#03「5人のシンデレラ」

 5人でどうにかこうにかカケラを集めようとがんばるすばる達。そんな彼女たちに対して一人で颯爽とカケラを奪っていく謎の少年。
 部室で5人がかりでもうまくいかない自分たちの不甲斐なさにちょっぴり気落ちするすばる達。しかし、会長はそんな彼女たちを「可能性のかたまり」と評します。
 様々な可能性を秘めつつも、まだ何物にも確定していていない、子供でも大人でもないどっちつかずな存在である、と。自分の人生は一通りでしかないけれど、あらゆる可能性は認識できないだけでどれも実在しているとしたら。難しい話にいまいち褒められている気がしないみんなですが、すばるはその点にピンときた様子。
 プレアデス星人はそんなあらゆる可能性の中から任意の一つを膨大なエネルギーで確定させる技術を持っているらしいというなんだか重要な布石っぽいことを語りつつ、ダントツの一番を選んだはずなのに5人集まったのは誤算だったなんて余計な憎まれ口の会長がまた面白い。