シリーズを振り返ってみて、「ラブライブ!」のTVアニメシリーズは、例えるなら箱根駅伝の「往路」と「復路」のようなものだったという気がします。
 まだ見ぬ険しい山道を懸命に駆け上がった「往路」1期。駆け上がってきた坂を、新しいゴール(=スタート地点)目指して走り抜ける「復路」2期。そしてゴールした場所は次のスタート地点、新しいゴールでもある、といったところでしょうか。
 2期は様々な点で1期との対になるような構成やリフレイン、反転したような演出が見られました。また、ぎゅっと濃縮されていた1期に対し、2期はかなり丁寧にひとつひとつのエピソードを積み重ねていた印象があります。