「Liella! First LoveLive! Tour ～Starlines～」Blu-ray発売！

　昨年10月から今年の1月にかけて開催された「Liella! First LoveLive! Tour ～Starlines～」のBlu-rayが発売になりました！
　今回のジャケット、良いですよね。ツアーを巡ってきた10都市を示すような星の連なり、手を繋ぎ踊る5人の姿。まさに今回のツアーを象徴するような一枚です。


　夜空をイメージしてなのか、全体的に黒を基調としたデザインになっています。裏面やフォトブックの表紙は星図や天球儀をモチーフにしたデザインでしょうか。


　中身はこんな感じ。Blu-rayのケース2つとフォトブック。



　ディスクの収納はデジパックではなく通常のトールケース仕様になっていて、ライブ本編を収録した2枚組と、映像特典の1枚で分かれています。BOXは従来のラブライブ！シリーズのBlu-ray BOXのがっちりした感じと比べると普通の箱。ゲームセンターCXのDVD-BOXとかと同じ構成ですね。


　フォトブックにはライブの写真がたっぷりと収録されています。

　今回1公演がディスク1枚になっている点は大いに評価したいところです。

　これまでのラブライブ！シリーズのライブBlu-rayは（時間的にも余裕でBlu-ray1枚に入るはずなのに）なぜか頑なに1公演が複数枚に分かれていて（例えばアンコール以降2枚目とか幕間映像だけ2枚目に分離されているとか）、それがずっと不満だったんですよね。DVDの仕様に合わせていたのか知りませんが、余所のメーカーは当たり前のようにBlu-rayはディスク1枚（本編3時間に映像特典1時間とかもある）ですし、1公演を（ノーカットで幕間映像等もちゃんと順番通りに）ディスク1枚に収めて欲しいというのはずっと思っていて、事あるごとにアンケートにも書いて要望してきたので、ようやく念願が叶いました…。
　ディスクの入れ替え無しで1公演を最初から最後まで見られるというのはやはり快適です。
　あと、ちゃんと合間の映像も含めて基本ノーカットなのも嬉しい。ただ、"完全"ノーカット…ではなさそうですね。MCの一部がほんの少しだと思いますが部分的に（群馬公演の焼き饅頭のトークはもう少し喋っていた気がするし、宮城公演でのさゆりんの「伊達さゆりだと立てて無い」とか、髪を直すところとかが）カットされているような気がします。


　メニューは全体に一覧表示される形式（本編再生中のポップアップメニューも同様）。シンプルでスッキリしていますし、ページ送りの必要もなく選べるので後半のチャプターにも飛びやすくて良いと思います。


　さて、肝心のライブ本編ですが、じゅうぶん満足のいく出来映え。
　映像も綺麗でしたし、音の臨場感も悪くない。カメラワークも良かったと思います。ライブ映像としての満足度はけっこう高いですね。

　改めて見返してみてもツアー初日からFirstライブとは思えない完成度の高さに驚かされますが、ツアー初日の群馬公演とツアーファイナルの宮城公演との違いも感じられますね。例えば歌い方などは、群馬公演は若干の堅さというか緊張が感じられつつも丁寧に歌っている感じ（音程を外したりとかが少ない）で、宮城公演はちょっと外すところもあるけれどより感情が乗っている感じがします。


　そして映像特典のメイキングが素晴らしい。10都市20公演のFirstライブという挑戦の軌跡を描いたちょっとしたドキュメンタリー映画ですよ。ツアー終盤に公開された「ツアーファイナルティザー映像」の１時間バージョンだと思ってもらえると良いです。特典映像と言わず時間を倍にして２時間のドキュメンタリー映画として単品で売って貰っても買います！と言いたくなる出来映え。

　公演前のリハーサルの記録や、合間にインタビューの映像などを織り交ぜながら、ツアーを駆け抜けていく5人の苦悩と成長、ライブに込めた想いの数々を垣間見ることができて、本当に良いライブツアーだったな、Liella!のFirstがこのライブツアーで良かったなと改めて感じましたね。
　そして、だからこそ、自分はライブや作品を観るその時は舞台裏の出来事とかは知ったこっちゃないというスタンスで観ます。白鳥の水面下のバタ足じゃないですけど、今この瞬間のステージが、目の前にあるものが全てであると。それがステージに立ち成果を披露する人へのリスペクトでもあると思うので。

　…とまあ、概ね満足の今回のライブBlu-rayですが、内容に関して贅沢を言えば、リエラのうたパートはせめてAnniversaryだけでも特典映像として収録して欲しかったところですね。日替わり曲や差分の一部を限定版の映像特典にというのは割と見かけることなので、今回のライブBDでもそういうサービスが欲しかったなとも思います。

　ともあれ、基本的にはとても良いライブBlu-rayに仕上がっていると思います。
　記念すべきFirstライブツアーの記録を、ぜひお手元に！


　■追記：宮城公演単巻と東京追加公演単巻も購入しました。

　東京追加公演単巻はMemorial BOXには収録されていない公演ですし、Sunny Passionが初めてゲスト出演した公演でもあるので、これはBOXと一緒に買うという人は割と多いのではないでしょうか。
　映像特典の東京追加公演メイキングもツアー中の様子とはまた少し違っていて、なんというか一皮むけた姿といった感じです。

　一方の宮城公演単巻は、本編映像はMemorial BOXと同じものですし、本来ならばBOXを買っておけば事足りるのですが…映像特典のメイキングに一部BOX版未収録の映像（例えばリーちゃんのバースデーサプライズの映像など）が含まれているんですよね…。
　普通は通常版は本編だけで映像特典は限定版のみだったりするので、映像特典が付いていること自体はむしろサービスが良いとは思うんですけど、特典映像だけ微妙に変えてくると言うのは見方によってはちょっとセコい売り方に見えてしまうなぁとも思わなくも無いところです（苦笑）。

　ちなみに、単巻の方の中身はこんな感じ。二つ折りのインデックスカードと、ランダムでポストカードが封入されています。

　宮城公演はStarlight Prologue衣装の写真。

　東京追加公演はWish Song衣装の写真でした。

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