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TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」第5話感想 [アニメ]

#05「パッションアイランド」
#05「パッションアイランド」
 第5話、良い水着回で温泉回でした!そして単なるサービス回では終わらないのがラブライブ!。登場人物達の様々な一面が見られたり、今後の展開にも繋がってきそうな事柄があったり、そして何といっても次回への期待が否応なく高まるエピソードでした。

 前回の!がいきなり怖いシーンから。そして「幼い頃からスターに憧れていた私、グッソクムシー」って容赦ない編集です(笑)
 それはそうと、ダンスの練習に励む千砂都ちゃんのもとに、ダンス大会出場の誘いが舞い込んできます。普通だったらこういう話が1年生に回ってくることは少ないでしょうけれど、結女の場合は新設1年目ですから学校代表=学年代表なんですね。ひとまず少し考えさせてくださいと保留にする千砂都ちゃん。
 季節は夏と言うことで、物語の中との時期がタイミング良く一致しているのも楽しい。

■夏の日差し・サニー
 で、真夏の炎天下となると、当然練習場所の屋上は地獄の暑さ…。
 「水分をこまめにとって、屋外での練習は控えましょう」
 そりゃそうです。
 こんな天気じゃ練習は無理と言うすみれちゃん。対して可可ちゃんは「何を言っているのデスか!もうすぐラブライブ!のエントリーも始まるのですよ!」と熱意だけは人一倍&すみれちゃんには余計に張り合ってしまう。そしてきましたラブライブ!エントリー。毎度言っていますが、ラブライブ!はラブライブ!という大会のお話ではありません、しかし、だからこそラブライブ!に出場してきました。さて、今回はどうなるでしょうか。
 そんなラブライブ!の大会を、所詮はアマチュア「こっちはショ~ゥビジネスの世界で生きてきたんだから」と言うすみれちゃんに対し、「グッソクムシがデスか~?」と煽る可可ちゃん。
 かのんちゃん4話では「(グソクムシのうたのこと)誰にも言わないから!」って言ってたのにあっさりバラしてしまっていたようです。ひどい(笑) やっぱり記憶を消しておくべきだったかもしれませんw

 そんなこんなでひと悶着ありつつ屋上での練習は断念。部室もいつの間にかポスターも貼ってあったり、徐々に物が増えつつありますね。さりげなくアルパカの置物があったのも見逃せません。
 どこか涼しい練習場所はないものかと相談する中で、音楽科のレッスン室という案も。でも使わせて貰えないだろうし、千砂都ちゃんのコネみたいな感じで使うのもいろいろと軋轢を生みそうです。
 「でもそういう学校でしょ。音楽科は特別、みたいな」というすみれちゃんの言葉からも、普通科と音楽科にはやはりどことなく“壁”が存在している感じなんですね。そして音楽科でもある千砂都ちゃんにとってはどこかばつの悪い話題でもあります。

 ひとまずかのんちゃんの家の喫茶店に場所を移して涼しいひととき。
 すみれちゃんの神社はどうか、なんて話をしていたら、そこへまさかのサニーパッション来店。
 驚きのあまり慌てふためく可可ちゃん。アイヤー!
 まずは落ち着けw

 で、そんなサニパのふたりがわざわざ訪ねてきた要件はというと。
 「毎年夏休みに私たちの故郷の島でライブを開催していて」
 「今年のゲストに、ぜひかのんさんたちをお招きしたい」
 ということで、まさかの地元ライブへの出演オファー。
 かのんちゃんも「私たち、今歌える場所があったらどんどん歌いたいと思ってるところなので」と快諾。
 そしてこの後日課の練習があるということで、せっかくならと一緒に練習することに。またとないチャンスに可可ちゃんも食い気味ですw
 サニパのふたりにとってもかのんちゃん達の練習には興味があるようで、「始めたばかりなのにあんなパフォーマンスできるなんてすごい」「どんな練習してるんだろうって摩央と話してたんだ」となかなかの評価です。
 かのんちゃんが千砂都ちゃんの考えた練習メニューであることや、千砂都ちゃんはスクールアイドルではなく手伝いでやってくれていることなど、千砂都ちゃんはスクールアイドルではなくてつだいを説明すると、「そうなんだ…それで…」「なるほどね」と何やら意味深な言葉…。

■情熱・パッション
 そんなふたりの言葉がきになった千砂都ちゃんは、練習を終えた後、「私もちょっと用事あるから」とサニパのふたりを追って尋ねます。
 かのんちゃん達はラブライブ!に勝てるか?と。
 そしてそのこたえは…
 「歌も良いし、チームとしてまとまってもいる。でも、勝つのは難しいかもね。どこか自分たちで動いてる感じがしないんだ。特にダンスはね」「なぜ、あんなに上手なのに力強さを感じないんだろう」それを確かめたかった、と。
 歌も良いしパフォーマンスも良い。だけどそれ以上のものが足りない。
 そして…「きみがコーチをしていると知って、理由がわかったよ」
 ダンスに関しては千砂都ちゃんを信頼して、頼っている。けれどそれ故に「いつまでも自分たちで動いていく力強さは生まれない」「キミがもしメンバーだったら、グループとしては脅威だったけどね」。千砂都ちゃんにとってはなかなかに重みのある言葉です。
 自分が今のまま関わり続けていては、かのんちゃん達の可能性を狭めてしまうかもしれない。けれどもし「メンバーだったら」一緒にもっと上を目指せるかもしれない。かといって、千砂都ちゃんには3話でも語っていたようにダンスで結果を出すという目標もあるし、真剣なかのんちゃんに生半可な気持ちではやれないという想いもある。
 あちらを立てればこちらが立たず、みたいな状況ですね…。
 自分はどうすべきなのか、どうしたいのか。

 結局、かのんちゃん達との同行は断り、夏休みの間はダンスの大会に向けて集中して挑むこにした千砂都ちゃん。かのんちゃんに伝えた大会に出ると言う話は本当でしょうけれど、それ以上に何か大きな決意を秘めてのこと、そんな感じがしますね。
 というわけで、千砂都ちゃんからは新しい振り付けと練習メニューを受け取り、かのんちゃん達はいざ神津島へ。

 可可ちゃんは速攻で船酔いでダウン。本当に何かある度に倒れてますよね可可ちゃん。そしてなんだかんだで面倒見は良いすみれちゃん。
 で、翌朝。ひとり展望デッキで謎のポーズを決めているかのんちゃん。すみれちゃんが反対側から来ていたら危ないところでした(何が?w)
 訊けば新曲の歌詞が思いつかないので、「いつもはこうしていると閃く」ことをやっていたようです。今回はみんなと千砂都ちゃんのことを書きたいのだとか。
 それにしても、本番直前でまだ歌詞ができてないとかいくらなんでもギリギリすぎるというツッコミは野暮というものでしょうw

■星空・アイランド
 神津島に着いたかのんちゃんたち。
 出迎えに来たサニパのふたりに「ささやかな物ですが」とお土産を渡す可可ちゃん。こういうところ意外としっかりしてますね。
 で、まずはここに来たら羽を伸ばして楽しんでもらいたい、というサニパのふたりの言葉でバカンスを満喫。
 入り江の遊歩道での飛び込みでは「私…だがいどごろぎらい~」と怖がるかのんちゃん。かのんちゃん意外と苦手なモノ多いw
 「飛び込みと言うより落下ね」。落下と言えばバンジージャンプ。あっ…。
 あと、展望台で帽子が飛ばされて地味に落ち込んでるすみれちゃんも可愛い。けっこうお気に入りの帽子だったのでしょうか。でも戻ってきて良かったね。帽子もすみれちゃんの頭がお気に入りだったのかな?w
#05「パッションアイランド」
 そしてまさかの露天風呂!
 ●REC
 いやぁ今回はサービス満点ですね!
 そして露天風呂から望む美しい星空。やはりラブライブ!スーパースター!! Liella!と星は切っても切り離せない、という感じがします。「天体観測にも向いている」というこの島が物語の舞台の一つに選ばれたのにも意味があるのでしょう。
 そして「空が輝いてマス」という可可ちゃんの言葉がなんとも詩的。
 そんなこんなで島でのひとときを満喫。明日からはライブに向けてのトレーニングだそうです。

 で、宿では二つしかないベットの取り合い。左に壁がないと寝られないという可可ちゃんは得意の指相撲で勝負を挑みますが、すみれちゃんのずる賢さの前に敗北。可可ちゃん意外と得意なことはいろいろありそうですが、本領を発揮することなくことごとく敗れる未来が見えます(笑)
 そしてそんなふたりを余所にちゃっかり一人で先に寝てるかのんちゃん…。

■想いよ
 夜中、寝付けずに目を覚ました可可ちゃん。かのんちゃんがどこかへ行っているのに気付いて後を追うと、またしても浜辺で謎のポーズのかのんちゃん。
 そろりそろりと近づく可可ちゃんの動きも可愛かったですし、すみれちゃんのときと同じようなやりとりを可可ちゃんもしているというのが、犬猿の仲でありながらどこか似たもの同士な感じもして面白い。
 やっぱり歌詞が思い浮かばないというかのんちゃんは、「ちーちゃんって何なんだろう」と問いかけます。
 天使です(違)
 「一緒にやってるわけでもないし、コーチでもないし」
 船の時にも今度の歌詞に取り入れたいと言っていましたね。
 そんなかのんちゃんに、可可ちゃんは改めて千砂都ちゃんをグループに誘おうと提案します。千砂都ちゃんがグループに居てくれればもっともっと良くなる。サニパのふたりとはまた少し違う視点かもしれませんが、そのことには薄々気付いているんですね。
 それでも千砂都ちゃんをグループに誘うことには乗り気ではない理由。
 「ちーちゃんね、まだちっちゃかった頃、私の前でハッキリ言ったんだ」
 幼い日、千砂都ちゃんが告げた想い。
 「私、かのんちゃんのできないことをできるようになる!かのんちゃんの歌みたいに、大好きで夢中になれるもの!私も持てるように、がんばる!」
 そしてそれがダンスだった。それを邪魔したくないのでしょう。

 「そんなちーちゃんが居たから、歌、頑張ってこれたと思うんだ」
 それをうまく歌にしたい。
 作詞で悩んでいるその理由がまた素敵です。
 美しい満天の星空が印象的。

#05「パッションアイランド」

 一方、東京で(…いや、かのんちゃん達が居るのも東京ですねw)練習に励む千砂都ちゃんの鞄からちらっと出ているのは…退学届!?
 まさかの展開です。大会の成績次第で何かの区切りを付ける、決断をする、といった感じになってくるのでしょうか。気になります。
 そして今回は特に、エンディングがまるで千砂都の内心を歌っているかのようでもありましたね。

 それでも進みたいんだ。だって後悔したくないよ。
 心押さえつけるの無理さ。みんな自由になろう。

 まさに今、千砂都ちゃんはそんな気持ちで、大きな決意を胸に秘めて、ダンスの大会に挑もうとしているのかもしれません。


■トピック
 サニーパッションのふたりとの交流を描きつつ、サニパのふたりの雰囲気や、実力派のふたりの言葉からかのんちゃん達のポテンシャルの高さも窺い知れたり、神津島でのトロピカルな雰囲気でのバカンス気分の楽しさもありつつ、一方で揺れ動く千砂都ちゃんの心境も巧みに描いたりと、今後に繋がってきそうな要素やまたひとつ物語が大きく動き出す予感を感じさせるお話でした。

 サニパのふたりから見てもかのんちゃん達にはポテンシャルがあり、場合によっては脅威にもなり得る。けれど今の状況ではより高みを目指すだけの力強さが無い。
 かのんちゃんの歌のように、千砂都ちゃんが自分だけの得意なこと、好きなこととして突き詰めたダンス。それが今、ある意味でかのんちゃん達の可能性を狭めてしまっているかもしれない。けれど、「もしメンバーだったら」逆に可能性を広げられるかもしれない。

 「私を叶える」というのがラブライブ!スーパースター!! の大きなテーマの一つですが、そういう視点で見ると、幼い日の千砂都ちゃんの言葉と今の状況、かのんちゃん達の活動との関わり方、サニパのふたりからの指摘、かのんちゃんの想い、そういったものが繋がって見えてきそうな気もしますね。
 千砂都ちゃんはなぜダンスをやってきたのか。なぜダンスを上手くなりたいのか。叶えたい私の姿は何なのか。

 そんな気になる次回は「想いよひとつになれ」な展開になりそうな予感もします。
 最後のシーンであえて音楽プレイヤーを再生するところを見せているところからすると、もしかしたら千砂都ちゃんがダンスの大会で使う曲と、かのんちゃん達が島のライブで披露する曲が同じ、みたいな構成もあり得るかもしれません。 
 そんなこんなで次回もとても楽しみなのですが…ここでまた1週お預けです!
 でもまぁ、このじらされる感じもそれはそれでw


 ■いつもの第5話見所チェックも合わせてどうぞ。

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