- 音楽
ディスクケース本体は赤目さんのキービジュアル。
中身はこんな感じ。
ちなみに今回のライブBlu-rayのウリのひとつでもあるマルチアングルですが、本編ディスクの映像では無く、「Memorial BOXの特典ディスクに別途特典として収録された映像」が「各ユニット1曲ずつ」マルチアングルで収録されているので要注意。とはいえ、ライブ映像を複数の視点から見ることができるというのはなかなか貴重。
特典映像のメイキング（メイキングというか、舞台裏映像）も、当日のリハーサルの様子やステージの裏側の様子を知ることができて必見です。
ここからは少々苦言になりますが…。
画質面に関しては…μ’ｓ時代と比べたら進歩しているものの、2ndライブBD、函館ユニットBDと映像品質は今一歩という印象です（Firstは比較的良かったのに…）。
悪くはないにしても特筆するほど美しくもない、といった感じ。
やや青白くて薄暗い場面が多く、キャストの肌や衣装もあまり綺麗に見えません。全般的にいかにもビデオ的な、端的に言えば安っぽい映像なんですよね。カメラワークや編集等も特筆するほどでも無い。最後も相変わらずの余韻の無い終わり方からの素っ気ないエンドロールなのが少々残念。
映像クオリティやカメラワークなどに関しては、メジャーアーティストの美しいライブ映像を見てしまうとかなり物足りなく感じてしまいますし、アニメ・声優系でも他社のものの多くが映像も美しくエンドロールなどの演出面も凝っていて、それらと比べるとどうしても見劣りしてしまいます…。
ライブの内容や映像特典は申し分ないのに、画質面と映像作品としての作り込みが残念なところが相変わらずで、折角のライブを美しい映像として残せていないのがほんとうに勿体ない。ランティスにはもう少し映像美的な部分や演出面にもちゃんと力を入れて欲しいところです。
あといい加減Blu-ray版はディスク１枚にできないものか…。構成をDVD版と共通にして手間を省きたいのでしょうけれど、それくらいの手間はケチらずにかけてくれと言いたい。他のメーカーは割と当たり前にやっているわけですし…。
本編ディスクがマルチアングルならまだ“多少は”理解できますが、いくらなんでも今回の収録時間（１公演13曲トータル約140分）は余裕で1枚にできたはずだしすべきだったのでは？（Disc.1やDisc.3に至っては収録時間45分ですよ…。開始わずか45分、5曲歌ったところでディスク入れ替えが必要なライブBDって…）。ライブの途中でディスク入れ替えって面倒だしせっかくの流れも途切れるしできればやりたくないんですよね。巷には十分な画質で収録時間278分をディスク１枚に収めたライブBlu-rayもあるわけで、ナンバリングライブ規模でもやろうと思えばディスク１枚にできるはず。さすがにそろそろ考えを改め、本気で改善して欲しいところです。
また、ライブの規模等に対してこの価格（18,000円）というのも若干割高感があるのは否めません（ちなみに同じ日に発売されたワルキューレのライブBDは、AqoursでいうところのFirstと同等規模で15,000円）。
とまぁ、映像作品・商品としては相変わらず今一歩な部分はありますが、3rdライブにつながる重要なステップとも言える函館でのユニットライブ。マルチアングルやメイキング映像も含め、初のユニットライブ、初のメインの9人以外が参加したライブということもあり、いつものラブライブ！のライブとは一味違った魅力が楽しめるライブBlu-rayです。
Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL Blu-ray Memorial BOX (特典なし)
- 出版社/メーカー: ランティス
- メディア: Blu-ray