマンチームではないことの現れです。かといって役に立たないわけでもなく、ここぞという場面での推進力はやはり穂乃果の役目です。それぞれにそれぞれの役目があって、互いに補い支え合うのがμ’s、ということを描いた回でもあります。
・ラストシーン、山荘に残してきた寄せ書きは11話ラストに繋がる構図。

3話:
・ライバルとの対峙。畏れと不安感の克服。
・A-RISEとμ’sのグラフの描かれ方の違い。
・μ’sが音ノ木坂の外へ飛び出し、いよいよ本格的に外からの注目を集めていく。

4話:
・にこの問題の解決。
・知られざる一面やプライベートというのも2期でフィーチャーされている部分。
・にこが守ってきたアイドル研究部という場所のこれからのためのエピソードとも。

5話:
・凛ちゃんまじえんじぇー。
・次代を担う1年生組の友情と成長の回。
・この辺りから徐々にμ’sの今後も見据え始めています。
・凛ちゃんが自分自身の魅力に気付いてUR覚醒する回であり、“やりたいこと”を叶える回でもある。
・このイベント出演を契機により外からの注目を集めていくことに。

6話:
・私たちらしさとは。私とは。入れ替わりネタと後半の衣装づくりシーンとはテーマ的につながっています。個性的なみんながいる。そして、…だから、私には私の役目がある。私たちには私たちの魅力があり、私たちは私たちの“やりたいこと”がある。
・ひとり路側帯の外側から見守っていたり、扉の外からそっと覗ったりといった希の立ち位置にも注目。
・ベルサールの一角で路上ライブ的に歌っていた1期。中央通りの(アキバの)ど真ん中でパフォーマンスを繰り広げる2期6話。
・1期10話のアキバライブの後のことりエアメールという展開と対を成すかのような、アキバライブ後の穂乃果謎の書類。

7話:
・μ’sの校内での人気の成熟。
・昔の衣装が着られないと別の理由でマズい。なぜならば…。
・屋上にμ’sのサインを貰いに来た3人の生徒たち。よーく覚えておきましょう。
・生徒会としての穂乃果達の成長。信頼関係の構築。

8話:
・別の視点から描かれる、もうひとつの結成秘話。
・1期10話と繋がりの深い回。
・私(希)の望み。私(絵里)の望み(希)。
・私の望みを、みんなでつくる歌。

9話:
・ここにきてようやくのことほのうみの回。最後の仕上げ。
・ことり、海未に残された最後のステップアップ。
・穂乃果の苦悩や不安からの解放。
・これまでの積み重ねと成長の成果が現れ、築き上げてきた関係性がカタチとなり、μ’sがひとつの完成に到達する回。

10話:
・外側から見てのひとつの完成をみた今だからこそ改めて考える、みんなから見たμ’sの(ラブライブ!というプロジェクトの)魅力とは何か。

11話:
・そして最後はμ’sの内面的完成を目指す総仕上げの回。
・最高のステージという夢を叶えるために残された最後にして最大の問いに対して、私たちが決めたこと。
・「私たちが決めたこと」というサブタイトルの元ネタは、プロジェクトが始動した電撃G's magazine 2010年8月号で、はじまりを宣言したプロローグが記載されていたページのキャプション。
・いっぱい泣いた後、夕暮れ空に輝く一番星。星が輝き出す
・通常エンディングはこの回が最後(そして全員合唱の特別バージョン)。なぜならば…。屋上での練習は次回で最後だから。

12話:
・必要なことは全て積み重ね、描いてきた。だからこそ12話は、一片の迷いも弱さも不安もない、約束された最高のステージの回。安心と確信を持って見られる。そして、だからこその…。
・夜の屋上、「私、スクールアイドルやって、よかったーっ!」という穂乃果の叫びは、同じように夜の街に叫んだ1期3話「(やって良かったって)思いたいのーっ!」に対する応えになっているかのようです。
・やはり本戦会場はあの場所だった。ついに繋がったという感動。もしかしてという期待。でも衣装は違う…。
・本戦会場のスクリーンに映し出されている「LoveLive!」のロゴは、1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」でのロゴ映像です。ラストライブのステージに映し出される、ファーストライブのロゴ。
アンコールの声と共に光が射してくるという演出がホント素敵。

13話:
想いは歌に込めてきた。それがμ’s、それが音ノ木坂、それがラブライブ!…だから、みんなで一緒に「愛してるばんざーい!」を歌う。これぞまさに送る詞(ことば)、紛れもなく音ノ木坂流の送辞です。
・私→私たち→あなた→みんな
・2期13話はシリーズの包括であり、1期1話に繋がる(最初と最後が繋がる)回であり、1期13話の対であり拡張版。
・つまり、1期13話のより進歩したものが2期13話であり、1期13話の講堂でのメッセージの真の姿を描く回。だからあの終わり方は必然であり、おそらく映画云々関係なく最初から構想されていたもののはずです。
・「(最高の結果を残したい、最後までやり遂げたい)その夢が今日、叶いました!だから、あなたも私たちと一緒に駆け出しましょう!新しい夢に向かって!みんなで叶える夢に向かって!」といったところかな。


ラブライブ!感想記事一覧(blog内検索結果)

「ラブライブ!」2nd season 13話&シリーズ振り返り



■8/19追記:
 2期シリーズ初の一挙放送、しかも平日夜から深夜にかけてという放送にもかかわらず、来場者は38万を超え、コメントはなんと本編終了時点で140万越え(番組終了時で150万)という驚異的な数字!!そして、とても良かった96.5%という高支持率! 決して数字が全てではありませんが、こうしてたくさんの人が楽しんでくれているのは嬉しいことですね。
ラブライブ!2期一挙放送(初回)
 (途中、回線不調で接続し直したので立ち見席に…)
 あと、今回の一挙放送、20時という一挙放送としてはやや遅いスタートだったのですが、ちょうど第10話アバンタイトルの劇中で午前0時になる場面と現実で0時になるタイミングがぴったりシンクロしてて、もしかするとこの仕掛けを狙って開始時刻や休憩時間を調整していたのかもしれませんね。いやぁ、なかなか面白いことをやってくれる!
 自分も毎年「THE有頂天ホテル」で同じ事をやってるので思わずニヤリ。

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