TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」第11話見所チェック [アニメ]
11話はシリーズ序盤で積み残していたことやシリーズを通して積み上げてきたことが、さりげない比喩暗喩的な描写や、演劇的な表現でとても印象深く描かれたエピソードでした。
AパートとBパートで同じような構成を繰り返している、とうのも何気に面白いところですね。
(11話感想はこちら)
■結果発表
結果発表を皆で見てドキドキ、というのはシリーズ恒例。
オフィシャルの発表がアクセス集中で重くなって見られなくなって、サニパからのお祝いメッセージで間接的に結果が判明する、というのが今っぽいというか、あるあるですよね。
■倒れる
恋ちゃんの「倒れた?」という台詞でたこ焼きがころんと転がる(倒れる)。楊枝を挿してあるのは動きをわかりやすくするためでもあります。
■小学生の間でも人気
小学校に下見に行ったとき、学校の先生が小学生の間でもスクールアイドルが人気になっていると教えてくれます。
数年後には結ヶ丘に行きたいと思うようになってたりしてそうですし、小学生や中学生の頃に見て好きになって…というのはまさに今のラブライブ!プロジェクトとも重なって感じられますね。
■失敗たこ焼き
可可ちゃんはこれでもいい、食べてしまえばいっしょと言うのですが、千砂都ちゃん「やっぱりダメだよ!」と言います。
可可ちゃんは失敗たこ焼きのことを言っているのに、千砂都ちゃんは自分の考え事に対してやっぱりダメだと言っていいて、会話になっているようで話が噛み合っていない、という場面ですが、別の見方もできるんですよね。
つまり、失敗して5個くっついた餅入りたこ焼きは5人で(手をつないで)一緒に歌うLiella!の姿。「食べてしまえばいっしょ」は、「歌えるならいっしょ」という事。それに対しての「やっぱりダメだよ」という。なかなかに巧妙なシーンです。
あとこの場面は可可ちゃんの熱くてジタバタする姿や、「ふぇっ?」という返事がかわいかったw
■映り込む自分
手水鉢をのぞき込む千砂都ちゃんの姿が映り込む。自分自身と向き合うことの比喩的な表現です。
■AパートとBパートの繰り返し
Aパートを構成する主要なシーンは「小学校の合唱コンクールのステージ裏での出来事」「夜のたこ焼き屋」「小学校のステージ」です。そしてBパートを構成する主なシーンも「夜のたこ焼き屋」「小学校の合唱コンクールのステージ裏での出来事」「小学校のステージ」です。そしてAパートもBパートもLiella!が手を取り合ってステージで歌うところで終わります。
前半と後半が似たような場面で構成されているけれど、前半と後半では意味合いが違う、というのが面白い。
■演劇的な表現
演劇やミュージカルのような見せ方はラブライブ!の特徴的な部分でもあります。今回、幼い頃の自分の姿と対話する場面はまさに演劇的で(スポットライトに照らされているというのもそう)、ラブライブ!らしさを象徴するワンシーンでした。
また、このシーンは前半で出てきた回想シーンとは微妙に違っています。前半の回想は正しい記憶なのか、後半のこの光景は閉ざしていた“真実”なのか。そこに思いを巡らせてみるのも面白い。
あと何といっても劇伴が最高でしたね。
■ステージに出る位置
ステージに向かう幼いかのんちゃんの後に続くようにかのんちゃんが舞台袖からステージに向かうのですが、その次のカットはかのんちゃんが舞台袖から出てくるところからではなく、既にステージ中程にまで進んでいるところから描かれています。
余分な段取りを詰めて間延びしないようにというのもあると思いますが、少し違和感がありますよね。ここはむしろ、先にステージに向かっていった幼い頃のかのんちゃんと重なって感じられる(ステージに向かった時間差を考えると、ちょうど幼い頃のかのんちゃんが歩いていたであろう位置と重なる)様にあえてそう描いてあるのではないかなとも思ったり。
■歌で物語る
いわゆる挿入歌がその場面やエピソードにマッチしているというのはまぁ当たり前と言えば当たり前ですが、挿入歌としてではなく、普通にシングルとしてリリースされた楽曲がまるでこの時のために作られたかのようにピッタリはまるというのは、やはりそれだけラブライブ!スーパースター!!、Liella!という物語の根底にあるものが一貫している、ということでしょう。
同じ事はラブライブ!サンシャイン!!の「君のこころは輝いてるかい?」やラブライブ!の「僕らのLIVE 君とのLIFE」にも言えることですが、今回は表題曲の方ではなくカップリング曲の方が、しかもピアノ独唱にアレンジされて使われているというのが面白いところです。
■ステージに上がる
ちゃんとステージに上がるための階段が置いてあるんですよね。
それはそうと、感極まってステージに駆け上がってくる、というのは、共に輝いたラブライブ!サンシャイン!!の1期13話も彷彿とさせます。(サンシャイン!! 1期13話感想はこちら)
11話のラストは、Liella!のみんなが真の歌声を取り戻したかのんちゃんと改めて“同じステージ”に立って、“手を取り合って”歌うところで終わります。
■「未来は風のように」歌:Liella!
「聴いてください!」でエンディング「未来は風のように」に繋がる流れは、「響かせマショウ!」な2話と同じ構成ですが、あの時は結局は歌えずじまいだったのに対し、今度こそ歌えている。しかもLiella!で。まさに2話の“完全版”ですね。
8話のグループ名決定の回でエンディングがLiella!名義ではなかった(“かのんを除いた”4人だった)のが少し意外だったのですが、「なるほどここでか!」と思わず膝を打つ素晴らしさでした。
AパートとBパートで同じような構成を繰り返している、とうのも何気に面白いところですね。
(11話感想はこちら)
■結果発表
結果発表を皆で見てドキドキ、というのはシリーズ恒例。
オフィシャルの発表がアクセス集中で重くなって見られなくなって、サニパからのお祝いメッセージで間接的に結果が判明する、というのが今っぽいというか、あるあるですよね。
■倒れる
恋ちゃんの「倒れた?」という台詞でたこ焼きがころんと転がる(倒れる)。楊枝を挿してあるのは動きをわかりやすくするためでもあります。
■小学生の間でも人気
小学校に下見に行ったとき、学校の先生が小学生の間でもスクールアイドルが人気になっていると教えてくれます。
数年後には結ヶ丘に行きたいと思うようになってたりしてそうですし、小学生や中学生の頃に見て好きになって…というのはまさに今のラブライブ!プロジェクトとも重なって感じられますね。
■失敗たこ焼き
可可ちゃんはこれでもいい、食べてしまえばいっしょと言うのですが、千砂都ちゃん「やっぱりダメだよ!」と言います。
可可ちゃんは失敗たこ焼きのことを言っているのに、千砂都ちゃんは自分の考え事に対してやっぱりダメだと言っていいて、会話になっているようで話が噛み合っていない、という場面ですが、別の見方もできるんですよね。
つまり、失敗して5個くっついた餅入りたこ焼きは5人で(手をつないで)一緒に歌うLiella!の姿。「食べてしまえばいっしょ」は、「歌えるならいっしょ」という事。それに対しての「やっぱりダメだよ」という。なかなかに巧妙なシーンです。
あとこの場面は可可ちゃんの熱くてジタバタする姿や、「ふぇっ?」という返事がかわいかったw
■映り込む自分
手水鉢をのぞき込む千砂都ちゃんの姿が映り込む。自分自身と向き合うことの比喩的な表現です。
■AパートとBパートの繰り返し
Aパートを構成する主要なシーンは「小学校の合唱コンクールのステージ裏での出来事」「夜のたこ焼き屋」「小学校のステージ」です。そしてBパートを構成する主なシーンも「夜のたこ焼き屋」「小学校の合唱コンクールのステージ裏での出来事」「小学校のステージ」です。そしてAパートもBパートもLiella!が手を取り合ってステージで歌うところで終わります。
前半と後半が似たような場面で構成されているけれど、前半と後半では意味合いが違う、というのが面白い。
■演劇的な表現
演劇やミュージカルのような見せ方はラブライブ!の特徴的な部分でもあります。今回、幼い頃の自分の姿と対話する場面はまさに演劇的で(スポットライトに照らされているというのもそう)、ラブライブ!らしさを象徴するワンシーンでした。
また、このシーンは前半で出てきた回想シーンとは微妙に違っています。前半の回想は正しい記憶なのか、後半のこの光景は閉ざしていた“真実”なのか。そこに思いを巡らせてみるのも面白い。
あと何といっても劇伴が最高でしたね。
■ステージに出る位置
ステージに向かう幼いかのんちゃんの後に続くようにかのんちゃんが舞台袖からステージに向かうのですが、その次のカットはかのんちゃんが舞台袖から出てくるところからではなく、既にステージ中程にまで進んでいるところから描かれています。
余分な段取りを詰めて間延びしないようにというのもあると思いますが、少し違和感がありますよね。ここはむしろ、先にステージに向かっていった幼い頃のかのんちゃんと重なって感じられる(ステージに向かった時間差を考えると、ちょうど幼い頃のかのんちゃんが歩いていたであろう位置と重なる)様にあえてそう描いてあるのではないかなとも思ったり。
■歌で物語る
いわゆる挿入歌がその場面やエピソードにマッチしているというのはまぁ当たり前と言えば当たり前ですが、挿入歌としてではなく、普通にシングルとしてリリースされた楽曲がまるでこの時のために作られたかのようにピッタリはまるというのは、やはりそれだけラブライブ!スーパースター!!、Liella!という物語の根底にあるものが一貫している、ということでしょう。
同じ事はラブライブ!サンシャイン!!の「君のこころは輝いてるかい?」やラブライブ!の「僕らのLIVE 君とのLIFE」にも言えることですが、今回は表題曲の方ではなくカップリング曲の方が、しかもピアノ独唱にアレンジされて使われているというのが面白いところです。
■ステージに上がる
ちゃんとステージに上がるための階段が置いてあるんですよね。
それはそうと、感極まってステージに駆け上がってくる、というのは、共に輝いたラブライブ!サンシャイン!!の1期13話も彷彿とさせます。(サンシャイン!! 1期13話感想はこちら)
11話のラストは、Liella!のみんなが真の歌声を取り戻したかのんちゃんと改めて“同じステージ”に立って、“手を取り合って”歌うところで終わります。
■「未来は風のように」歌:Liella!
「聴いてください!」でエンディング「未来は風のように」に繋がる流れは、「響かせマショウ!」な2話と同じ構成ですが、あの時は結局は歌えずじまいだったのに対し、今度こそ歌えている。しかもLiella!で。まさに2話の“完全版”ですね。
8話のグループ名決定の回でエンディングがLiella!名義ではなかった(“かのんを除いた”4人だった)のが少し意外だったのですが、「なるほどここでか!」と思わず膝を打つ素晴らしさでした。
2021-10-14 20:00
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