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TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」2nd Season 第3話見所チェック [アニメ]

 1話で匂わされていた周囲からの評価とのギャップ、「結果」を残す、といったところに改めてフォーカスされたエピソードでもあった3話。
 そしてまた、これがスクールアイドル、というエッセンスもギュッと詰まっていたお話だったと思います。
 (第3話感想はこちら

■2年目の物語ならでは
 1年目と同じ代々木スクールアイドルフェスが今年も開催される。季節の同じイベントごとを去年とはまた違った角度から描くことができる、見ることができるというのも、進級した2年目の物語ならでは、ですよね。

■連覇の行方
 今回サニパの二人が今年高3ということが明確になりました。しかも史上初の連覇を目指している。
 サニパ最後のラブライブ!にLiella!が勝ちに行く、という展開だけでも十分熱いと思っていたのですが、そこに連覇を賭けた戦いというエッセンスまで加わってくるとは…。
 また、ウィーンちゃんが「特例」で参加してこない限りはおそらく今年の大会でLiella!とぶつかることは無いと思うのですが、逆に来年は直接対決もあり得るんですよね。
 仮に今度の大会でLiella!が優勝してサニパの連覇を阻んだ場合、来年はLiella!が史上初の連破を達成するかどうかになって、逆にLiella!が今回も優勝できなかった場合は、Liella!最後のチャンスにウイーンちゃんが立ちはだかるわけで、どう転んでも凄いことになりそうです…。
 余談ですが、自分はスーパースター!!は過去のシリーズとのつながりや連続性は(劇中で触れられない限り)無いものとして見ています。(その辺り詳しくはこちらの記事で)
 そうそう、サニパの優勝にかける想いは「LoveLive!Days」Vol.30(Amazon)に掲載のサニパのエピソードを併せて読むと解像度がグッと上がるのでぜひ。

■サニパ相談室
 Sunny Passionは良きライバルであり、良き相談相手でもありますね。

■立ち位置
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 夕暮れの公園でのウィーンちゃん登場シーン。滑り台に立ってるのがちょっぴりシュールでしたよね。ちょっと目を離した隙にいなくなったと言うことは、滑り台をサッと滑ってその場を離れたのかもしれません(笑)
 それはそうと、代々木スクールアイドルフェスの後、夜にかのんちゃんの家の前で対峙する場面でも、ウィーンちゃんが高い場所にいてかのんちゃんを見下ろし、かのんちゃんは見上げる立ち位置になってるのも示唆的ですね。

■ライブシーン
 ウィーンちゃんの「Butterfly Wing」のライブをガツンと見せつけて圧倒的存在感を示した次のシーンでは、Liella!のみんなが制服姿で浮かない表情で歩道橋に佇んでいます。制服に着替えていることや雰囲気からもフェスが終わった後、しかも求めていた結果では無かったことが窺えます。ウィーンちゃんのステージを見ているLiella!の表情からも、ここで気圧されているようじゃ勝てないな、と視聴者も感じたでしょうから、歩道橋のシーンにパッと変わって、ああ負けたんだな、となる。
 展開にスピード感も出ますし、これによって「GO!!リスタート」を最後の体育館ライブという展開のためにとっておくことができているんですよね。
 ウィーンちゃんのステージ→Liella!のステージ、と2連続でライブシーンをやっても間延びした展開になりますし、Liella!は同じ曲をフェスと体育館で2回描くことになる。それでは体育館でのステージのインパクトも無くなってしまいますし、なにより今回のお話で重要なのはフェスのステージを見せることでは無くて(フェスの勝ち負け自体は枝葉に過ぎない。テーマはそこではない)、結女の体育館でライブをやることなのですから。

■ひとりだけ
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 1期12話でもそうでしたが、こういうときにひとりだけ反対を向いているんですよね、すみれちゃんって。彼女なりのプライドというか、そういうものも感じさせます。

■今回も特別賞
 ある意味これも“連覇”。サニパが史上初のラブライブ!連覇を目指している、からの、Liella!は優勝(1位)では無く特別賞で連覇してしまう、というね。じゃあ特別賞には価値がないのかというと、そんなことも無いわけです。
 そもそもかのんちゃん本人だって、去年特別賞を貰った時はすごく喜んでいたわけで、良い意味で欲が出てきた証拠でもありますし、あのときの様に、持てる全てを出し切って、悔いがないと思えるステージを、これからもっともっと目指していけば良いんです。

■学校のみんなが気付かせてくれる
 クラスメイトの視点からLiella!には見えていなかったことに気付かせてくれる。そしてその言葉が揺るぎない力をくれる。
 シリーズ屈指の名場面のひとつ、ラブライブ!サンシャイン!!2期7話を彷彿とさせる熱いシーンでしたね。

■「Go!! リスタート」のスクールアイドル感
 フェスでは上着のジャケットを着てパフォーマンスしたであろうと思われるのに対し、体育館ライブではジャケットを脱いで腰に巻いていて、より元気いっぱいな感じや躍動感が出ていたと思います。
 楽曲もステージもザ・スクールアイドルという感じで、まさにこれがスクールアイドル、これがスクールアイドルのライブ、というのを凝縮したようなステージでした。独特の存在感のチューブマン(バルーン人形)も陽気な感じを演出していましたよねw
 あとはなんといっても、体育館でのライブはシリーズの伝統でもあります。

■衣装
 ジャケットを着た姿でのパフォーマンスも見てみたかったところですが、それはリアルでのライブに期待したいですね。

■センター無しでいきたい
 “今日は”センター無しでいきたいという言葉からも、代々木スクールアイドルフェスでは普通にセンターポジションを決めてのパフォーマンスをした、というふうにも想像できます。そもそも代々木スクールアイドルフェスにはセンターステージがありませんから。

■きな子頑張ったー!
 それっぽく歓声がわーっと聞こえていろんな言葉が飛び交っている中で、「きな子がんばったー!」という声が絶妙にちゃんと聞こえるのが地味に凄いですよね。

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