■ステージ探し さて、いよいよ本格的に始まった今年のラブライブ!予選。去年の各校のスクールアイドルのステージをプロジェクターを使って熱くプレゼンする可可ちゃん。
「つまり、それだけステージが重要ってこと?」
今年は地区予選がリモート開催。去年よりもエントリー校が多いのでより目立つことが必要だと言います。
で、そんな可可ちゃんが自ら提案した案が
「外苑球場貸し切り計画!」…ですが、
「いくよー」とみんな華麗にスルーw
可可ちゃんのグラウンドの真ん中にステージを作り、「360度あらゆる角度からLiella!を生中継」というアイディアに「スッテキィ~」と目を輝かせるメイちゃん。
夏美ちゃんは費用対効果が釣り合わないと言います。そりゃそうだ。ですが、地元の学校だし優勝候補だからと自信満々の可可ちゃん。そして
「スクールアイドルなら試してもみずに諦めるって言うな~!」と熱く同意するメイちゃん。ふたりは意気投合し早速球場貸し切りの交渉に向かいますが…あえなく玉砕。ですよねー。
「ダメ…でした…」としょげる可可ちゃんかわいい。そして
「すっげー怒られた」と不満顔のメイちゃん子供っぽいw
劇中では使わせて貰えませんでしたが、代わりにいつかリアルでLiella!のライブを開催しましょう!
それはさておき、ではどこにするか。
ここはステージよりも効果的な方法を考えるべきと夏美ちゃん。視聴者の人気投票で決まるのだから、
「例えばLiella!に投票してくれた全員に、ここにいるメンバーの秘蔵写真を配布。そして更にマニーを追加してくれた人にはぬわんと~」ハイ!投票します!秘蔵写真プリーズ!マニー特典なんですか!気になります!
…まぁ、当然そんなアイディアは却下。
とりあえず、
「Liella!と結ヶ丘、私たちのことがちゃんと伝わるシンボルになるような場所」を見つけないといけません。
…とはいったものの、結女らしいステージとは何か。なかなか難しい。
生徒会の仕事の傍ら頭を悩ませるかのんちゃんたち。そこへ分厚い資料を抱えたナナミちゃん。なんでもオープンキャンパスの企画案だそうで、みんな力が入っている様子。ここはスクールアイドル部もやはりライブを…というところで、
「それなんだけど」とナナミちゃんから提案。
オープンキャンパスではスクールアイドル部はライブはやらないことに。
可可ちゃんは1つライブが増えても平気と言いますし、かんちゃんもそう言ったようですが、ナナミちゃんが言うには、「ライブをやるとLiella!だけに注目が集まり過ぎちゃうんじゃないか」とのこと。言われてみれば確かにそうですね。他の部で盛り上げることも大切。となると、スクールアイドル部は何をやるのか。
で、結局千砂都ちゃんのたこ焼き販売。もはや定番ですねw
ちぃちゃんのネオ・レインボーたこ焼きなる新商品を販売。…するも閑古鳥です。
それはさておき、校内を見回る生徒会組。
学校のみんながアイディアを出し合って、オープンキャンパスも大盛況の様子。
「お母さんが願ったとおりの学校になってきてるんだね」というかのんちゃんの言葉に、恋ちゃんも嬉しそうです。
とそこへ、かのんちゃんの妹のありあちゃんが。「驚かせようと思って」内緒で来ていたようです。「私が案内したのに」なんてやりとりをしていると、どこからともなく可可ちゃんが現れて
「来年ぜひスクールアイドルどうですか!」と早速勧誘。
「姉妹でスクールアイドル!熱い展開ですよ!」ですよね、前例もありますし。…でもまぁ、ありあちゃんが来年結女に入学することはあっても、メンバーとして加わるという展開は無いと思います。
それはそうと、どうやらありあちゃん、図書室(資料室?)を見たかったらしく、案内してあげると沢山の本を見て感動するありあちゃん。ありあちゃんは本が好きらしく、「休みの時はいつも本ばかり読んでる」のだとか。
「姉妹というのはいろいろなのですね」 まぁ、妹がしっかり者という点は共通している気がしますがw
本を眺めていたありあちゃん、ふと「面白いよね。ここ、もともとは音楽学校だったんでしょ?どうしてこの場所に学校を作ろうって思ったんだろう」と素朴な疑問を述べます。
結女自体は前身の神宮音楽学校の想いをつなぐという一面もありますし、敷地や校舎の再利用もあってここにあるわけですが、ではそもそもの神宮音楽学校はなぜこの場所に作られたのか。
そんなありあちゃんの疑問に、ここに学校が作られた経緯が何かステージのヒントになるかも知れないと、放課後、音楽学校時代の歴史を調べているかのんちゃん。
とそこへ、サニパからのメッセージが。
なんでも
「せっかくなら一番信頼してるスクールアイドルにまずはお披露目したい」ということで、特別に自分たちのステージを見せてくれるのだそう。
ビデオチャットの画面に映し出されたのは、
「島のみんなが私たちをイメージして用意してくれた」という海に浮かぶトロピカルで華やかなステージ。
「最後だから」と。
そう、仮に地区予選を突破できたとして、次は東京大会、決勝のステージ。ということは
「私たちがこの島でスクールアイドルとしてステージに立てるのは…」これが最後。サニパとしての一つのラストステージ。島のみんながいてくれたから、その想い、
「この学校とこの島をもっと盛り上げたい」という想いを込めたステージ。私たちはこれだけのものを込めて挑むぞと、決勝も見据えてるぞとLiella!だけに見せてくると言うのもなかなか挑発的でもあります。
そんなステージを目にして、かのんちゃんも改めて決心します。
「私たちも、見つけなきゃ」と。
■Chance Way 休日、アイディア探しに街の散策に出るかのんちゃん。公園で会ったきな子ちゃんも誘って街を見て歩きます。外からやって来た人の意見も参考になりそうですからね。お出かけルンルンなきな子ちゃんかわいい。
で、お散歩を満喫したきな子ちゃんの街の印象は、
「どこも賑やかで人が集まる街」といったもの。
「人が集まる」。何かヒントが出てきそうで出てこないかのんちゃん。
とそこへ、偶然買い物に来ていたヤエちゃんたちとばったり。
「ナイスタイミング」ということで、みんなで集まって話を聞いてみると、生徒会の仕事やステージのアイディアや設営などを代わりに引き受けるから、
「ラブライブ!が終わるまでかのんちゃん達は練習に集中」してほしいとの申し出。
サニパが島の人々に支えられているように、Liella!もまた学校のみんなに支えられている。
練習に集中している間にステージのアイディアもたくさん集まったようですが、やはり表参道という案が多いようです。前回も学校のみんながここが良いと思ってステージを用意してくれた場所です。ただ、前回と同じというのは懸念点でもありますね。歴史があり象徴的な場所ではありますが、難題です。
「表参道…道…」 ハッとなるかのんちゃん。何かを閃いた様子で走り出します。
「賑やかで、みんなが集まって、ずっと昔からここにあって、想いがつながる私たちの…!」 たどり着いたのは、この付近でもう一つの古くからある象徴的な道。外苑のイチョウ並木。
道が集まり、人が集まり、それぞれの夢や希望が集まり、繋がる場所。そんな場所だったからこの地に音楽学校が作られた。そして結女はその想いを結んでいる。
「だから私たちはここにステージを作りました」 「誰かと誰かがつながり、結ばれていく。結ヶ丘はそんな学校です」 「道と道が結ばれるこの場所で、私たちは歌います!」 「Liella!の道が、結ヶ丘の道が、あなたと…交わりますように!」 黄金色に輝くイチョウ並木をステージに、お祭りの法被をイメージしたような衣装で並ぶLiella!。和テイストなお祭りソング「Chance Day, Chance Way!」が披露されます。なかなかに意外性のある路線で来ましたが、こういうのもまたアイドルソングという感じもしますね。
綺麗に揃ったフォーメーションや、可愛く時に勇ましく舞い踊る姿が印象的。
そして歌い終わった後のやりきった表情。そしてそれを人影から見ていたウィーンちゃんの姿。彼女は何を思うのか。
「私たちは、結ヶ丘女子スクールアイドル」 「Liella!です!」 そしてこの終わり方ですよ!1期8話と対になってるうえに、あの時は「私たち、結ヶ丘女子高等学校のスクールアイドルです!」だったのが、今回改めて、「Liella!です!」になっているというのもニクい演出です。
最後は学校の掲示板に張り出される東京大会進出の知らせ!
こういう前に見た覚えのあるシーンが別のかたちで繰り返されるっていうの、良いですよね。2年目の物語ならではでもあります。
さて、次回「勝利のために」。予告映像にはいよいよあの問題を掘り下げるのか的な意味深なカットもあったりで気になります!
リエラのうたはメイちゃんで「パレードはいつも」。スティールパンの音色が印象的なトロピカルな感じの曲。作曲の小幡さん曰く「カリプソ調」だそう。やぶちゃんの高音の歌声も綺麗でしたね。
猫バス的なトロッコでパレードなメイちゃんも可愛かった。
■僕らの道がある 前回からの流れで新体制としてスタートした生徒会。からの、役員の一人となったナナミちゃが中心となって大会期間中の代理を務めることで、Liella!は練習に集中する(力を付ける)、という展開だったり、Sunny Passionの大会に挑む想いの大きさ、覚悟の重さというのもここで改めて突きつけて、同じく優勝を目指しそこに立ちはだかることになるLiella!も大会に向けて意気込みを新たにする。
活気と結束の結女。その想いを結んでいくLiella!。
そしてその姿を見るウィーンちゃんは何を思うのか。
いろいろとクライマックスに向けての下準備が整えられた第8話でもあったと思います。
「道」でライブをする、道をステージにしてライブをするというのは、ある種シリーズの伝統というか象徴的なものでもあると思うんですよね。
μ'sの「ススメ→トゥモロウ」に始まり、「Happy maker!」や「SUNNY DAY SONG」「A song for You! You? You!!」、Aqoursの「Awaken the power」「僕らの走ってきた道は・・・」も「道」という題材や場所が大きな意味を持ち、そして象徴的で集大成な歌でありステージでした。
そもそもLiella!も前回「Starlight Prologue」で表参道をステージに選んでいましたし、今回の外苑のイチョウ並木もまた、地域の歴史に根ざした道です。
だって可能性感じたんだ、そうだススメ。 後悔したくない、目の前に僕らの道がある。 まさに「道」がステージに選ばれるというのは必然でもあったのでしょう。
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第8話見所チェック