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Pileファーストアルバム「Jewel Vox」発売! [音楽]

 昨年12月3日にソロメジャーデビューを果たしたPile様の1stアルバムが早くも発売になりました!
Jewel Vox
 1stシングルから僅か3か月でのアルバムリリースですが、1stシングルと並行するようなかたちで制作は進行していたようです。それにしてもジャケット素晴らしい…。
 どうでもいい余談ですけど、12月3日は初代PlayStation®の、3月4日はPlayStation®2の発売日だったんですよね。奇しくも同じ発売日。語呂も良いしなんだか縁起も良い気がする(笑)

 Jewel Voxというタイトルのコンセプト通り、宝石をイメージさせるデザイン。
Jewel Vox
 ブックレットも綺麗。
Jewel Vox
 クールでシャープな感じだった1stシングルとはまた違って、ピンクと白を基調としたふわっとした感じになっています。明るい晴れた昼下がりに聴くのが似合いそうな感じ。
 限定盤には声優パラダイス共同編集によるミニフォトブックとBlu-ray/DVDが付いていて、ミニフォトブックには先日発売された声優パラダイス号外未掲載の写真が載っています。
 Blu-ray/DVDには楽曲紹介インタビュー映像(声優パラダイス号外の完全版)や台湾でのライブ映像、オフショットなど盛りだくさん。PV含めて収録時間50分の大ボリューム。
 ちなみに「伝説のFLARE」アルバムバージョンのPVはシングル版のPV映像をベースに未公開カットを加えて再編集を施したものになっていて、大枠の構成としては白Pileと黒Pileの順番が入れ替わった感じ。

 収録楽曲は、アルバム新曲の「Furuwasete」「Not Alone」「Black Butterfly」「夢見花」。カバー曲(というか仮歌で歌っていた曲)として「宝石とマーメイド」「⇒ NEXT WORLD ⇒」「HANABI!!」の3曲。既存曲がシンデレラブレイド2のアルバムから「Dream of Princess」と1stシングルの2曲の、全10曲+インスト1曲。

 1曲目「~Jewelry Door~」のキラキラとした幻想的なインストによる導入からそのまま2曲目の「Furuwasete」でクールなダンスナンバーに突入という構成が素晴らしくてインパクトもあり、グッと心を掴まれます。
 いかにも声優アイドル的な可愛い系でもなく、いかにもなアニソン系でもなく、こういう曲をはじめにどーんと持ってくるあたりもらしくていい。
 そして続けてソロメジャーデビュー曲の「伝説のFLARE」。限定盤(及びハイレゾ配信版)にはアルバムバージョンが収録されていて、シングルとはまたひと味違ったテイストが楽しめます。
 そんな怒涛のカッコいい曲が続いたところで、4曲目はアルバム新曲「Not Alone」。オシャレでしっとりとしたミディアムバラードで、どことなく「Flower」(LovelyBoxに収録)を彷彿とさせますね。なんだか懐かしい感じがして、この曲は個人的にもお気に入り。Pile様のイメージにもすごく似合ってる。

 続いて再びカッコいいゾーンへ。
 5曲目、6曲目は「シンデレラブレイド2」のアルバムから2曲をカバー。エレクトリックなサウンドが楽しい「宝石とマーメイド」、そして激しいドラムと和テイストのミックスが熱い「⇒ NEXT WORLD ⇒」。ちなみにこの2曲は仮歌BOXこと「Lovely Box」にも収録されているのですが、当然ながら今回のアルバム版は新録ということで、聞き比べてみるのも一興かと。
 7曲目、8曲目は情熱的な曲。「Black Butterfly」は今回のアルバムを代表するプロモーション的な位置付け。「Dream of Princess」はPile様のパワフルで突き抜けるような歌声が聴きどころです。去年の超会議でこの歌を聴いて驚いたという方も多いのでは?

 そしてアルバム終盤は楽しくお祭り感あふれるクライマックスへ。
 9曲目は1stシングルのカップリング曲「いつかキミに届ける世界」。この曲のような明るくキュートな歌もまたPile様の魅力的。
 10曲目の「HANABI!!」は九州発のアイドルユニットLinQの7枚目・メジャー2作目のシングル「HANABI!!」のカバー(ちなみにこの曲の仮歌もPile様が歌っていたらしい)
 祭りをテーマにした歌だけにライブで盛り上がりそうですし、いつか夏の夜の野外ライブでリアルに花火をバックに歌い踊って楽しみたいですね。
 ちなみに本家LinQの「HANABI!!」では大サビ前の間奏部分に…
 “博多 伝統 祭り うちわ振り上げて”
 “ど~んと 太鼓 響く 夏の夢見花”
 というフレーズがあるんですけど、Pile様版では省略されています。
 …ん?夢見花?続く11曲目が「夢見花」ですから、これはきっと狙ってますよね?

 アルバムラストは、アジアンテイストが美しい珠玉のバラード「夢見花」。
 作曲はPlease&Secretの「BEST FRIENDS」も手掛けられた菊地圭介さん(北京オリンピックの開会式や上海万博の曲も手掛けられた方だそうで、そういえばPile様のデビューには北京オリンピックも関連していたわけで、これもひとつの繋がりだなぁと。ちなみに、弦楽の演奏には女子十二楽坊が参加しているそうです)。ゆったりとした美しい音色に、Pile様の伸びやかで豊かな歌声が重なりほんとうに美しい。流れる音に身をゆだねるような、そんな感じの曲。

 …とまあこんな感じで、個々の楽曲の良さもさることながら全体の構成も見事ですし、ジャケットやブックレット等CDパッケージとしてのつくりも上質。
 「意外な一面を」「新しい私を」…みたいな感じではなくて、「こんな曲も歌ってみたよ、こんなのも歌ってみたかったんだ、どう?」っていう感じがするのもPile様っぽいところかも。
 J-POPやR&Bの棚に並んでいてもわりと違和感が無さそうというか(まぁ、もともとそっちのフィールドですが)、むしろそういうのを好んで聴く人たちにもオススメできると思うし、バリエーションに富んだ楽曲と歌声でPile様の魅力がぎゅっと詰まったアルバムです。ぜひ!


 限定盤AとBは収録内容は同じで、ジャケット写真とメディアがBlu-rayかDVDかの違い。通常盤はCDのみで、「伝説のFLARE」はシングルバージョンが収録されています。

 Jewel Vox ハイレゾ版(mora)
 ハイレゾ配信版の「伝説のFLARE」はアルバムバージョンになっています。

 ■3/11追記:決して数字が全てではありませんが、オリコンアルバム週間チャートで初登場19位(推定6,057枚)を記録したそうです!

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