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「ラブライブ!」2nd season 第9話感想 [アニメ]

 #09「心のメロディ」
#09「心のメロディ」
 ナミダが「止められない、止まらない、なぜ?」状態でしたよ、ホント。
 さて、いよいよ迎えた最終予選当日は、なんと一面の大雪。穂乃果ママは朝からお店の前の雪かき。雪穂も積もった雪にはしゃいでいる様子。一方の穂乃果は本番に向けてしっかり休養。前回無茶をして体調を崩してしまった教訓が活きていますね。「お姉ちゃんらしくない…」と雪穂に言われたりしてますが、起きて寒さで二度寝しようとするあたりは、やっぱり穂乃果らしくもあり(苦笑)
 降り積もる雪を見上げて穂乃果がポツリと呟きます。
 「神様のいたずらかな…」
 ホント、いろんな意味でまさに神様のいたずらですね…。

■それぞれの朝
 Aパート冒頭は当日を迎えたメンバーの様子が描かれていきます。
#09「心のメロディ」
 まずは絵里。どこか真剣な表情で髪を結っているところへ、妹の亜里沙が。
 雪穂から穂乃果たちが既に家を出たと聞かされて「行かなくていいの!?」と心配している様子ですが、穂乃果たちは学校説明会の挨拶のために一度学校へ行ってその後だから大丈夫と聞かされて一安心。
 そして緊張している様子の姉の手を取り、「大丈夫!みんなお姉ちゃんの味方だよ!」と励ます亜里沙ちゃんマジ天使。
 と、そこへ希が迎えにやってきます。着替えもまだの格好で応じた絵里の様子に希が一言、「もしかして…緊張してる?」。
 参ったな、という表情で「さっきまでね」と応える絵里。

 お次は1年生トリオ。こちらは真姫ちゃんを迎えに来たりんぱな。
 あまりの寒さに弱音の凛ちゃんですが、「でも凛ちゃん…。がんばろうね!」という花陽の言葉に、「もちろんにゃ!」と持ち前の元気いっぱいに応えます。
 そこへ真姫ちゃん登場。待たせるから先に行っててと言われつつも待っていたというのが良いですね。そんな待たせてしまった要因はというと、真姫ちゃんがお母さんからみんなにと渡されたある物。それは……「カツサンドよっ!」“勝つ”!いい!そのベタさがステキw ベタすぎて恥ずかしがる真姫ちゃんはさらにイイw 中の人的にも真姫ママ17歳ならやりかねない!オイオイ。

 そして矢澤家。にっこにっこにーで姉にエールを送るココアとココロ。あまりの可愛さにご満悦のにこ。「最終予選、絶対に突破するからね!」と勇気百倍ですが、「そうですよね、お姉様が居てのμ’sですものね」「一緒になったとはいえ、お姉ちゃんがセンターなんでしょ」との妹たちの言葉にしどろもどろw
 そんな姉妹を余所に、虎太郎はひとりベランダで見事な雪だるまをつくりあげていました。ベランダにキラキラと煌めく9つの雪だるまを指して一言、「みゅーず」。
 虎太郎マジイケメン。
 弟妹たちの暖かいエールににこも嬉しそうです。
 「私がセンターで思いっきり歌うから」
 「だってμ’sは、全員がセンターだから!」

 そこへにこを迎えにやってきた希と絵里(にこの弟妹の前での素顔とのギャップがまた可笑しい)。絵里は希が3人で行きたいと言うから、希はカードがそう言うから、絵里は「素直じゃないでしょ」なんて言ってるけど、お互い様ですよね(ニヤニヤ)。で、嫌そうな態度を取りつつも寒いからと部屋に招くにこ。

 生徒会として学校説明会のために登校した2年生トリオ。悪天候にもかかわらず沢山の人が来てくれています。廃校寸前だった学校に、こんなにも沢山の人が入学したいと思ってくれている。
 「挨拶びしっと決めて、ライブに弾みを付けるよ!」
 (この場面、海未が手にした書類にチラッと「Snow halation」と描かれた紙が垣間見えるんですよね。間違いなくあの歌をやる、という期待感が高まります)

 冒頭の一連の場面は、それぞれに緊張感を感じさせつつも、それらがすっと解きほぐされていく過程がとても優しい視線で描かれており、きっと最高のステージになるであろう事を予感させます。
 一方で、雪の影響で説明会は1時間遅れての開始。豪華なステージに圧倒される6人。これは9人揃ってでないと…。など、不安を感じさせる材料も描かれていく絶妙な構成。このドキドキ感がたまらない。
#09「心のメロディ」

■それぞれの役目
 説明会に来た人への案内をひとまず終え、遅れてくる人達の案内に備えて表の雪かきを手伝おうとする穂乃果たちですが、「なに言ってんの!?」とヒデコ達には断られます。
 「穂乃果達は、学校のためにラブライブ!に出て、生徒会もやって、音ノ木坂のために働いてきたんでしょ」「だから、今日は私たちが助ける番」「私たちも協力したいから」とヒフミトリオ。いやいやみなさんにはホント支えられてますよ。そして…「私たちだけじゃない、みんなもだよ」。…そう、2期になってから特徴的なのは、μ’sを支えるのがヒフミトリオだけではなく「みんな」になっている点です。みんなが、それぞれに出来ることで音ノ木坂の一員として、μ’sの仲間として力を尽くす。

 一方その頃、会場では点灯するステージのイルミネーションをみて「うわぁ」と声を上げる凛ちゃん。「…すごい、今からここで歌うなんて」と言う花陽に対して「綺麗だにゃあ」と感想を述べる。花陽はステージの凄さという意味での驚きと捉えて応えているんだけど、凛ちゃんは実は綺麗さに驚いていたというのが可笑しくもあり、凛ちゃんの乙女な部分が垣間見えてカワイイくもあります。
 こんな凄い会場がこの悪天候にもかかわらず埋まるのかと言う真姫ちゃんに対し、きっと大丈夫と応える絵里。そして「びっしり埋まるから大丈夫よ」と貫禄のA-RISE登場。最終予選にふさわしいステージになる。そして遅れてくる穂乃果たちにも伝えるよう言います。「今日のライブでこの先の運命は決まる。互いにベストを尽くしましょう。…でも、私達は負けない」と。
 そんなツバサの宣言が行われている頃、音ノ木坂では講堂で穂乃果が生徒会長としての挨拶に立ちます。挨拶をびしっと決める穂乃果は、1話のぐだぐだぶりからは見違えるほど堂々としています。

■最後の試練
 学校説明会での仕事を無事終えた穂乃果たちでしたが、ここにきて天候は回復するどころかさらに悪化。外は激しい雪で交通網も麻痺。電車は止まり、車も動かない状況。移動手段を絶たれてしまいましたが、考えている時間はありません。歩いてでも会場に向かわなくては…。
 しかし外は猛烈な吹雪。説明会の前に雪かきをしていた場所もすっかり雪に埋もれています。この猛吹雪では歩いて時間までに辿り着けるかどうかも難しい。途方に暮れる中、「行こう!穂乃果ちゃん!死ぬ気でやれば怖くなんか無いよ!この日のためにがんばってきたんだよ、やれるよ!」とことり。いつもふんわりと穂乃果を見守っていたことりの、力強く決意に満ちた言葉に、穂乃果も背中を押されます。
 激しく吹き付ける雪の中、懸命に歩を進める3人。あまりの強風に立ち止まりそうになる穂乃果を、ことりが「諦めちゃダメ!せっかくここまで来たんだから!」と叱咤します。こういう不測の事態になるとどうにも物怖じしてしまう海未ちゃんも「私だってそうです!二人の背中を追いかけてるだけじゃない!やりたいんです!」と力強い言葉。いつも穂乃果にひっぱられていた二人が今、穂乃果の背中を強く強く押していく。
 想いは一つ「9人で最高の結果を残したい!」懸命に、懸命に前に進もうとする3人。
 …と、その時。激しかった吹雪が嘘のように穏やかに…。
 ふと顔を上げるとそこには、綺麗に除雪された「道」が…。
#09「心のメロディ」

■僕らの道
 呆気にとられる穂乃果たち。
 「遅いわよ!」ふと目をやるとそこにはヒデコ。
 「また少し積もっちゃったじゃない!」とミカ。
 …もしかして…。
 なんと穂乃果たちのために、みんなが雪かきをして道を作ってくれていました!スノーブーツも準備。会場までの道のりのサポートも万全の体制。
 「電車が止まったって聞いてみんなに呼びかけたの。穂乃果たちのために集まってって。そしたら来たよ。…全校生徒が!
 学校の未来を作ってくれた穂乃果達のために、今度は音ノ木坂の全校生徒が文字通り道を切り開く。なんと壮大で素敵な恩返し。協力しているみんなもニコニコ笑顔なんですよね。音ノ木坂ホントいい学校だなぁ…。みんな音ノ木坂が大好きで、そんな学校に未来をくれたμ’sが本当に大好きなんだろうなぁと思うともうナミダが…。
 「さあ、走って!」
 「音ノ木坂のみんなでつくった道を!」
 目の前に“僕らの道”がある。そうだ!進め!
 道中の至る所で音ノ木坂のみんなのエールを受けつつ懸命に走る。そして…

■大泣き穂乃果
#09「心のメロディ」
 どうにか間に合い、思わず待っていた絵里の腕に飛び込む穂乃果。
 感極まった穂乃果は、安堵のあまり泣き出してしまいます。
 「寒かったよ、怖かったよ、これでお終いなんて絶対に嫌だったんだよ!」
 「みんなで結果を残せるのはこれが最後だし、こんなに頑張ってきたのに、何にも残んないなんて悲しいよ!」
 本心からの言葉を叫び、わんわん大泣きする穂乃果。そして穂乃果の言葉が嬉しくて仕方が無い3年生トリオ。
 いやぁ、遂に見られた、穂乃果の大泣き(笑)
 しかも鼻水だらーでオチを付けるあたりがいい演出ですよね。見ているこっちも思わずクスッと笑顔になれて、そしてそんな微笑ましい気持ちになったところへ駆けつける音ノ木坂のみんな。助けてくれたみんなへのお礼と感謝の気持ちを伝える穂乃果。
 「私達、一生懸命歌います!いまのこの気持ちをありのままに!」
 「大好きを大好きなまま大好きって歌います!」

 そんな様子を控え室のビルから見守るA-RISE。
 「間に合ったようね」と呟くツバサ達の表情も、どこか満足げです。

■みんなで叶える物語
 そして幕を開けるμ’sのステージ。たくさんの人がエールを送ってくれています。
 「たくさんのありがとうを込めて、歌にしました!」
 応援してくれた人、支えてくれた人、そんなみんなのおかげで今ここに立っている。
 「だからこれは…みんなでつくった曲です!」
 9人みんなで言葉を紡いでつくった曲。応援してくれているみんなのおかげて歌える曲。“みんな”でつくった曲。みんなの大好きとありがとうが詰まった歌を、ありったけの想いを込めて歌う。
 「学校が大好きで」
 「音楽が大好きで」
 「アイドルが大好きで」
 「踊るのが大好きで」
 「メンバーが大好きで」
 「この毎日が大好きで」
 「がんばるのが大好きで」
 「歌うことが大好きで」
 「μ’sが大好きだったから」
 この場面での言葉の数々は、振り返れば2期でこれまで描いてきたエピソードのテーマやドラマでもあるんですよね(もちろん1期から積み重ねてきた土台もある)。

 そしてついにお披露目となった「Snow halation」リメイク。ステージセットもパワーアップで圧巻の美しさにただただ感動。
#09「心のメロディ」
 「Snow halation」は、ラブライブ!というプロジェクトにとって、「僕らのLIVE 君とのLIFE」と並んで特別な存在の曲。
 そんな特別な曲に、特別なドラマが加わって、もっと特別な曲になりました。

 次回「μ’s」。…お、その次が「ミュージック」で、更に次が「スタート!」と続く流れですか?違うかもしれませんが(笑)
 それはそうと、次回はお正月エピソードっぽいですね。真姫ちゃんの麗しい晴れ着姿を堪能できそうです。

 さて、そんな「Snow halation」の最新ライブ映像が公開になっています。

 先日のさいたまスーパーアリーナ公演での映像が、なんと出し惜しみ無しのまるごとフルコーラス!映像は9日公演のものですが、前日の8日はアニメと同じように記録的な大雪で、まさに穂乃果たちと同じ様な体験をしたんですよね。ホント、まさに「神様のいたずら」としか言いようがない…。
 それにしても、2:27辺りの雪が降ってくるショットは最高に綺麗ですね。スクリーンに映っているPVの中で降っている雪とステージに降っている雪との境目が曖昧な感覚になってきます。そして2:55からの大サビ前の間奏。絶妙なカメラワークと編集が見事。ステージのセットや花道のライトもオレンジに点灯していくさまは本当に感動的な光景。これでサイリウムもアニメと同じように前から順番にウェーブ状に変わっていったら凄いんだけど、さすがにそれは難しいかw

 ■関連記事
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 いろいろ書き足りないことを諸々↓
 「ラブライブ!」2nd season 7~9話振り返り

 Snow halation(MP3ダウンロード/Amazon)
 ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection 【Blu-ray Disc付 通常盤】


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