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スマイルプリキュア 11話感想 [アニメ]

#11「プリキュアがチイサクナ~ル!?」
 視点を変えてみることで違った側面が見えてくる、というお話。
 好奇心旺盛なやよいとみゆき。平常運転なれいか。ツッコミ要因で体育会系の筈がビビリまくって頼りないあかねとなおという構図も可笑しかったし、なおの意外な一面や怖がる様子の可愛らしさ、まさかの昆虫からバットエナジー回収(さすがにこじんまりとした描写でしたが)、小さいけど迫力のバトルなど見所満載でした。

 体が小さくなっていつもの世界がものすごく巨大に見えるという古典的な題材ですが、とにかく見せ方が巧みで面白かったですね。
 特に水たまりのシーンは、水の表面張力の描写に思わず「ほほぉ~」と唸ってしまいました。この何気ない描写で小さくなった視点の世界に一気に説得力が増したし、単に縮尺が変わって小さな水たまりも大きな湖みたいになりました…というだけではなく、小さい世界だと水もこんなふうになって面白いね、という視点が織り交ぜてあってすごいなぁと感心しきり。

 今回のエピソードは、第8話(入れ替わり回)のセルフパロディ的な内容にもなっていたわけですが、Aパート冒頭は単に8話と似せてあるだけでなく、ハエ=虫という今回のキーとなる要素を用い、かつそれを容赦なく仕留めようとする様子を描いているあたりもミソで、さりげなく対比にもなっていてなかなか奥が深い。

 後半のアカンベーとのバトルシーンも、ミサイル発射シーンは実寸視点で「ぽんぽん」というおもちゃみたいな効果音。着弾シーンは小さくなった視点から「どかーん」と派手な爆発というふうに切り替えることで、ショボい攻撃も小さくなったプリキュアの目線で見ると…という視点の違いによる変化が引き立ってより迫力があったし、バトル中も時折プリキュア達の様子を観戦するキャンディとマジョリーナの様子を客観的に描くことで、迫力のバトルなのにこじんまりとしているというコミカルさがあって面白かった(アカンベェもミニサイズで、風景以外に実寸大のものとの対比が少なかった割に、小さい姿で戦ってるという印象が強く感じられたのも、こういう何気ない演出の妙によるものでしょう)

 あと、最後、やっぱり苦手なものは苦手っていうところがイイです。
 克服する・打ち勝つ、という視点とは別に、苦手なものに対する発見と理解もまた成長であり進歩である、と。

 来週は早くもパワーアップ第一弾?オープニングにちょっとだけ登場する姿とは違ってクラウンと羽根飾りだけのようですが、段階的に変化していくのでしょうか。


 いやはやそれにしても、毎回びっくりするくらい面白い。お話自体の面白さもさることながら、前回入手したデコルを活用したり、8話の構成になぞらえたりといった伏線・構成の妙といい、演出・映像面でも見応えたっぷりで、ホントにすごい。こういうところも、スマイルプリキュアの見所のひとつだと思いますね。

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