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Film Collections Box FINAL FANTASY XV [ゲーム]

Film Collections Box FINAL FANTASY XV
 いよいよ「FINAL FANTASY XV」の発売も迫ってきたということで、若干今更ながらPSストアのデジタルレンタル版で「KINGSGLAIVE」を見たら意外と良くできていて面白かったので、折角ならばとBOX版を購入してみました。

Film Collections Box FINAL FANTASY XV
 模様がエンボス加工されていたり箔押しだったりと、なかなか凝ったつくりの収納BOXになっています。
Film Collections Box FINAL FANTASY XV
 中身は「KINGSGLAVE」と「BROTHERHOOD」の本編ディスク、そしてアートブック。これに加えてゲーム本編のパッケージも収納できる分のスペースがあるのですが、自分はPS4のタイトルは基本ダウンロード版で買うことにしているので空きスペースのままですね。ちなみにゲームの発売日と同時にゲーム本編同梱版が発売になるそうです。

Film Collections Box FINAL FANTASY XV
 パッケージの中には特典衣装のプロダクトコードと、発売日延期に関するお詫び。オーディオコメンタリー中で発売日に関する発言があるそうで、その件も含めての訂正とお詫び、だそうです。

Film Collections Box FINAL FANTASY XV
 アートブックはキャラクターのキービジュアルと設定資料が映画とアニメ合わせて全体の半分くらいの分量。背景やコンセプトアートの類は全体の4分の1あるかないか。逆にけっこうなページ数が割かれているのがスタッフコメントで、アートブックなのに文字のページがやたら多いという。個人的にメイキングや舞台裏にたいして興味が無いというのもあるのですが、ちょっとページを割きすぎというか、そんなの別にいらないから(アートブックなんだから)キャラクターモデルの詳細とかコンセプトアートとかをもっと載せてくれよ、という感じ。
Film Collections Box FINAL FANTASY XV
 肖像画風のアートはなかなかイイ感じ。こういうのがどーんと載ってればだいぶ違ったでしょうけれど、ほんの数ページだけ。アートブックは、まぁ悪くはないものの思ったほどでは無かったですね。


 本編の感想もすこし。

 フルCG映画の「KINGSGLAVE」、ファイナルファンタジーのフルCG映画といえば2001年に公開されたアレを連想しますし、FF15はゲームの方がチャラい雰囲気を醸し出しているのでどんなもんだろうかと思っていたのですが、思ったよりよくできていたし見られるモノでした。
 CGもよくできていて美しく見応えはあります。ただ、ハリウッドの超大作映画のような実写と見まごうというというのとはちょっと違うというか、微妙にゲームのムービーっぽさがあるというか、そんな感じ。
 内容の方も雰囲気作りがうまくできていたのか、近代的な文化や都市風景と剣と魔法なテイストの違和感もそれほどは気にならなかったし、主人公もしっかりしているのでそれなりに鑑賞に堪えうるドラマだったと思います。
 特に、ルナフレーナはキャスティングも含めて顔立ちなどもゲーム版よりもこっちの方が個人的には好みかもしれない。聡明で品のある感じが良く出ていて、作品のテイストともマッチしていた。意外とアクティブで行動力があったのもポイント高しですね。
 そんな映画版のルナフレーナを見てからゲームのPVなどを見ると、なんだか妙に幼く感じるというか、声の演技もちょっと媚びた雰囲気で“いかにも”な感じなんですよね(まぁゲーム版の方は主人公たちも含めて全体的にチャラいというか、オタクコンテンツ的、アニメ的な感じで、いわゆる“ノムリッシュ”感が濃いのだけれど…)。
 そういう点でも、映画版はゲームの印象とは違って大人のドラマ寄りな雰囲気で割と鑑賞に堪えうる仕上がりになっていると思います。いっそ映画版のキャラクター、キャスティングで、アナザーストーリー的なゲームをプレイしてみたいとも思ったり。

 アニメ版の方は…レンタルで十分だったかな…というのが正直なところ。
 なんというか、世界観のちぐはぐさというか、滅茶苦茶さが際立っていて映像的に見ていてツッコミどころだらけでしんどかった。
 いやだって、風景がどう見ても日本。東京かどっかの住宅地とかマンションなんですよ。で、どこぞの公立学校に通ってるんですよ。普通に男子高校生やってるんですよ。映画版で見た風景とかゲーム画面とのギャップもだし、あまりに違和感ありまくりな映像にこれはなにかのギャグかと思いましたねw
 ビジュアル的にも微妙で、よくマンガ原作の実写化にありがちな微妙さの逆パターン、実写のアニメ化みたいな微妙さがあります。アニメのクオリティとして際立って高いというわけでもないので余計に安っぽく見えてしまう。
 音だけ聞いてゲーム主人公たちのバックストーリーを知る分には楽しめるので、これ、アニメスタッフには申し訳ないけれど、ドラマCDで十分だったんじゃないのかなぁというのが率直な感想です。とにかく画の違和感が気になって仕方なかったw

 とまぁそんなこんなで、とりあえずCG映画版に関しては見てみるだけの価値はあると思うので、(いわゆる前日譚にあたるという点でも)ゲームの発売を前にストーリーの補完として興味のある方はぜひ。

 KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(公式サイト)


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