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ミルキィホームズが凄い10の理由・その1 [アニメ]

1話アイキャッチ
だいぶ前の記事で、ミルキィホームズについては、いつかじっくり語りたいとか書いてしまったのでw

そんなわけで、ミルキィホームズの魅力にすっかりとりつかれたファンの戯れ言です。
それはもう、過剰に賞賛、無駄に大げさです(笑)。いろいろと突っ込みどころもあると思いますけど、ネタのようなモンなので、軽い気持ちで読み飛ばしてください。

基本的に、アニメに関する部分について語ってます。ミルキィホームズプロジェクト全体を見渡すと、他にもいろいろあると思います。
あと、言うまでもなく、推測の部分も多々ありますから、事実とは異なる可能性も多分にあります。

それでは、ちょっと長いですけど、まずは1から5まで。

1.オリジナル作品である

2話&3話アイキャッチ
 何よりまず、探偵オペラ ミルキィホームズ(という一連のプロジェクト)は新作のオリジナル企画(新規IP)だ、ということがあげられます。いわゆる“人気ラノベやコミックやゲームをアニメ化しました”、という作品ではないのです。
 今期の、というか、昨今のアニメ作品の多くは原作付き。そんな中で新規のオリジナル自社作品でありながら、これだけのムーブメントを、しかも、純粋に「面白い」「楽しい」というベクトルで巻き起こしたことは特筆に値するのではないでしょうか。

2.魅力あふれるキャラクター

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 個性豊かで魅力的なキャラクターたちがこの作品の大きな魅力になっていることは間違いありません。デザインの可愛らしさはもちろん、テンプレのようでいて実はそうではないユニークなキャラクター性。制作陣が相当に綿密に作り込んで、キャラクターを大事にしていることも伺えます。
 シャーロックはなによりその健気さが愛され、ネロは本音(毒ではないのがミソ)をはっきり言うことでクズカワイイという新しいジャンルを築き、エリーさんは極度に恥ずかしがり屋ゆえにいちいち挙動が色っぽくエロ担当で、コーデリアさんは残念なキャラが人気になりました。なんだかんだでとっても仲良しな4人の姿も、とても可愛らしく見ていて暖かな気持ちになれます。
 G4をはじめとした脇を固めるキャラクターの魅力も光っており、各話で登場したゲストキャラクターも良いアクセントになるとともに、物語の積み重ねのうえでミルキィホームズがみんなに愛されていることを表現するのに重要な役割を果たしました。
 また、絵柄の面でのキャラクターデザインも魅力的です。口の形の描き分け(特にコーデリアさんの口の形はユニークで可愛らしいなと思った)や、崩した表情なども個性的で他とはひと味違う印象を受け、ミルキィホームズらしさやキャラクターの個性に大きく貢献しているのではないでしょうか。
 もちろん、キャストたちの(特にミルキィホームズの4人の)才能と熱演がキャラクターをよりいっそう魅力的にしていることは言うまでもありません。

3.凄まじいテンポの良さ

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 ミルキィホームズは凄まじくテンポがいい。それでいて見やすい。
 端的に言えば、緩急の付け方が非常に巧い。台詞の分量も多めですが、単に捲し立てるだけではないので疲れない。
 テンポの良さの秘密は取捨選択の思い切りの良さでしょう。余計なことや無駄な説明は大胆に省く。これがミルキィホームズの驚異的なテンポと密度を実現するとともに、ツッコミどころとしても機能してギャグにもなっているのが凄いところです。
 6話「王女の身代わり」はその典型例で、クラリス王女が自分はシャーロックではないと証明するくだりは円周率を小数点以下まで言えることで片付けてしまいます。
 普通のアニメだったら、どうしたら判ってもらえるだろうか、なんていうシークエンスが描かれるところですが、そんなものはどうでもいい(実際、このエピソードにおいてそんなことは本当にどうでもいいことなのだから)とバッサリ省くのがミルキィ流。その一方で、絶妙な“間”も忘れません。

4.お約束と忘れた頃でも回収される伏線

6話アイキャッチ
 ニコニコ動画の配信で「はい!」「いっぱいコロッケ」などのオープニングに入る合いの手はもはやテンプレとして定着しています。ライブなどがあればたいへん盛り上がることでしょう。
 それはそうと、ミルキィホームズは繰り返しのギャグとお約束の積み重ねも秀逸でした。序盤の”投獄”ネタ、極貧生活描写、「ってなんでですかー」をはじめ、代表格の「小衣ちゃんて言うな!」は、実は4話以降は仮面という要素もプラスされています。
 他にも、名作探偵小説などのタイトルをもじった各話サブタイトルなど、キャラクターの名前をはじめとして、随所に探偵モノへのオマージュやパロディがちりばめられていました。また、元ネタや名前の由来をたどっていくと、単にもじっただけではなく、設定や性格付けにも反映されていることがわかります。
 また、シナリオ上特筆すべきなのは伏線の回収でしょう。一見ギャグのネタかと思われた小道具すらも、使い捨てにせず思わぬ伏線として活用されることは当たり前。まさか!そうきたか!という驚きと楽しさと謎の爽快感に溢れていました。だれも予想しなかった伏線でも妙に説得力がある。それは、その場のノリや思いつき、後付けや無理矢理といったものではなく、きちんとシリーズ構成やストーリー展開を練って設計されているからだと思います。たぶん、ミルキィホームズのいちばん凄いところです。

5.ギャグアニメの新しい金字塔

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 ミルキィホームズはギャグアニメの新しい金字塔を打ち立てた…と言ったらちょっと大げさかもしれませんが。ギャグにも…なんというか、こういう言い方もヘンですが、ある種の品というか、愛がある。笑い飛ばすだけの不条理なギャグや、単なるおふざけはやらない。パロディーもただでは終わらないのがミルキィホームズの凄いところです。


その2につづく

 ※この記事は2010年12月時点の状況及び1期シリーズでの見解です。
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