PS4用ソフト「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE」が発売になりました。2006年にPS2で発売されたFF12のHDリマスター
（正確には後に発売されたインターナショナル版をベースに改良したもの）で、グラフィックだけでなく音楽も新規録音になっています。
基本的にはリメイクではなくリマスターなのでバリバリの最先端の最新グラフィックスのゲームと比べるとさすがに見劣りしてしまいますが、土台である10年前のオリジナルPS2版のクオリティがいかに凄かったかを改めて実感しますし、カットシーンの演出や見せ方は当時から群を抜いていて、今もなお屈指のクオリティーなのではないでしょうか。
当時は久々のオフラインのナンバリング新作で、しかもメインスタッフがあのタクティクス・オウガやFFTを手掛けた松野氏率いるメンバーということで、本当に期待したものです。
製作発表会で公開されたトレーラーの凄さには度肝を抜かされましたし、FF12を体験プレイしたいがためにジャンプフェスタに足を運んだりもしました（笑）。
ただ、開発は遅れに遅れ、松野氏が途中降板するなど紆余曲折経ての発売。
ヒロインのひとりであるアーシェがやたらキツい性格だったり
（ちなみにキャラクターアートもそんな性格を反映してか発表後に人相が微妙に修正されていたりします）、主人公が空気とかいろいろありましたが（笑）、重厚な世界観と物語、独特のゲームシステムは高く支持され（一人FF11とも言われたバトルシステムやガンビットシステムは本当に良くできていたし面白かった）、後のシリーズに多くの影響を与えたと思います。
で、そんなFF12の世界観がオンラインで再来か！？…と期待されつつも紆余曲折あったFF14（メインビジュアルが吉田明彦で、敵キャラやメカデザインなどにもFF12の面影が色濃かった）に、いよいよ次の大型アップデートで松野氏がシナリオ参加する「リターン・トゥ・イヴァリース」が実装されるということで、こちらも今から楽しみです。
FFTやFF12キャラのコスチューム販売とかあるといいな…。