自動車メーカーのスバルと、アニメ制作会社ガイナックスの異色のコラボとして以前から話題になっていた短編アニメ、「放課後のプレアデス」が遂に配信開始されました。

 色彩豊かでキラキラと美しい映像に、可愛らしいキャラクター達が生き生きと動き、素朴な音楽がそっと場面を彩る。そんなアニメ。
 コラボと言いつつ、スバルの自動車が出てくるわけではないというのが意外というか何というか…。でも、扉の鍵が自動車のイグニッションキーだったり、魔法の箒?杖?(※設定によると「シャフト」という名称らしい)のSEが車のエンジン音だったりという遊び心的な要素が楽しい。

 直接的な販促アニメではないとはいえ、映像もとても綺麗だしカワイイし雰囲気もいいし、なんだか凄いワクワク感がある。
 「従来の自動車販売プロモーションではメッセージを届けることが難しくなってきている、複雑にセグメント化された現代の消費者層に対して、スバルとガイナックスが『アニメーションづくり』に取り組むという、いままでにはないアプローチによって、スバルの認知促進に結びつけることを目的としている」(スバル)…という狙いは、これだけ話題になれば功を奏したと言えるのではないでしょうか。
 少なくとも、このコラボがきっかけでスバルに興味や関心を持ったアニメファンは少なからず居ると思います。“プ○ウス×ア○ム”などよりもアニメファン的には好感触だし。