TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」第2話見所チェック [アニメ]
TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」第2話は、1話からの2話、というところが見事に描かれていて、今回もとても面白かったですね。
というわけで、2話も感想とは別に書き足りないあれやこれやを綴っていこうかなと。(2話の感想はこちら)
■ご機嫌かのんちゃん
1話の冒頭では視聴者もビックリするくらいやさぐれていたかのんちゃん。2話では逆にビックリするくらいニッコニコでご機嫌。1話はカーテンを閉め切って真っ暗だった部屋も、2話では燦々と朝日が降り注いで明るい。とてもわかりやすい描写。
また、「前回の~」で前回のことをテンポ良く復習してからの「そしてこの笑顔である」というリズムが気持ちいい。あと、ここで妹のありあちゃんがこの春から中学2年生ということも判明(ということは、かのんちゃんが高3の時に高校入学ですね。フムフム)。
そしてオープニングが終わったら今度はゲッソリとした顔の可可ちゃんという落差(笑)。
1話があっての2話、アバンタイトルがあってのオープニング明けのショット。とにかく脚本や構成、カットのリズム、音楽、どれも見事です。
■サブタイトル
ラブライブ!スーパースター!!はサブタイトルの入り方も毎回のお楽しみな感じですね。今回は黒板に書いてありましたが、まず何も書かれていないカットがあって、スクールアイドル部設立を断られたという話題の次のカットで黒板に書かれているという見せ方。かのんや視聴者の「それって“スクールアイドル禁止!?”ってこと?」みたいな心の声が表れている感じがして面白い。
■天丼2杯目
1話の印象的だった天丼要素。まさか1話越しにもう一杯来るとはw
「そりゃこうなるよね!」というメタなツッコミも楽しい。
■三者三様
スクールアイドル活動をさせてもらえない、どうする?となったときの反応がまさに三者三様で面白い。
可可ちゃんはこの学校でやれないなら他に行くと言い出す。
千砂都ちゃんはとりあえず別の部に入って機会を伺ったらと提案する。
で、かのんちゃんはそれでは全てが恋ちゃんの意のままだし、他の部を腰掛けみたいにするのはその部活動の子にも失礼とこたえる。
短いシーンでそれぞれの考え方や個性が端的に描写されていますよね。
自分は、人物描写というのはいわゆる当番回とかでまるっと1話使う必要は無くて、むしろこういう細かな描写の積み重ねだと思っています。映画は90~120分の間で描かれますし、良くできた群像劇というのはたいてい見ているうちにいつの間にか登場人物達のことをよく知って愛着が沸いているものですから。
■理事長
スクールアイドル部の設立問題に関して、裁定を下す理事長。
生徒の自主自立は学校としても尊重する。それが何であれ我が校の生徒として音楽に関心を持つその心意気や良し。しかし同時に、音楽に力を入れている学校のいち生徒であるからには、とりわけ音楽関連ではふさわしい成果を出せるよう励まなければならない。確かにその通りです。
余談ですが、このあたりは、同じく花田十輝さんが脚本を手がけられた「響け!ユーフォニアム」ともどこか通じる部分も感じたり。
ラブライブ!って、大人達は基本的に直接的な手助けはしない。今回も客観的な立場から適切な判定を下して先に進ませはする(こんな押し問答で尺を取っている場合ではないw)けれど、それ以上は介入しない。
■ギャラリー
かのんちゃんたちがダンスのトレーニングをしているところ、いつもギャラリーが居るんですよね。音楽科と普通科、両方の子たちが興味津々に見てる(制服が違うというのも学科の違いがパッと見てわかる要素としてうまく機能しています)。特に普通科の子は毎回見に来てて、この子達の反応でも上達してきていることがわかる。あと、公園での練習でもたまたま通りがかっただけなのか見てる子たちが居るんですよね。これらが今後に繋がったりするのかちょとだけ気に留めてみたいところ。
■ヒエラルキー
1話でもそこはかとなく感じたことですが、音楽科と普通科との分断とまではいかないにしても、どこか上下関係というか、壁のようなモノが感じられる。可可ちゃんの周りでもスクールアイドルをちょっと下に見ている子は居ると言います。そのあたりが今後どう描かれていくのかは気になりますね。
■トレーニングの成果
日々の練習シーンを短くテンポ良くつないで見せていく中で、徐々にトレーニングの成果が表れ、作曲が進んでいく様子が描かれる。セオリー通りの古典的な見せ方ですが(例えば映画「ロッキー」のトレーニングシーンなどは超有名ですよね)、だからこそ無駄がなく、音楽との相乗効果もあり、わかりやすくて効果的です。
■響かせマショウ!
ラストの朝焼けの歩道橋のシーン。ヘッドフォンなどでよく聴くとわかりやすいのですが、可可ちゃんの「響かせマショウ!」という声がまさに響いている。何気ないことですが、グッとくる演出効果です。
■本当に歌えるのか
かのんちゃんは人前で歌えるようになったと喜んでいますが、実際のところお客さんを前にして歌っているところは実は描かれていないんですよね。1話のラストも割と特殊な状況だったわけで。
あの日あのときと同じように、ステージに立って、お客さんが見ていて、審査する人が見ているという状況に置かれたとき、果たして歌えるのか。そんな心配は希有に終わるのか。
待て次回(3週間後)。
…あ、そうか。国立競技場が使えないからオープニングができないんだ(違)。
というわけで、2話も感想とは別に書き足りないあれやこれやを綴っていこうかなと。(2話の感想はこちら)
■ご機嫌かのんちゃん
1話の冒頭では視聴者もビックリするくらいやさぐれていたかのんちゃん。2話では逆にビックリするくらいニッコニコでご機嫌。1話はカーテンを閉め切って真っ暗だった部屋も、2話では燦々と朝日が降り注いで明るい。とてもわかりやすい描写。
また、「前回の~」で前回のことをテンポ良く復習してからの「そしてこの笑顔である」というリズムが気持ちいい。あと、ここで妹のありあちゃんがこの春から中学2年生ということも判明(ということは、かのんちゃんが高3の時に高校入学ですね。フムフム)。
そしてオープニングが終わったら今度はゲッソリとした顔の可可ちゃんという落差(笑)。
1話があっての2話、アバンタイトルがあってのオープニング明けのショット。とにかく脚本や構成、カットのリズム、音楽、どれも見事です。
■サブタイトル
ラブライブ!スーパースター!!はサブタイトルの入り方も毎回のお楽しみな感じですね。今回は黒板に書いてありましたが、まず何も書かれていないカットがあって、スクールアイドル部設立を断られたという話題の次のカットで黒板に書かれているという見せ方。かのんや視聴者の「それって“スクールアイドル禁止!?”ってこと?」みたいな心の声が表れている感じがして面白い。
■天丼2杯目
1話の印象的だった天丼要素。まさか1話越しにもう一杯来るとはw
「そりゃこうなるよね!」というメタなツッコミも楽しい。
■三者三様
スクールアイドル活動をさせてもらえない、どうする?となったときの反応がまさに三者三様で面白い。
可可ちゃんはこの学校でやれないなら他に行くと言い出す。
千砂都ちゃんはとりあえず別の部に入って機会を伺ったらと提案する。
で、かのんちゃんはそれでは全てが恋ちゃんの意のままだし、他の部を腰掛けみたいにするのはその部活動の子にも失礼とこたえる。
短いシーンでそれぞれの考え方や個性が端的に描写されていますよね。
自分は、人物描写というのはいわゆる当番回とかでまるっと1話使う必要は無くて、むしろこういう細かな描写の積み重ねだと思っています。映画は90~120分の間で描かれますし、良くできた群像劇というのはたいてい見ているうちにいつの間にか登場人物達のことをよく知って愛着が沸いているものですから。
■理事長
スクールアイドル部の設立問題に関して、裁定を下す理事長。
生徒の自主自立は学校としても尊重する。それが何であれ我が校の生徒として音楽に関心を持つその心意気や良し。しかし同時に、音楽に力を入れている学校のいち生徒であるからには、とりわけ音楽関連ではふさわしい成果を出せるよう励まなければならない。確かにその通りです。
余談ですが、このあたりは、同じく花田十輝さんが脚本を手がけられた「響け!ユーフォニアム」ともどこか通じる部分も感じたり。
ラブライブ!って、大人達は基本的に直接的な手助けはしない。今回も客観的な立場から適切な判定を下して先に進ませはする(こんな押し問答で尺を取っている場合ではないw)けれど、それ以上は介入しない。
■ギャラリー
かのんちゃんたちがダンスのトレーニングをしているところ、いつもギャラリーが居るんですよね。音楽科と普通科、両方の子たちが興味津々に見てる(制服が違うというのも学科の違いがパッと見てわかる要素としてうまく機能しています)。特に普通科の子は毎回見に来てて、この子達の反応でも上達してきていることがわかる。あと、公園での練習でもたまたま通りがかっただけなのか見てる子たちが居るんですよね。これらが今後に繋がったりするのかちょとだけ気に留めてみたいところ。
■ヒエラルキー
1話でもそこはかとなく感じたことですが、音楽科と普通科との分断とまではいかないにしても、どこか上下関係というか、壁のようなモノが感じられる。可可ちゃんの周りでもスクールアイドルをちょっと下に見ている子は居ると言います。そのあたりが今後どう描かれていくのかは気になりますね。
■トレーニングの成果
日々の練習シーンを短くテンポ良くつないで見せていく中で、徐々にトレーニングの成果が表れ、作曲が進んでいく様子が描かれる。セオリー通りの古典的な見せ方ですが(例えば映画「ロッキー」のトレーニングシーンなどは超有名ですよね)、だからこそ無駄がなく、音楽との相乗効果もあり、わかりやすくて効果的です。
■響かせマショウ!
ラストの朝焼けの歩道橋のシーン。ヘッドフォンなどでよく聴くとわかりやすいのですが、可可ちゃんの「響かせマショウ!」という声がまさに響いている。何気ないことですが、グッとくる演出効果です。
■本当に歌えるのか
かのんちゃんは人前で歌えるようになったと喜んでいますが、実際のところお客さんを前にして歌っているところは実は描かれていないんですよね。1話のラストも割と特殊な状況だったわけで。
あの日あのときと同じように、ステージに立って、お客さんが見ていて、審査する人が見ているという状況に置かれたとき、果たして歌えるのか。そんな心配は希有に終わるのか。
待て次回(3週間後)。
…あ、そうか。国立競技場が使えないからオープニングができないんだ(違)。
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