10~12話は、もうひとつのファーストライブ、もうひとつの「START:DASH!!」に向けたお話なんだと思っています。起承転結で言えば「承」~「転」。
 で、8話の段階でμ’sは僕らの知っているμ’sに繋がった、完成したと思ってしまいがちでしたが、そうじゃない。まだです。まだなんですよ。
 TVアニメでこういうお話を、ここまで描いてきたからには、廃校云々関係無くμ’sがμ’sとして今後も活動を続け、夢を叶えていくために、「ラブライブ!」が「みんなで叶える物語」であるために、やらなければならないこと、気付かなければならないこと、築くべきこと、描かなければならないことがまだ残っているはずです。まだ足りていない。3話の誓いの、9話の誓いの、その先に本当の意味で辿り着くために。スタートを切るために。
 何故ならば、廃校阻止でも、ラブライブ!出場でも優勝でも無い、μ’sがμ’sになるための物語―。それがTVアニメ「ラブライブ!」が綴っている物語だと思うからです。
 そのための下準備の様なパートが、10~12話だったのかなという気がしているんですけど、どうでしょうか?