中身はこんな感じ。
私を叶える物語盤、みんなで叶える物語盤、両方ともカードは唐可可ちゃんでした!まさかどっちも同じカードが出てくるとはw
ペンでササッと走り書きした感じのデザインもお洒落ですよね。
ブックレットに載っているMVのシーンも日常シーンとステージ中心とで違っていて、それぞれのコンセプトの違いが現れている部分です。
さて、そんなデビュー曲「始まりは君の空」ですが、まずやっぱり特徴的なイントロ、そして軽やかでキラキラとしたメロディーとサウンド、サビの力強いドラムと流れるようなストリングスが印象的。歌詞も本当に素敵で、μ’sやAqoursのデビュー曲とはまたひと味違った始まりの一曲になっています。シリーズのデビュー曲としては珍しく、パート分けが印象的な曲でもあります。5人という人数ならではのハーモニーや歌い分けというのは、このグループの魅力の一つになっていきそうですね。
また、「信じてみよう自分の力を」という歌を、実際に自分の力を信じて挑戦した本人が歌っている…というのも、この楽曲の説得力というか“強度”を圧倒的に高めていると思います。
そしてカップリング1曲目の「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」はリズミカルで楽しいパーティーの様な雰囲気の曲。「ラッパッパッパ」のリズムとフレーズがクセになります。
カップリングの2曲目はみんなで叶える物語盤と私を叶える物語盤で異なっていて、みんなで叶える物語盤は「Dreaming Energy」、私を叶える物語盤は「私のSymphony」となっています。
「Dreaming Energy」の「Wow Wow Wow」なんかはライブで一体感を感じられそうなところですよね。「私のSymphony」は小気味好いリズムとドラムや吹奏楽のサウンドがたまらない。また、「私のSymphony」は今回の収録楽曲では(そしてμ’s、Aqoursと続くグループでは)唯一作詞が畑亜貴さんではない楽曲となっています。そんな楽曲が「私を叶える」というこれまでとは異なるキャッチフレーズを掲げたCDの収録曲というのもポイントかもしれませんね。
この他、みんなで叶える物語盤にはドラマパートが、私を叶える物語盤にはこれまでのデビューシングルでも恒例だったメンバーの自己紹介が収録されています。
みんなで叶える物語盤に収録のドラマパートは、なるほど今回の店舗特典のデザインがパジャマ姿だった理由がわかります。そしてちゃんとした内容に驚きます(笑)
私を叶える物語盤にはドラマパートではなく従来の1stシングルでも恒例だった自己紹介が収録されているのですが、こちらもちゃんと自己紹介です(笑)。
だってこれまではホラ、ドラマパートはカオスだし自己紹介は“事故”紹介でしたからw そうそう、かのんちゃんがスクールアイドルを始めたきっかけが可可ちゃんに誘われたからというこれまでとは違ったパターンなのは意外でしたね。TVアニメではどう描かれるのかも楽しみです。
そしてラブライブ!と言えばのアニメーションMVですよ!これがもうとにかく素晴らしい!
映像の完成度という点では間違いなくシリーズ最高峰でしょう。さすがは京極監督。TVアニメへの期待もいっそう高まりますね!
ダンスシーンはほぼ全面的に3DCGの様ですが、見せ方やカメラワーク、レイアウトやカット割りのリズムが抜群に上手い。合間に挟まる日常シーンや幼い頃の姿にドラマを感じるのもラブライブ!のMVの醍醐味です。
とにかく最初から最後まで見所満載のMVですが、特にラスサビ前のかのんちゃんソロパートは印象的で、スッと照明が消えると共に満天の星空が浮かび上がり、そこからスポットライトに照らされたかのんちゃんの楽しそうに歌う姿、そして朝日と共にキラキラと輝き出すのが本当に美しくて感動的でした。
あとココ、ライブでは客席のペンライトがオレンジ一色になるやつですねw また、ラブライブ!らしさを感じさせるエッセンスも随所にあり、デビューシングルと言えばの芝生のステージもそうですし、屋上に飛び出してくるメンバーといったシーンもどこか懐かしさを感じさせます。それでいてこれまでとは違った新しさもあって、5人という人数ならではの収まりの良さや、全般的に色使いが鮮やかで明るくポップな感じなのも印象的でしたね。
デビューシングルがリリースになって、いよいよ大きな第一歩を踏み出したLiella!。1ヶ月後にはリリースイベントで初ステージ、そして7月からはTVシリーズもスタートします。新しいラブライブ!の始まりにワクワクしますね!
いつもながら“2番からが本番”です。ぜひCDを買ってフルサイズで見て欲しい!
なんとMVの舞台となっている渋谷スカイさんがこんなtweetを!
■4/27追記:残念ながらリリースイベントは無観客配信イベントへの変更が発表されました。一度しかないデビューイベントがこのような形で無観客になるのは残念ではありますが、中止ではないのはせめてもの救いですね…。配信でしっかりと晴れ舞台を見届けたい。