ガンダムビルドファイターズが熱い！

　なにこの激熱バトル…。

　面白さ天井知らず。いったいドコまで面白くなっていくんですかこのアニメは！
　よくあるお涙頂戴じゃなくて、“熱さ”で泣ける。

　決勝トーナメント進出を賭けた大一番での直接対決の相手がフェリーニというなんとも熱い構成。レイジの才能を見込み、ガンプラバトルの魅力とイロハを叩き込んだフェリーニとの、まさに師弟対決です。燃えないワケがない！


　キララ（ミホシ）とフェリーニの関係も15話のみどころ。この二人は開会前の祝賀会のときに会ってるんですよね。で、その時はナンパで酒癖の悪いところを見ている。キララはキララで、ガンプラバトル自体にはそんなに思い入れもないし、勝つためなら、勝てるのなら、あくまでアイドルとしての人気取りの手段として、みたいなところがある。そのうえで、15話の真剣に戦うフェリーニの姿、本気のバトルを目の当たりにする。
　すでに決勝トーナメント進出が確定しているから無理はしない…なんてことはしないフェリーニ。常に勝利をつかみ取るために戦う。勝つために全力を出す。その姿に心打たれていくキララの姿もいいですね（これは惚れたなｗ）。

　ディスチャージシステム対策で無用なビーム攻撃を避けシールドを破壊。地形を利用した攻防。実戦経験の差に知識とアイディアで対抗するセイ。一進一退の攻防の中で徐々に武装や手数を失っていき最後の拳と拳の殴り合いへと繋げていく構成も見事ですし、ちゃんとこれまでに描いてきたことや積み重ねてきたモノが活きているからこその熱いバトルと感動。持てる力の全てをぶつけ合う闘い。何より音楽とのシンクロ度合いがヤバイ！これは燃える！


　RGシステムが機体に負担をかけること、とっておきの機能だから小出しにしか使ってこなかったこと、Aパートで入念にメンテナンスしていたことも描かれている。それほど丹念に仕上げてた機体。それがたとえ壊れようと全力を出し切る。だからこそ伝わってくる覚悟。そしてこの熱いバトルが、様々な人の心に少しずつ変化をもたらしていく。


　全身全霊を込めた拳と拳のぶつかり合いの末、試合は相打ちの引き分け。
　拍手と歓声に包まれる会場。清々しい表情のレイジたち。

　新しいエンディングへの入り方も結構好きなんですよね。熱い戦いの記録、思い出の一つ一つが煌めく星の輝きになって…みたいな。曲の方も歌詞が作品にマッチしていてイイ。

　そして、エンディング後のCパート。昨日の敵は今日の友。同じガンプラを愛する者同士、夢中になってガンプラを作るふたり。「そんなに楽しいのかよ？」とのレイジの問いかけに、「もちろん！」と屈託のない笑顔でこたえる。これはガンプラ作りたくなるでしょｗ　いやぁ、販促アニメとしても実に見事です！（笑）

HG 1/144 ウイングガンダムフェニーチェ (ガンダムビルドファイターズ)

• 出版社/メーカー: バンダイ
• メディア: おもちゃ＆ホビー

HGBF 1/144 スタービルドストライクガンダム プラフスキーウイング (ガンダムビルドファイターズ)

• 出版社/メーカー: バンダイ
• メディア: おもちゃ＆ホビー

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