Pile ソロ1st「Jewel Vox」ワンマンツアー福岡・その6 [日記]
最後に今回のライブのまとめというか、そんな感じのことを少し。
今回のライブ会場となった福岡ビートステーション、Webサイトにある会場見取り図を見ても判る通り、ガード下の土地を利用した細長い建物という構造上舞台袖のスペースがほとんど無くて、楽屋も舞台裏ではなくて会場後方の二階にあるんですよね。で、楽屋とステージを行き来するための2階通路が客席からも見えるつくりになっているので(その情報は事前に知っていたのですが、自分は後方のドリンクバーカウンターの所から見ていたので死角になって見えなかった)、時折わーっとペンライトを振って盛り上がる様子が後ろから見ていてなんか面白かったw
また、ほどよい狭さと距離感でありながら高い天井による解放感もあり、ドリンクバーカウンターという意外な穴場スポットもあったりと、なかなかいいライブハウスだったと思います。
そうそう、ガード下ということもあって時折かすかに電車の通る音が聞こえたりもしたのですが、うるさいとか感じることは全くなくて、むしろなんというかすごく不思議な感じがして、微かに現実とつながっている感じというか、疑似ストリートライブ感というか、あれはあれで味があって良かったですね。このライブハウスならではの面白さかも。
■歌手×声優×アイドル
今回の福岡ライブならではといえば、ご当地アイドルLinQから姫崎愛未さんがオープニングアクトとしてゲスト参加されたことですね。
Pile様はあくまで歌手(ボーカリスト)としての軸があって、そこに声優としてのキャラクター性もあり、今回はそこにLinQの姫崎さんが加わることでアイドルとのコラボでの魅力も楽しむことができました。
こういう音楽を通じた意外で幅広い繋がりだったりそれぞれのカルチャーやファン層が混ざり合える感じだったりというのは、Pile様の大きな魅力であり強みかもしれません。
ちなみに、オープニングで流れたアニメーションムービーはニコニコ動画で公開されていました。いい感じの自主制作感です。
作曲はボカロPのtilt-sixさんだそうです(docomoの初音ミクPVの曲の人ですね)。
…というか、このタイミングで楽曲の購入手段が無いというのもけっこうな機会損失という気が…。
■Pile様の音楽とライブの魅力が詰まっていた
今回のライブハウスでのライブを体験して、音楽の方向性や立ち位置的にも、やっぱりPile様は「歌手」「ボーカリスト」「シンガー」「ミュージシャン」という呼び方がしっくりくるなあというのを改めて実感しましたし、一方でそんなロックバンドやJ-POP歌手のライブのノリの中にいわゆるアニソン・声優ライブ的なエッセンスがちょっぴり混じった独特な感じもまた興味深かった。
ペンライトを掲げるのはアイドル・声優ライブ的だけど、声優ライブにありがちなコールやPPPHよりも、むしろシンプルに歌に聴き惚れたり曲にノってクラップやシンガロングで盛り上がるのがメインという部分ではロックバンドやJ-POPミュージシャンのライブ的っていう不思議な感じが、Pile様のライブのならではの面白さですね。
しかも、今回の福岡公演はそれに加えて(LinQの姫崎さんが来るということで推しの方々も駆け付けたようで)いわゆるドルヲタのノリも加わって、ジャンルの枠を飛び越えていろんなカルチャーが混ざり合っていたのがすごく不思議で面白かったし、こういうところもまたPile様ならではの魅力かもしれません。(もちろんそういったノリを持ち込む場面はきちんとわきまえてらしていて、姫崎さんと関係ないところではMIXを入れたりはしていませんでしたし、ちゃんと聴いてました。終演後は姫崎さんに興味を持った人たちと紹介し合う光景も)
小規模ライブならではの微妙な手作り感もまた「らしさ」であり「味」があって良かったし、映像を使った演出があったり、サプライズの発表もあったりでなかなかどうしてステージ構成も見事なもの。何よりステージの照明演出が想像以上に凄くて曲にシンクロした凝ったものになっていて、目と耳と体で体感する素晴らしいライブでした。
大きなステージに立つ姿もいつか見たいけれど、始まりの小さな一歩ならではのこの感じもまたいいモノです。
そうそう、1部2部共に最前列のそれぞれ上手と下手側に女性限定スペースが設けられていたのですが、単にスペースがあるだけでなく、Pile様もあえてその近くで歌ったりといったサービスもされていて、少しでもより楽しんでもらえるライブがやりたいというPile様の心意気が伝わってくる感じでした。2部ではブレスレットを女子に譲ったりとか、こういうところも含めてPile様のライブならではの良さとして根付いていくといいですね。
あと、自分はツアー福岡のみの参加だったのですが、東京・神戸・福岡それぞれの公演でサプライズがあったり、衣装やセットリストにも何かしらの変化があったりで、ほんとうにどの公演にもそれぞれのお楽しみ要素があって本当に充実したライブツアーだったようです。
最後のMCでも語られていた楽しいイベントを作っていきたいというPile様の想いに、私たちもしっかりと応えていきましょう!
次の冬に開催されるという2ndライブツアーも今からとても楽しみです!
またいつか博多にも来てね!
LEDペンライト全盛の中で、今回あえてケミカル式のペンライトを使いました。仄かに光を放っていて、まるでライブの余熱のようです。
Your is All…(mora)
Jewel Vox (初回限定盤A)(CD+Blu-ray)(Amazon)
今回のセットリストを表にまとめておきました。
たぶんこれで合ってたはず…。
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