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映画「おおかみこどもの雨と雪」を観てきた [アニメ]

「おおかみこどもの雨と雪」パンフ
 「時をかける少女」「サマーウォーズ」に続く細田守監督の映画、「おおかみこどもの雨と雪」を観てきました。
 なんというか、命の輝きと、優しさとぬくもりと愛情に満ちた作品だと感じました。泣ける…というのとはちょっと違う感じです。

 娯楽映画というより、まさに子育て日記。何か強烈なメッセージ性を秘めているでも無く、ハリウッド映画的なエンタメテンプレートに則るでも無く、過剰な映像演出や音響に頼るでも無い。田舎暮らしを描いてはいるのだけれど、ジブリアニメ的に美しく描かれた自然賛美というわけでも、エコロジー万歳という訳でも無い。それでいて、退屈せず時間を忘れて映画の世界に引き込まれる。

 狼男というただ一点のファンタジー要素を除いて、他はただただ、身近でリアリティーがあり、それでいてフィクションでありアニメーションであることの魅力と可能性に満ちあふれています。なかなか素敵な映画なので、ぜひ映画館に足を運んでみてください。

 ネタバレにならない程度に。
  • 予告編は(意図的なのか)映画のイメージを正しく伝えていない気もする。
  • あの場面は家族連れで観てると気まずそう…。
  • 父親が死んでしまうシーンはある意味現実的対処であるが故にすごくショッキングだった。
  • 都会生活の負の側面がリアル。夜の公園とかホント怖いよね…。
  • 物事も見方や視点を変えると違って見える。小さな親切大きなお世話というか…、児童相談所員は良かれと思っているし、花も何も悪くないのだが…。
  • ある意味、評価経済社会的な何か。
  • 時間(年)経過の描写と姉弟の対比の描き方がすごい。
  • 風の感じが凄くリアル。終盤の暴風のシーンはすごいリアリティ。
  • 度々描かれる花を飾る描写が印象的。
  • ひとつひとつのシーン・カットがどれも名場面。
  • 雪ちゃんは将来美人さんになるね。


 あと余談だけど、日テレが“ジブリの予備”、”宮崎駿の後釜”に仕立てたがっているのが透けて見えてどうにも微妙な気分。当の監督自身はそんなつもりは毛頭無いみたいですが。




 あ、そうそう。明日8月1日は「サマーウォーズ」の日!可能であれば、ぜひ8月1日に「サマーウォーズ」を視聴されることをオススメします。


タグ:アニメ感想
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