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BSプレミアム アニサマ2014ダイジェスト [音楽]

 今年のNHK BSプレミアムでのアニサマダイジェスト放送は、3日間の公演をそれぞれ前編後編の2回(各1時間番組)に分けての、計6回(6週にわたって)の放送。
 それなりに楽しめたのですが、ちょっと味を占めて色気を出しちゃったか…という感じでしたね。去年と比べて引っ張りすぎてダレた感じもありましたし、一回一回の放送が中途半端で中身が薄かった(薄く感じられた)印象は否めません。

 アニサマ自体も、企業の思惑や関係が透けて見えるとか小手先とかマンネリとかそういうのもあるけれどむしろ、(回を重ねるごとに)アニソンの力とか絆とか世界をつなぐとか言ってるのとは裏腹に―これは“アニソン”というジャンルそのものにも言える気がするんですが―かえってすごく小さいところに閉じていってる感じがするんですよね。
 それに正直なところそういうのは某24時間テレビとかだけでおなか一杯だし(それこそチャリティーライブか何かでやればいい)、主催も出演者も参加者もなんかそういう“一体感”や“理念”、“感動”“アニソンを愛する俺たち最高”みたいなものでヘンな使命感みたいなものに急き立てられてたりとらわれちゃってきてる感じがしてちょっぴり危うい気もする。
 なんというか、そんな大げさなものでも御大層なものでもなく、せっかくのこういうイベントなんだからこそ、もっとシンプルにいろんなアニメの歌と音楽を楽しめるお祭り騒ぎでいいのになぁ…と。それなりに楽しく見つつも、そんなことを思ったりもしたダイジェスト放送でした。

 メインアリーナライブ+コミュニティーアリーナイベント+けやき広場ライブで同時多発的にいろんなところでいろんなライブをやって、来場者は自由に見て回る…みたいな、そんなアニメ・ゲーム・声優の音楽フェスティバルがあったら面白そうだな、なんてことをぼんやり考えたり。

 アニサマにしてもそうだし、リスアニ!Liveとかもそうだけど、こういうのは得てして回を重ねる毎に協賛企業や主催企業が色気を出しはじめるけど、利権や思惑なんかが露骨になってきて透けて見え出すとなんかつまらないんだよね。もちろん宣伝や売り込みも結構だしその絶好の機会としての機能もあるわけだけど、欲張らず、気づかれないように、そう思われないように上手にやれるかどうかがキモだと思う(そこをカモフラージュする意味でも理念的なものに傾倒するのだろうけど)。あるいは逆にプロモイベントと開き直った方が姑息さが無くて清々しくて良いかもね。


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