ラブライブ!2期シリーズは、μ’sがより強く輝くための最後のステップアップと、訪れる卒業へ向けての積み重ねが一歩一歩描かれている(逆に言えば、シリーズの結末を描くために必要なことを逆算して描いている)、そんな感じがします。
 これまでのエピソードでは、原動力の再確認や、A-RISEという大きな存在と並び立つための強さの獲得。1期で積み残した個々の問題の解決と成長などが描かれてきました。7~9話は、そんな今までの(2期だけでなく1期も含めての)積み重ねを経た上での最後の仕上げであり、結実していく物語といったところでしょうか。
 なぜこういうことを描くのか、描いてきたのかということにきちんと意味があって、ラブライブ!という作品は、明確なビジョンの元に、そこへ至るためにいろんなことをコツコツ積み重ねている物語だと改めて実感します。