TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」第9話感想 [アニメ]
#09「君たちの名は?」
目が覚めたら5人の人格がごちゃごちゃに入れ替わっていて、隕石の落下で被害が出るのを阻止するために奔走した第9話。
…ではなく。
いよいよ始まったラブライブ!にエントリーするために、新曲作りとグループ名決めに右往左往する賑やかで楽しいエピソードでした。
■エントリー
いよいよラブライブ!が始まる。エントリー受付開始の知らせに、「始まります…スクールアイドルの頂点を決める大会。ラブライブ!…ラブライブ!デスゥ~!」と目を輝かせる可可ちゃんが可愛い。
それにしてもいつの間に横断幕を仕込んでおいたのやらw
「部活で言う全国大会みたいなものだよね」というのは劇中のみならず現実でもよく言われる例えですが、「そんな一言で済ませられるような大会ではありまセン!」と熱の入る可可ちゃん。
「ラブライブ!はかつていくつもの感動と奇跡を起こしてきた、スクールアイドルにとっての夢、魂、命の源~!」
なんだか表現が大げさな気もしますが、概ね同意しておきましょうw
大会で有名になって入学する生徒が増えた学校もありました。
「たかがアマチュアの大会で」と相変わらずなすみれちゃんでしたが、そんな反応は想定済み「見るがいいデス!これが今年の…決勝の会場です!」と可可ちゃんが披露したのは、なんと国立競技場…もとい、神宮競技場。
巨大スタジアムのステージに立つ姿を妄想してニヤけるすみれちゃん。
「幼きあの日から夢見てきたスポットライトを浴びる瞬間が…」
しかし、「そんな簡単にここに立てると思うなデスよ」と可可ちゃん。
「どういうことです?」とたずねる恋ちゃんですが、おや?何故か普通科の制服を着ています(というか、舐めるように見る視線がいやらしいw)。
まさか恋ちゃんも普通科に!?…というわけではなくて、「科によって制服で区別するのではなく、自由に選べるようにした方が良い」という理事長先生からの提案だそうで、結女は制服を2種類から自由に選べるようになったということみたいですね。
その話を聞いて「私も音楽科の服作ってもらうかな」「こんどみんなで着てみよっか」「わーそれ絶対楽しい」「ういっすー!」…ってイチャイチャしやがってこの幼なじみコンビめw
…話を戻して、スクールアイドル人気は留まるところを知らず参加者は毎年史上最多を更新。夢のステージにたどり着けるのはほんの一握り。そりゃ神宮競技場(国立競技場)で大会の決勝をやるくらいですからね。相当な規模です。
とはいえ、「私たちのレベルってそんなに低くは無いと思うよ」と言う千砂都ちゃん。確かにサニパのふたりも実力を認めていましたから、それぞれの強みを活かせば「優勝はわからないけど、予選くらいは」いけそうですが…。
「甘過ぎです、マジ甘デース!」とプンスカ可可ちゃん。
ま、お話的にもそう簡単にはいかない気はしますw
素晴らしい曲と圧倒的なパフォーマンスは必須。新曲でエントリーはお馴染みのルールですね。今回はかのんちゃんが詞を書いて、恋ちゃんが作曲をしてみようということに。
いざエントリー…となったところで固まる可可ちゃん。
[必須:グループ名]
…エントリーにはグループ名の登録が必須。
「そういえば私たちって…」「なんてグループなの?」
ここで遅ればせながらのサブタイトル。開始から約6分経過というのも意外でしたし、今回は特に面白い見せ方でしたね(笑)
■頼り頼られ
さて、エントリーするにはグループ名を決めなければなりません。とはいえそう簡単には良いアイディアも浮かばない。
ここぞとばかりに可可ちゃんが提案したグループ名はメンバーの頭文字を取って…。
「チクレカス」
…いやまぁ、「クーカー」のネーミングセンスの流れで来るだろうとは思っていましたが、予想の斜め上でした(笑)
千砂都ちゃんは「まるまるサークル」…。「まるなんだYo!」とポーズを決める千砂都ちゃんを華麗にスルーして恋ちゃんに話を振るかのんちゃん…。
「恋ちゃんは何か無いの」と聞かれて、「わ、私は特には…」と誤魔化す恋ちゃん。隠したメモに書かれていたアイディアはどれも個性的というか何というか。あと、一瞬見えましたが、実際のグループ名投票の最終候補に選ばれた「綺羅星」も書かれていましたね。
結局これといったアイディアも出ず。そこで…
「確か、レジェンドスクールアイドルはかつて…こうして名前を募集したのです!」と、グループ名のアイディアを生徒から募集してみるも、投票はゼロ。
「そんなにみんな興味ないのかなぁ…」と心配になるかのんちゃん。
サニパのふたりに相談してみます。
聞けば、Sunny Passionというグループ名はファンが付けてくれたものだとか。確かにふたりのイメージと活動動機にちなんだグループ名です。また、最初から人気があったわけでもないし、少しでも覚えてもらうために動画を上げたりしていたという話を聞いて、じゃあ動画配信をやってみようという話に。
ところが、動画配信というものが何なのかピンと来ない様子の恋ちゃん。「あまりそういうものには近づかないように言われていたこともあり…」と言ってましたが、こういう天然キャラに育てるためだとしたら恋ちゃんのお母さんなかなかの策士です(たぶん違うw)。
で、そんな恋ちゃんでまずはお試し動画配信。
コメントの反応に「はわわわわ」な恋ちゃん可愛いw
改めてちゃんと準備してやり直すも、ひとりだけ撮影役に回ろうとするかのんちゃんや、配信を始めたら今度は「恥ずかしいからやめよっか」とか言い出して「(ひとに恥ずかしい思いさせておいて自分は恥ずかしいからとか)どの口が言うのですか」とドタバタが始まり結局配信はグダグダに。
結局何も進まなかったねぇ…。
とりあえずグループ名は改めて考えるとして。
「で、歌はできたの?」
そうそう、肝心の新曲の進捗はどうなっているのかというと…。
詞が先という恋ちゃん。曲ができたらそれに詞を付けるというかのんちゃん。お互いに待ちの状態で全く手つかずでした。なんてこった…。
ともあれ、結局かのんちゃんがまず詞を書き上げることになったようですが、「このグループと学校を代表するような曲って言われてもなかなか…」と難航している様子。
「難しいんだよ。この5人ってバラバラだし、最初から何か目的を持って集まったわけでもないし」
確かにそうですが、とはいえエントリー期限まであと少し。
ならば仕方ないと、かのんちゃん葉月邸でカンヅメに(笑)
定番?のヨガのポーズもですが、鉛筆立てのバランスも凄かったw
で、フカフカのベッドでサボっているところがばれて監視されたり、逃げ出したらチビに襲われ…もとい、ペロペロ懐かれたりと散々でしたね…。
■私たちの名は
翌日、こんなことがありましてとナナミちゃんたちに話すかのんちゃん。
「それは大変だったね…」「かのんちゃん一人でかわいそう」と同情してくれます。
みんな私に頼りすぎと言うかのんちゃんですが、まぁ確かに、前半の動画配信の時は一人だけ撮影でみんなに押しつけてずるいとか言われたりもしましたが、逆に作曲とかそういう肝心な部分はかのんちゃん任せだったりするんですよね。
で、登校してきたみんなに歌詞ができていなかったことを責められるかのんちゃんを、「まぁまぁ、かのんちゃんも一生懸命なんだから」とフォローしてくれるナナミちゃんマジ天使。
それに、「かのんちゃんの気持ちわかるよ」と言うヤエちゃん。「あなたたちって、これっていうイメージ無いもの」と。この前のグループ名簿集もみんなイメージが思い浮かばなくて、それで結局アイディアの投票が無かったようです。
「始まったばっかりというか、まだ真っ白というか…。特徴が無いと言うと良くないかもしれないけど…」
という言葉にハッとなるかのんちゃん。前回「始まりの瞬間が好き」とも語っていましたし、「始まり」という言葉にピンとくるものがあったのでしょう。
放課後、特徴が無いという意見にしょんぼり気味な4人に対し、ひとり明るい表情のかのんちゃん。
「なんか、この5人がなんなのかわかった気がして!」
作詞のために先に帰ろうとするかのんちゃんに、千砂都ちゃんが一言。
「かのんちゃん、頼ってばかりでごめん」
「私こそ、時間かかってごめん」
お互い謝れるって素晴らしい。そしてかのんちゃんが作詞に取り組むならその間しっかり練習しておかないとというその姿勢も良し。
あと、挿入歌らしい挿入歌として既存曲が使われるというのはラブライブ!では比較的珍しいですよね。ちゃんと歌詞が内容にもマッチしていて、楽しそうに歌詞を考えたり、トレーニングしたりしているみんなの姿とも相まって良いシーンでした。
で、出来上がった歌詞も「すっごくいいよ」と好評。
今の私たちをとてもよく表した歌詞らしいので、今後挿入歌として披露されるのが楽しみです。
そして歌詞だけでなくグループ名も考えてきたかのんちゃん。
視聴者の皆さんはもうご存じ「Liella!」です。
「フランス語で結ぶって意味のことばから作ってみたの」
「恋ちゃんのお母さんって、学校を通して一つに結ばれるって想いから結ヶ丘って名付けたでしょ。私たちもそれと同じで、スクールアイドルを通して、いろんな色の光で結ばれていくといいなって思ったんだ」
学校名の由来が少なからずグループ名にも反映されている、というのは、まず学校名を投票で決めて、そのうえでグループ名の募集が行われた実際の経緯とも重なります。実際のグループ名に込められた意味をちゃんと踏まえた上で物語として膨らませてあって、ラブライブ!ならではの面白さを感じる部分でもありました。
「私たち自身想像しないようないろんな色の光りになっていく」
「まだ何色でもない私たちだからできること」
「始まったばかりのこの学校だからできること」
グループ名、満場一致です。
「さあ!そうと決まれば!」
「結ヶ丘女子スクールアイドル、Liella!デース!」
Liella!の横断幕を掲げる可可ちゃん…っていつの間に作ったのw
「だから大きすぎるって言うの」
「このくらいでいいよ、どんどん有名になっていかなきゃだし!」
「勝たないといけませんね!」
「うん!」
いいよいいよ!その心意気や良し!
「それでは皆さん、エントリーしますヨ!」
「私たちの名は…」
「Liella!」
■始まりのラブライブ!
もう何度も言っているのですが、ラブライブ!はラブライブ!の物語ではないからこそラブライブ!に出るのです。
部活の全国大会みたいなものというのも良く言われる例えですが、単純にそうでもないんだよなぁ、という辺りにも言及されたのは特筆すべきポイント。
また、これまではどちらかというと「終わり」というのを感じさせる物語だったと思うんですよね。廃校という終わりがあったり、3年生の卒業という終わりがあったり。もちろんそれだけではなく、それでも続いていくものや変わりゆくものを描き、未来に想いを馳せる物語でしたが、とりわけ今作では「始まり」というワードが印象的に用いられているように感じます。
それは作中だけでなく現実でもそうで、「始まりは君の空」もそうですし、ラブライブ!スーパースター!!は「始まったばかり」なんですよね。発表から約1年の準備期間はありましたが、キャストが公開になって本格的に動き出したのは去年の暮れ。そこから半年弱でのアニメ放送開始は、9話を見た今思うとこのタイミングでのアニメ化は絶妙だった、決して早すぎることはかったと改めて感じます。
そういう状況も含めて、まだ始まったばかりの学校だからできること、まだ始まったばかりの私たちだからできることをグループ名に込めて歩み始めたLiella!。
実に清々しい納得感を感じた第9話でした。
そして次回のサブタイトル…いったいどういうことなの?w
いやいや、ラブライブ!はギャグ回とみせかけて感動的な話をやったりするから油断なりませんよ!w
■追加であれこれ綴る第9話見所チェックはこちら。
目が覚めたら5人の人格がごちゃごちゃに入れ替わっていて、隕石の落下で被害が出るのを阻止するために奔走した第9話。
…ではなく。
いよいよ始まったラブライブ!にエントリーするために、新曲作りとグループ名決めに右往左往する賑やかで楽しいエピソードでした。
■エントリー
いよいよラブライブ!が始まる。エントリー受付開始の知らせに、「始まります…スクールアイドルの頂点を決める大会。ラブライブ!…ラブライブ!デスゥ~!」と目を輝かせる可可ちゃんが可愛い。
それにしてもいつの間に横断幕を仕込んでおいたのやらw
「部活で言う全国大会みたいなものだよね」というのは劇中のみならず現実でもよく言われる例えですが、「そんな一言で済ませられるような大会ではありまセン!」と熱の入る可可ちゃん。
「ラブライブ!はかつていくつもの感動と奇跡を起こしてきた、スクールアイドルにとっての夢、魂、命の源~!」
なんだか表現が大げさな気もしますが、概ね同意しておきましょうw
大会で有名になって入学する生徒が増えた学校もありました。
「たかがアマチュアの大会で」と相変わらずなすみれちゃんでしたが、そんな反応は想定済み「見るがいいデス!これが今年の…決勝の会場です!」と可可ちゃんが披露したのは、なんと国立競技場…もとい、神宮競技場。
巨大スタジアムのステージに立つ姿を妄想してニヤけるすみれちゃん。
「幼きあの日から夢見てきたスポットライトを浴びる瞬間が…」
しかし、「そんな簡単にここに立てると思うなデスよ」と可可ちゃん。
「どういうことです?」とたずねる恋ちゃんですが、おや?何故か普通科の制服を着ています(というか、舐めるように見る視線がいやらしいw)。
まさか恋ちゃんも普通科に!?…というわけではなくて、「科によって制服で区別するのではなく、自由に選べるようにした方が良い」という理事長先生からの提案だそうで、結女は制服を2種類から自由に選べるようになったということみたいですね。
その話を聞いて「私も音楽科の服作ってもらうかな」「こんどみんなで着てみよっか」「わーそれ絶対楽しい」「ういっすー!」…ってイチャイチャしやがってこの幼なじみコンビめw
…話を戻して、スクールアイドル人気は留まるところを知らず参加者は毎年史上最多を更新。夢のステージにたどり着けるのはほんの一握り。そりゃ神宮競技場(国立競技場)で大会の決勝をやるくらいですからね。相当な規模です。
とはいえ、「私たちのレベルってそんなに低くは無いと思うよ」と言う千砂都ちゃん。確かにサニパのふたりも実力を認めていましたから、それぞれの強みを活かせば「優勝はわからないけど、予選くらいは」いけそうですが…。
「甘過ぎです、マジ甘デース!」とプンスカ可可ちゃん。
ま、お話的にもそう簡単にはいかない気はしますw
素晴らしい曲と圧倒的なパフォーマンスは必須。新曲でエントリーはお馴染みのルールですね。今回はかのんちゃんが詞を書いて、恋ちゃんが作曲をしてみようということに。
いざエントリー…となったところで固まる可可ちゃん。
[必須:グループ名]
…エントリーにはグループ名の登録が必須。
「そういえば私たちって…」「なんてグループなの?」
ここで遅ればせながらのサブタイトル。開始から約6分経過というのも意外でしたし、今回は特に面白い見せ方でしたね(笑)
■頼り頼られ
さて、エントリーするにはグループ名を決めなければなりません。とはいえそう簡単には良いアイディアも浮かばない。
ここぞとばかりに可可ちゃんが提案したグループ名はメンバーの頭文字を取って…。
「チクレカス」
…いやまぁ、「クーカー」のネーミングセンスの流れで来るだろうとは思っていましたが、予想の斜め上でした(笑)
千砂都ちゃんは「まるまるサークル」…。「まるなんだYo!」とポーズを決める千砂都ちゃんを華麗にスルーして恋ちゃんに話を振るかのんちゃん…。
「恋ちゃんは何か無いの」と聞かれて、「わ、私は特には…」と誤魔化す恋ちゃん。隠したメモに書かれていたアイディアはどれも個性的というか何というか。あと、一瞬見えましたが、実際のグループ名投票の最終候補に選ばれた「綺羅星」も書かれていましたね。
結局これといったアイディアも出ず。そこで…
「確か、レジェンドスクールアイドルはかつて…こうして名前を募集したのです!」と、グループ名のアイディアを生徒から募集してみるも、投票はゼロ。
「そんなにみんな興味ないのかなぁ…」と心配になるかのんちゃん。
サニパのふたりに相談してみます。
聞けば、Sunny Passionというグループ名はファンが付けてくれたものだとか。確かにふたりのイメージと活動動機にちなんだグループ名です。また、最初から人気があったわけでもないし、少しでも覚えてもらうために動画を上げたりしていたという話を聞いて、じゃあ動画配信をやってみようという話に。
ところが、動画配信というものが何なのかピンと来ない様子の恋ちゃん。「あまりそういうものには近づかないように言われていたこともあり…」と言ってましたが、こういう天然キャラに育てるためだとしたら恋ちゃんのお母さんなかなかの策士です(たぶん違うw)。
で、そんな恋ちゃんでまずはお試し動画配信。
コメントの反応に「はわわわわ」な恋ちゃん可愛いw
改めてちゃんと準備してやり直すも、ひとりだけ撮影役に回ろうとするかのんちゃんや、配信を始めたら今度は「恥ずかしいからやめよっか」とか言い出して「(ひとに恥ずかしい思いさせておいて自分は恥ずかしいからとか)どの口が言うのですか」とドタバタが始まり結局配信はグダグダに。
結局何も進まなかったねぇ…。
とりあえずグループ名は改めて考えるとして。
「で、歌はできたの?」
そうそう、肝心の新曲の進捗はどうなっているのかというと…。
詞が先という恋ちゃん。曲ができたらそれに詞を付けるというかのんちゃん。お互いに待ちの状態で全く手つかずでした。なんてこった…。
ともあれ、結局かのんちゃんがまず詞を書き上げることになったようですが、「このグループと学校を代表するような曲って言われてもなかなか…」と難航している様子。
「難しいんだよ。この5人ってバラバラだし、最初から何か目的を持って集まったわけでもないし」
確かにそうですが、とはいえエントリー期限まであと少し。
ならば仕方ないと、かのんちゃん葉月邸でカンヅメに(笑)
定番?のヨガのポーズもですが、鉛筆立てのバランスも凄かったw
で、フカフカのベッドでサボっているところがばれて監視されたり、逃げ出したらチビに襲われ…もとい、ペロペロ懐かれたりと散々でしたね…。
■私たちの名は
翌日、こんなことがありましてとナナミちゃんたちに話すかのんちゃん。
「それは大変だったね…」「かのんちゃん一人でかわいそう」と同情してくれます。
みんな私に頼りすぎと言うかのんちゃんですが、まぁ確かに、前半の動画配信の時は一人だけ撮影でみんなに押しつけてずるいとか言われたりもしましたが、逆に作曲とかそういう肝心な部分はかのんちゃん任せだったりするんですよね。
で、登校してきたみんなに歌詞ができていなかったことを責められるかのんちゃんを、「まぁまぁ、かのんちゃんも一生懸命なんだから」とフォローしてくれるナナミちゃんマジ天使。
それに、「かのんちゃんの気持ちわかるよ」と言うヤエちゃん。「あなたたちって、これっていうイメージ無いもの」と。この前のグループ名簿集もみんなイメージが思い浮かばなくて、それで結局アイディアの投票が無かったようです。
「始まったばっかりというか、まだ真っ白というか…。特徴が無いと言うと良くないかもしれないけど…」
という言葉にハッとなるかのんちゃん。前回「始まりの瞬間が好き」とも語っていましたし、「始まり」という言葉にピンとくるものがあったのでしょう。
放課後、特徴が無いという意見にしょんぼり気味な4人に対し、ひとり明るい表情のかのんちゃん。
「なんか、この5人がなんなのかわかった気がして!」
作詞のために先に帰ろうとするかのんちゃんに、千砂都ちゃんが一言。
「かのんちゃん、頼ってばかりでごめん」
「私こそ、時間かかってごめん」
お互い謝れるって素晴らしい。そしてかのんちゃんが作詞に取り組むならその間しっかり練習しておかないとというその姿勢も良し。
あと、挿入歌らしい挿入歌として既存曲が使われるというのはラブライブ!では比較的珍しいですよね。ちゃんと歌詞が内容にもマッチしていて、楽しそうに歌詞を考えたり、トレーニングしたりしているみんなの姿とも相まって良いシーンでした。
で、出来上がった歌詞も「すっごくいいよ」と好評。
今の私たちをとてもよく表した歌詞らしいので、今後挿入歌として披露されるのが楽しみです。
そして歌詞だけでなくグループ名も考えてきたかのんちゃん。
視聴者の皆さんはもうご存じ「Liella!」です。
「フランス語で結ぶって意味のことばから作ってみたの」
「恋ちゃんのお母さんって、学校を通して一つに結ばれるって想いから結ヶ丘って名付けたでしょ。私たちもそれと同じで、スクールアイドルを通して、いろんな色の光で結ばれていくといいなって思ったんだ」
学校名の由来が少なからずグループ名にも反映されている、というのは、まず学校名を投票で決めて、そのうえでグループ名の募集が行われた実際の経緯とも重なります。実際のグループ名に込められた意味をちゃんと踏まえた上で物語として膨らませてあって、ラブライブ!ならではの面白さを感じる部分でもありました。
「私たち自身想像しないようないろんな色の光りになっていく」
「まだ何色でもない私たちだからできること」
「始まったばかりのこの学校だからできること」
グループ名、満場一致です。
「さあ!そうと決まれば!」
「結ヶ丘女子スクールアイドル、Liella!デース!」
Liella!の横断幕を掲げる可可ちゃん…っていつの間に作ったのw
「だから大きすぎるって言うの」
「このくらいでいいよ、どんどん有名になっていかなきゃだし!」
「勝たないといけませんね!」
「うん!」
いいよいいよ!その心意気や良し!
「それでは皆さん、エントリーしますヨ!」
「私たちの名は…」
「Liella!」
■始まりのラブライブ!
もう何度も言っているのですが、ラブライブ!はラブライブ!の物語ではないからこそラブライブ!に出るのです。
部活の全国大会みたいなものというのも良く言われる例えですが、単純にそうでもないんだよなぁ、という辺りにも言及されたのは特筆すべきポイント。
また、これまではどちらかというと「終わり」というのを感じさせる物語だったと思うんですよね。廃校という終わりがあったり、3年生の卒業という終わりがあったり。もちろんそれだけではなく、それでも続いていくものや変わりゆくものを描き、未来に想いを馳せる物語でしたが、とりわけ今作では「始まり」というワードが印象的に用いられているように感じます。
それは作中だけでなく現実でもそうで、「始まりは君の空」もそうですし、ラブライブ!スーパースター!!は「始まったばかり」なんですよね。発表から約1年の準備期間はありましたが、キャストが公開になって本格的に動き出したのは去年の暮れ。そこから半年弱でのアニメ放送開始は、9話を見た今思うとこのタイミングでのアニメ化は絶妙だった、決して早すぎることはかったと改めて感じます。
そういう状況も含めて、まだ始まったばかりの学校だからできること、まだ始まったばかりの私たちだからできることをグループ名に込めて歩み始めたLiella!。
実に清々しい納得感を感じた第9話でした。
そして次回のサブタイトル…いったいどういうことなの?w
いやいや、ラブライブ!はギャグ回とみせかけて感動的な話をやったりするから油断なりませんよ!w
■追加であれこれ綴る第9話見所チェックはこちら。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標または登録商標です。
引用の範囲を超えた無断転載・盗用等は固くお断りいたします。
Reproducing all or any part of the contents is prohibited.
(C)2010 yamakazu0215 All Rights Reserved.
コメント 0