昨年は完全オンラインという形態で開催された東京ゲームショウですが、今年はオフライン(幕張メッセ)とオンライン、そしてバーチャル会場でのハイブリッド開催となりました。

 オフラインは規模を縮小しての開催で、実質的に8ホールのみでの開催。来場者も基本的にはメディア限定で、一部いわゆるインフルエンサーと呼ばれる人達が招待されたのみではありましたが、各媒体の記事や動画配信を見ていると、久々にTGSの風景が戻ってきたという感じでしたね。
 かつてのような巨大なブースが立ち並び、大勢の来場者が詰めかける様子とは程遠いとはいえ、個人的には、これはこれでコンパクトで良いんじゃないの?と思ったりも。
 正直、昨今のTGSは一部の巨大ブースやステージイベントに人が殺到し、試遊は開場してすぐに一日分埋まってしまうという状況で、試遊券を持っていないとほとんど中に入ることすらできないブースも多く、人混みと「立ち止まらないでください」で巨大なブースを遠巻きに見ながら人波に流されていくだけという状況が年々深刻化していましたからね。
 自分が初めて行った99年ごろはまだふらっと見てちょろっと遊んで、みたいなことができていたのですが、あの頃の中小ブースのエリアの雰囲気が戻ってきたようで少し懐かしいなとも感じました。

 で、ですよ。そんな今年のTGSでの新しい試み、TGSVRが本当に凄かった。