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←平成 [日記]

 いよいよ平成が終わります。
 30年前、元号が昭和から平成に変わったときのことはあまり覚えてはいないのですが、昨年末の紅白のオープニングを見たときにも思いましたが、この30年あまりでいろんなものが大きく変わったなぁと。
 とりわけテクノロジーの進化は凄まじく、コンピュータなどはこの30年で劇的に変化しましたし、ネットの急激な普及と発展もこの20年ほどの話です。

 ゲーム関連だと、スーパーファミコンの発売が平成2年。そして当時次世代ゲーム機と呼ばれ家庭用ゲーム機に3DCGの時代をもたらしたPlayStationやセガサターンが相次いで発売されたのが平成6年(1994年)の暮れ。そこからの進化は凄まじく、今や実写と見まごう映像がリアルタイムで動く時代です。
 東京ゲームショウが始まったのは平成8年(1996年)のことでした(ちなみに自分は1999年から20周年の2016年まで毎回足を運びました)。
 平成20年の前後あたりは携帯ゲーム機も熱かったのですが、ここ数年でスマートフォンが携帯ゲーム機をあっという間に過去のものにしてしまいました。プラットフォームやビジネスモデルの変化と共に、ゲームの姿も刻々と変わっています。

 アニメ業界でもコンピュータの導入が本格的に進み始め、平成10年代には仕上げ作業は従来のセルに絵の具からPCでのデジタルペイントへ、撮影もフィルムによる光学撮影からパソコン上でのコンポジットになりました。また、テレビ放送のデジタル化に伴いTVアニメにもHD化の波が訪れます(移行期は今ほどPC性能も無かったので現場の投資負担や試行錯誤も大変だったでしょう…)。個人的な話をすると、平成中盤のおよそ10年間をアニメ業界で過ごしました。
 アニメのブームとビジネスモデルも平成の時代と共に大きく変化してきました。平成の初めの頃はOVAも盛んでしたが、今ではほとんどありません。平成10年代からは深夜アニメのビジネスモデルが確立され始め今に至ります。
 平成20年代あたりからはニコニコ動画のアニメチャンネルを皮切りにアニメのネット配信も当たり前になり、以前のように放送しているテレビ局が無くて見られないといった地域格差はほとんど無くなったのではないでしょうか。

 テレビはブラウン管から液晶に(液晶テレビや液晶モニタの出始めの頃は今ほどの画質を出せる性能がなかったため、当時はブラウン管信仰も根強かった。とはいえ、遅延に関しては今でもブラウン管にはかなわない部分ではあります)。録画機器はビデオテープからHDDになりました。鮮明な映像とオンエアと遜色の無い画質で録画でき頭出し等も容易なHDDレコーダーは革新的でしたが、一方でダビングやコピーの制限といった不便さも…。
 音楽は今やパソコンやスマホ、そしてストリーミングで聴く時代です。昔はラジカセやステレオコンポで音楽を聴いていたものですが、今はそういったオーディオ機器など持っていないという人も多いのでは?
 ラジオは平成後半に入った辺りからポッドキャストやWebラジオサイトによるインターネットでの番組配信が登場し始め、アニメ・声優系のラジオ番組の多くはWeb配信が主体に。従来のAM/FMラジオ放送もradikoなどでサイマル配信される時代になり、あの手この手でラジオ大阪や文化放送をノイズ混じりで頑張って聴いていたあの頃も遠い昔です。
 写真はフィルムからデジタルカメラに。自分なんかはこの変化のおかげで写真をよく撮るようにりました。自分は今でも写真を撮るときはデジタル一眼やコンパクトデジカメなのですが、多くの人にとっては携帯電話やスマートフォンのカメラ機能が写真を身近なものにしたのではないでしょうか。

 そんなこんなで、振り返ってみるといろんなことや変化があった平成。どこか名残惜しさもありますが、これまでを振り返り、新しい時代に気持ちを切り替えていく良い機会にもなったのではないでしょうか。

平成31年4月30日(火)


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