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PlayStation4本体デザイン公開 [ゲーム]

 本日、E3のプレスカンファレンスでPlayStation®4の本体デザインや価格等が発表されました。PlayStation®2以降の伝統的なシルエットでありながら、シンプルでスタイリッシュな形状に平行四辺形な斜めにカットされたデザインがユニーク。四角と斜めな意匠はディザームービーから予想できたんですが、なるほどこうきたかと。あと、最後の青いラインもデザイン上のヒントだったんですね。

 「プレイステーション4 本体デザイン発表」(プレスリリース)

 メディアによってはX68000風というコメントもあるけれど、どちらかというと往年のタワー型VAIOのVAIO type RR masterあたりを連想させるデザインだと思います。

 それにしても、相変わらず巧いデザインです。
 中央で分かれたようなデザインや斜めにカットされた形状、質感の違い等によって、より薄く小さく見えるようになっていますし(というか、外見寸法約275×53×305で第2世代PS3に近く、幅と高さは第3世代PS3よりも若干小さい!)、デザインと使い勝手の良さも両立している。背面も端子部分の斜めのデザインによってケーブルのコネクタ部分が見えにくい構造になっていて、L字コネクタのケーブルなどを使えば配線をうまく隠すこともできそうです。

 デザインの公開に続いてソフトラインナップの紹介がされたのですが、発表されたタイトルの中でちょっと興味をそそられたのが「The Order: 1886」というタイトル。ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台にSF的な兵器で戦うという世界観が面白そうな感じです(日本のRPG等にありがちなSF未来世界で剣と魔法のファンタジーとは逆のアプローチですね)。

 で、インディーズゲームの紹介でインディーズをサポートします&開発のしやすさアピール等に続いてスクウェア・エニックスの野村氏のビデオメッセージが流れて公開されたのが「FFヴェルサスXIII」。
 FF13の外伝的位置づけとして2006年に発表されて以来なかなか具体的な姿が見えてこなかった本作ですが、なんと、「ヴェルサス」は「FINAL FANTASY XV」にリネーム。ナンバリング最新作としてPS4で発売ということに。


 ヴェルサスのロゴが「いや、世界は常に変化する。…15番目だ」という台詞で砕け散ってXVになる演出は不覚にもちょっと格好いいなと思ってしまったw
 (6/12:動画を公式のものに差し替えました)

 相変わらずのイケメン路線、未来SFファンタジー路線なのが痛々しいところではありますが、FF13のバトルをさらに発展させたようなバトルシーンはなかなかの迫力(インタラクティブムービー的なコンセプトのひとつの到達点といった感じ)
 まぁ、個人的にはFF13の世界観やイメージはもうどうしようも無いし、(FF13アギトもFF零式に改めましたし)ヘンに縛られるくらいなら見切りというか区切りを付けて「15」というのは正解だとは思います。既にずいぶん長いこと開発してきているのでさすがに中途半端なものにはならないだろうと期待したい。
 何より、「PCゲームと変わらないゲーム」ではない、こういうゲームのハイエンドな進化形が遊べるというのは据え置きコンシューマゲーム機の数少ない存在意義でもありますから、そういう点でも面白いゲームに仕上げて欲しいところです。
 …あとは、ぶっちゃけ中二病イケメン共はどうでもいいので、せめてヒロインやオッサン達がまともで魅力的だといいなぁ…。



 その後もいくつかのソフトラインナップの紹介が行われたのですが、先日の発表会の時と比べると面白そうだなと思える印象でしたね。FF15やKH3の発表などもあり、日本のユーザーも期待感を持てる様なものだったと思います。

 ラインナップ紹介も一段落したところで、再びPS4のサービスに関するプレゼンに。
 PS4は特別なディスク認証等の制限は設けないので貸し借りも中古もOK。オンライン認証なども不要ということが明かされました。まぁ何のことはない「これまで通り」ということなのですが、DRMなどプロテクトでガチガチに固めるというのはもはや時代の流れに逆行することなので、この対応は至極真っ当でもあります。それに、将来的にはダウンロードモデルを軸にしていきたいという思惑もあるでしょうし、今更ディスクメディアの扱いで無駄に揉めるようなことをしても仕方ないということでしょう。

 「PS4ソフトのシェアの仕方」

 こういうユーモア大好きです(笑)

 そしてカンファレンスも終盤。再びSCE社長が登壇しクラウドサービスなどを軽く説明した後、まだかまだかと待ち焦がれたところで発表された注目の価格は、なんと$399
 日本での価格については後日とのことですが、じゅうぶんにインパクトのある価格。

 ハードウェアの性能も横並び、PCも含めたマルチプラットフォーム展開が当たり前というご時世。従来のような差別化が難しい今、どれだけ“モノ”として魅力的であり、より魅力的なゲームプラットフォームであるかを提示できるかという点において、今日のSCEのカンファレンス(及びハードデザイン公開を今日まで伏せて、ティザームービーでチラ見せして期待感を煽った戦略)はひとまず成功といって良いのではないでしょうか。
 とにもかくにも、個人的に本体デザインは申し分ないので、あとは今後の日本向け情報に注目したいところ。

 PlayStation®4|プレイステーション®オフィシャルサイト(SCEJ)

タグ:PS4
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