7th…といっても、μ’sの（現時点ではもはや幻となった）ナンバリングでは無く7thシスターズのニューシングル。SEVENTH HAVEN…といっても、Perfumeの曲ではありません。
ナナシスの物語の中では“伝説のアイドルユニット”になっている「セブンスシスターズ」の、デビュー当時の曲…をリマスターした、という設定の、新曲（ややこしいｗ）。
「SEVENTH HAVEN」は、イントロでのパンチの効いたテイストから一転、透明感のあるメロディで聴かせるAメロ。そして熱いサビ、という構成が効きごたえたっぷり。カップリングの「FALLING DOWN」もカッコいい。どちらの曲も歌も良いのですが、インストバージョンで聴いてもこれまたカッコいい。
同じくセブンスシスターズの代表曲にしてナナシスのメインテーマソングでもある
「Star☆Gritters」に続いて、作曲はkz(livetune)。
『旧態依然とするアイドル文化から外れ、圧倒的な存在となっていく彼女たちの勢いそのままのハードなキラーチューン! 』という商品紹介にある通り、ハードなサウンドとエレクトリックな煌びやかさが同居したEDMを堪能できます。
近未来という設定の世界観ならではの新世代アイドルソング、といった感じですね。
2034年という設定の舞台において、2年前に表舞台から姿を消したという伝説のユニットの、過去の曲をリマスターしたという設定の曲が、ナナシスのニューシングルとして2016年にリリースされる。過去曲で新曲だけど未来の曲…というのもなかなか面白い感覚。
近頃流行のアイドル系コンテンツの多くが割りと似たような方向性とうか、いかにもなアイドルソングやいわゆる“アニソン”“キャラソン”的な枠に結局収まってしまう中、ナナシスは（少なくとも楽曲面では）近未来アイドルという設定を活かした独自路線で頭一つ抜けてるというか、違う場所に立っている感がありますね。
オビにある
『偶像（アイドル）という常識を突破しろ!!』といううたい文句に偽りなし、といったところ。
通常盤はCDのみですが、限定盤はキャラクターピンバッジが付いてくるそうです。
ちなみに通常盤、限定盤共にCDそのものの内容は同じで、どちらも2曲＋インストバージョンに、ドラマパートも収録されています。
なんというか、どこぞのFinalシングルも見習って欲しいというか、「楽曲＋ドラマ」という手法だったりを他のコンテンツもキャッチアップしてきてるのに、ただのCDに逆戻りとかちょっとしっかりしてくれよという気はします。 しかも、方やスマホアプリの音楽CDだけどシリアルは付かない。方や本体はスマホアプリでは無いのにシリアルしか付かないというね。いったいどういうことだよ？（苦笑）
“レジェンド”セブンスシスターズに託したナナシスの未来（音楽ナタリー）
■追記：毎度数字が全てではありませんが、オリコンCDシングル週間チャートで初登場21位（推定5,735枚）を記録したそうです。