Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~ 群馬公演 [音楽]
ラブライブ!スーパースター!! Liella! の、記念すべきFirst LoveLive Tourがついに始まりました!
初のライブがツアー、しかも10都市全20公演というのは単一ライブ(ファンミ除く)の公演回数としてシリーズ最多なのは言うまでも無く、ナンバリングライブの通算公演回数でも最多になります(2021年10月末時点)。
…とまぁそんなことはさておき。群馬公演最高でしたね!
配信で見たのですが、とにかくもうFirstライブとは思えない完成度の高さ、そして素晴らしすぎる構成演出。まるでアニメを追体験しつつ、音楽を通してひとつの物語を見ているかのような素晴らしい3時間でした!
Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~
2021.10.30~31 at ベイシア文化ホール 大ホール
OP.♪Main Theme of LoveLive! Superstar!!
01.START!! True dreams
02.だから僕らは鳴らすんだ!
― MC1 ―
03.未来予報ハレルヤ
04.GOING UP(澁谷かのん)
05.1.2.3!(澁谷かのん・唐 可可・嵐千砂都)
― TVアニメダイジェスト Part.1 ―
06.Tiny Stars
07.バイバイしちゃえば!?(嵐千砂都・平安名すみれ)
08.常夏☆サンシャイン(澁谷かのん・唐 可可・嵐千砂都・平安名すみれ)
― リエラのうたスペシャルムービー ―
09.Primary(葉月恋)
10.Memories(嵐千砂都)/Message(平安名すみれ)
11.Message(平安名すみれ)/Ringing!(嵐千砂都)
― TVアニメダイジェスト Part.2 ―
12.瞬きの先へ
13.Wish Song
― MC2 ―
14.ノンフィクション!!
15.Day1
16.Dream Rainbow
17.私のSymphony 〜Starlines Ver.~
― TVアニメダイジェスト Part.3 ―
18.Starlight Prologue
― MC3 ―
19.未来は風のように
― Project History ―
EN1.始まりは君の空
EN2.Dreaming Energy/Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!
― MC4 ―
EN3.この街でいまキミと
まずOPからして良かったですよね。
メンバー紹介に続いてメンバーカラーの星が夜空に輝いていき、最後にその星がLiella!の文字を描き、さらにその星が開催地に降り注ぎ、星座のように描かれた会場名が夜空に現れる。
そして降り注ぐ星々のその先にあるのは神宮競技場こと国立競技場!
あと、オープニングに入る前にステージの10個ある☆が一つだけ紫に点灯していたのですが、これ、公演場所ごとに1個ずつ増えていって、ツアーファイナルの宮城公演で10個全部点灯して完成する、というパターンでしょうか。
記念すべきFirstライブツアーの開幕を飾る曲は「START!! True dreams」。リリースイベントでも見せた抜群のパフォーマンス。
立て続けに「だから僕らは鳴らすんだ!」。リリースイベントでその楽しさに一気にLiella!の盛り上げ曲の代表格になった曲が2曲目。「Liella! Firstライブ初日、やっと会えたね!」というペイちゃんの第一声でスタート。
ラスサビ前のコール&クラップの部分は、「1階席のあなた!」「2階席のあなた!」「配信のあなた!」「群馬好きな人!」「Liella!好きな人!」そして「最後まで盛り上がってくれる人!」にアレンジ。公演ごとにバリエーションで楽しませてくれそうです。
「群馬と言うことで!グンマー!」というさゆりんの力業な挨拶w
「メンバーで群馬来たことある人」という問いかけに「今!今!」と悪ノリなみんな(笑)。そんな中ペイちゃんは小学生の頃に来たことがあって、サファリパークで猫(ネコ科の動物)に餌をあげるのをためらってウサギに餌をあげた、なんてエピソードを披露。
そしてトークは早速食べ物の話に(笑)名物の焼き饅頭が美味しかったという話で盛り上がるLiella!。これはもう各公演その土地の食べ物の話題で盛り上がってしまうパターンですね。もはやFirstグルメツアーですw
ひとしきりフリートークに花が咲いたところで、お待ちかねの自己紹介。
ペイちゃんの挨拶ではギャラクシーフォームフィンガー付けてる人もけっこう居たみたいですね。
リーちゃんは「太好听了吧!…スバラシイコエノヒト?」でスバラシイコエノヒトを探す趣向。1日目はさゆりん、2日目ではペイちゃんが選ばれていて、Liella!版「ハグしよ」な感じになっていきそうですね。
「は~いみなさぁあああん!」とテンション上がりすぎて声が裏返るさゆりんw コーレスはだいすきのうたを長めに歌うパターンに。
なこちゃんも定番の「ういっす!ういっす!ういっす!」。ぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ姿も可愛らしい。
そしてなぎちゃんですよ。「恋ちゃんもお名前呼ばれたい」ということで新たに披露された挨拶は…まさかの“あの短歌”(笑)。これには会場からも思わず笑い声が漏れていましたねw
そんなこんなの楽しい自己紹介を終えて、「それでは楽しんでいきましょー!」と再びライブへ突入。
3曲目は早速来ました「未来予報ハレルヤ」。段差になったステージを巧みに利用してのアニメの再現は見事でしたね。
で、ここから「GOING UP」かのんちゃんソロバージョン!…からの、「1.2.3!」をかのん、可可、千砂都の3人で歌唱。
それぞれ本来は5人全員で歌っている曲なのでまさかの展開でしたが、アニメのストーリーになぞらえた演出として考えるとなるほど「未来予報ハレルヤ」で歌えた!からの「GOING UP」をかのんソロというのは歌詞の内容的にもまさに絶妙な演出です。続く「1.2.3!」もそうで、ラストところで一歩引く千砂都とその表情がまた切ない。セットリストの順番だけで無く、歌い手の組み合わせにも物語的な意味が込められていて魅せてくれます。
ここでTVアニメのダイジェスト映像。ステージのパフォーマンスとアニメのダイジェストとが一続きとなって物語を紡いでいく感じが良いですよね。
そして「Tiny Stars」ですよ。ペンライトの光に照らされるステージはまさにアニメの再現。クーカーの二人の歌声のハーモニーの良さもさることながら、身長差もまたイイ。
続いては「バイバイしちゃえば!?」をすみれちゃんと千砂都ちゃんの二人で歌唱。2日目のMCでなこちゃんも言ってましたが、バイバイしちゃえばをこの二人というのがポイントですよね。
そしてこの間にクーカーの二人が裏で衣装チェンジもできるわけで(とはいえ短時間での早着替えで大変でしょうけどw)、なるほど考えられた構成です。
「常夏☆サンシャイン」の衣装も良い感じにアレンジされていて可愛らしかったですし、間奏での千砂都ちゃんのダンスからの「ドッカーン!」「ピッカーン!」も楽しかった。ラストのなこちゃんのロングトーンも素晴らしかったですね。
そしてここからはリエラのうたコーナーへ。
冒頭のムービーのリエラのうたの絵柄で紡がれるメンバー加入の流れがまたじーんとくる良さがありましたね。5人が目を覚ますところから始まり(目を覚ます様子にも個性が出ていましたね)、ひとり、また一人と出会っていく。これはエモい。
リエラのうた最初は恋ちゃんソロでの「Primary」。美しい歌声に聞き惚れます。続いて千砂都ちゃんの「Memories」、すみれちゃんの「Message」が披露され、どの曲も素敵な歌声を響かせていました。
2日目はすみれちゃんの「Message」が先で、3曲目は千砂都ちゃんの「Ringing!」に変わっていました。
リエラのうたパートは公演ごとに曲や順番、歌い手が変わってきそうで、そこも楽しみです。リエラのうたは今回のライブの大きな楽しみと魅力の一つだなと感じましたし、今後もLiella!のライブと言えばの定番になって欲しいところです。
そして再びTVアニメダイジェスト。流れ的にいよいよ「Wish Song」か…と思いきや!ここで「瞬きの先へ」ですよ!なるほどそうきたかーっ!!!
スポットライトに照らされ、歌を繋いでいき、そして恋ちゃんが加わる。こうしてステージパフォーマンスとして観ると歌詞と物語のリンク感や説得力がグッと増して、なぎちゃんのクラシックバレエ経験が存分に発揮されたバレエダンスもとても美しくて引き込まれましたね。
…からの、そのままシームレスに恋ちゃん加入のアニメのワンシーン、そしてステージ上で円陣を組んで、「Song for me, Song for you, Song for All」からの「Wish Song」ですよ。素晴らしい。完璧。
これまで数々のアニメの名場面をステージで再現してきたラブライブ!のライブですが、その中でもトップクラスの名演出だったのではないでしょうか。
MCではここまでを振り返ってのトーク。振り返ってみて、「未来予報ハレルヤ」からLiella!5人が揃う「Wish Song」までMC無しで途切れること無く歌と映像で繋いでいくという構成もステージと物語の世界に引き込まれる感じで良かったですよね。
で、ここからはライブ後半戦。まずは「ノンフィクション!!」、そして「Day1 」と格好いいLiella!で魅せていきます。この2曲は右へ左へと綺麗に移動していくフォーメーションや、ステージの高低差も利用した立体的なパフォーマンスがとにかく格好良かった。
そんなクールで熱い「Day1」が終わると、ステージには一筋のスポットライトが。と、そこへかのんちゃんがひとり。どこか不安げな様子のかのんちゃんの元へ他の4人も集まって来て、みんなで手を繋いで歌う「Dream Rainbow」。
無事にみんなで歌い終えたかと思ったら、かのんちゃんの背中をポンと押す様な仕草と共に、かのんちゃんだけを残していつのまにかいなくなる4人。静寂に包まれるステージ。
そして静かに歌い始めるかのんちゃん。「私のSymphony ~澁谷かのんVer.~」です。
さゆりんの綺麗な歌声が響く中、ステージの袖では他の4人が見守っている!そしてかのんちゃんが歌い終わって真っ先に千砂都ちゃんが駆け寄って、全員集まってからの「私のSymphony」Liella!バージョンですよ!(ちなみに、ニュース記事などでは一連のこの曲を「私のSymphony ~Starlines Ver.~」と表記してありました)
あまりにも完璧で美しいアニメ11話の再現。ホール会場というのもアニメとのリンク感を高めている要素のひとつだったのではないでしょうか。
とにかくもうこの「瞬きの先へ」からの一連のパートは、アニメーションの再現を超えた再現というか、凄いステージを見ているという感じで圧倒されましたね。
最後のTVアニメのダイジェスト映像に続いて、「Starlight Prologue」。
歌う前の「私たち、結ヶ丘女子スクールアイドル、Liella!です!今日は皆さんに会えて本当に嬉しかったです!」という挨拶には物語と現実とが渾然一体となった不思議な感覚がありました。
あと、この曲は何といっても衣装ですよね。ひらひらふんわりとしたシルエットとメンバーカラーが映えますし、マントのグラデーションも綺麗です。
MCではそんな衣装のポイントも紹介。後ろ向きに並ぶとマントのグラデーションのつながりが改めてよくわかりますね。
最後は「未来は風のように」。
リリースイベントで好評だったTVアニメのエンディング再現バージョンでの披露。2番のサビではお馴染みの“しっぽ”も登場(マントの裏、背中の辺りに隠してあった様ですね)。「Starlight Prologue」の衣装に“しっぽ”はとてもよく似合っていましたw
そしてアンコール。
ラブライブ!スーパースター!!のこれまでの歩みをまとめた「Project History」が上映されたのですが、ヒストリーの最後はまさに今この会場、開演直前の様子というのもニクい演出でした。
アンコール1曲目は「始まりは君の空」。ここでデビューシングルというのも面白いですし、衣装も始まりは君の空のものであえてライブTシャツを着ない、というのもアリだなと思いましたね。披露してきた回数も若干多いだけに、パフォーマンスにも早くも安定感が感じられました。
続けての2曲目は「Dreaming Energy」、2日目は「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」でした。
そして最後のMC。「思い出」をテーマにそれぞれ語る。
この1年いろんなことをやって来て、1年前と比べて自分の環境も一変したこと、そして「歌が大好きでラブライブ!が大好きでみんなが大好きで本当に良かったです!」とペイちゃん。
「可可ちゃんと出会ったこと」「Liella!のみんなと出会うこと」「そして、みんなと出会うこと」。…と言ったところで、つーっと涙がこぼれるリーちゃん。後ろを向いて涙を抑えて、振り向いたときにはいつもの調子で、「ハイ」「そしてー、今日デス」と語る姿もまた良き。いっしょうけんめい言葉を探して語るその姿も彼女の魅力ですよね。
そんなリーちゃんの姿にもらい泣きのさゆりんw
かのんちゃんたちとであえたからこそこの景色が見られた事、「彼女がいるから私も頑張ろうと思える」「みなさんも応援してくださる」と感謝を語り、「10都市20公演の初日ですから、泣いてちゃダメなんですよ!」と笑顔を見せるその姿にはLiella!のリーダーとしての逞しさを感じましたね。
「楽しいこととか悔しいこととか全部ひっくるめて思い出としてどんどん更新されていく」「これからもそんな素敵な思い出をどんどんどんどん皆さんと作っていきたい」となこちゃん。
みんなと同じく、Liella!のメンバーと出会えたこと、そして「やっと皆さんに会えた」喜びを語り、「1年前はこんな日が来るとは全く想像もしていなかったので、本当にLiella!の一員になれて心から良かったなと思っています」と語ったなぎちゃん。
プロジェクト開始から間もなく世間はパンデミックになり、貴重な初のリリースイベントは無観客になるなどしてきたLiella!にとって念願だった有観客でパフォーマンスを披露する機会でもある今回のライブ。
それぞれに遂に迎えることができたこの日への万感の思いが込められていましたね。
で、最後の曲の間奏で記念写真を撮ります、ということで簡単なレクチャーをやって、最後は「この街でいまキミと」。
いろんな街を巡っていくツアーの最後にこのタイトルの曲。「楽しい時間はなぜかあっという間だね」と歌うい、最後にこの曲で記念撮影というのも完璧な流れ。ツアーならではの楽しさ、ホール会場だからこその演出です。
あとこの曲は鮮やかなフォーメーションチェンジが魅力なんですよね。イントロや「交差点越えていけ」の所でてくてく歩いて鮮やかに立ち位置を変えていくのが本当に見応えがあります。Liella!のステージの魅力はこういった巧みなフォーメーションにもある!と思っているのですが、どうでしょう?
最後はマイクを通さない生声で「ありがとうございました!」と挨拶し、記念すべきLiella! Firstライブツアー初日は幕を閉じました。
とにかくもう初めての有観客ライブとは思えない堂々とした、そしてアニメとの見事なシンクロと完成度の高いパフォーマンスにはただただ驚かされましたし、シアトリカルなステージ構成と演出にも大いに魅せられました。
さて、いよいよスタートしたライブツアー。これから約2ヶ月にわたってほぼ毎週ライブが開催されていきます。それぞれの開催地でどんなステージを見せてくれるのか、そしてツアーファイナルで一段と成長した姿を見せてくれるその日が今から楽しみですね!
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