- 雑記
本体はプラスチック製ですが、それなりにコンパクトで軽量。ヘッドバンドは伸縮性のある布素材。簡素なつくりですが、これでじゅうぶんしっかりと固定できます。
モバイルVR用のゴーグルは基本的にはどれもまあ似たり寄ったりではあるのですが、この製品は比較的コンパクトでシンプル。余計な装飾などがない点は良いですね。
大きさはハコスコ（Google Cardboard）をふたまわりほど大きくした感じ。
ハコスコ GCB-PP（Google Cardboard）と比べてレンズが大きい。
顔に密着する部分はクッション素材。マジックテープ式で取り外し可能。
蓋の中央に固めのスポンジの付いたバネ構造があり、これで蓋を閉めたときにスマートフォン本体を押さえて固定する構造になっているようです。スマートフォンの画面と接する部分も同様に固めのスポンジ状の素材（四隅はゴムっぽい）でできているので、乱暴に扱わない限りは傷が付く心配も無さそうです。
若干窮屈ではありますが、メガネをかけたまま使用することも一応可能。視力が悪くても裸眼で問題なく見えますが、裸眼よりもメガネをかけて観た方が綺麗に見えます。
左右個別のピント調節（レンズが前後に動く）とレンズの間隔を調整するダイヤルが付いています。
見え方に関してはハコスコ（Google Cardboard）と比べて良くなった感じはします。装着感は良好。クッションも程よい柔らかさがあります。
ハコスコ（Google Cardboard）とハコスコDX2（Ver.2.0）を使ってみての感想をまとめるとこんな感じ。
ハコスコ GCB-PP（Google Cardboard）
○Googleのリファレンスデザイン。
○Google Cardboard アプリ対応。
○価格が安い（実売1,600円前後）。
○箱も含めコンパクトで軽い。サッと手軽に使える。
○限定的だが画面タッチできる。
○タブレットなどの大きい端末も一応使える。
×手で持って覗かないといけない。
×つくりはしっかりしているとはいえ、所詮は段ボール。
ハコスコDX2
○レンズが大きく多少見やすくなっている。一応メガネもOK。
○ヘッドバンドが付いているので頭に固定できる。
○ヘッドマウント型としては比較的コンパクトで軽量。
○手で持つ必要が無いのでより没入感がある。
×画面タッチはできない。
×既定サイズ以上の端末はセットできない。
ハコスコ（Google Cardboard）はつくりは簡素ですが、こう見えてもGoogleが公開しているリファレンスデザイン準拠なのでとりあえずコレなら間違いはないだろうという安心感があります。見え方も思ったより悪くないですし、簡素な作りではありますがそのぶんサッと手軽に使えて楽です。一応コーティングが施されているので素の段ボールよりは多少丈夫かもしれません。
タブレット端末しか持ってないという場合でもとりあえず使えるのはメリットですね。
また、Google Cardboard アプリにも対応しており、画面タッチの機構を備えているのでCardboardアプリのVRコンテンツをプレイできます。
もうワンランク上のモバイルVR体験がしたい、と思ったらハコスコDX2。手持ちではなく頭部に装着するタイプなのでより集中してVRを楽しむことができます。作りがしっかりしており、レンズも少し大きい分、簡易的なものよりは多少は見やすい感じです。一応メガネを付けたままでも使え、フィット感も悪くない。
ただし、そのぶん「よし、VRやるぞ、準備準備…」という感じになりますし、画面タッチの機構が無いためCardbordアプリには対応していません。
とりあえずGoogle Cardboardなら手軽に一通りのVR体験ができますし、まずはお試しで買ってみて、それで物足りないなとか、よりガッツリ楽しみたいなと思ったらハコスコDX2などを選ぶといったところでしょうか。