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「白い砂のアクアトープ」第1話感想 [アニメ]

#01「熱帯魚、逃げた」

 P.A.WORKS制作の新作ということに加えて、ヒロインのキャストがりきゃここと逢田梨香子さんという事でも密かに楽しみにしていた「白い砂のアクアトープ」。
 第1話は独特の雰囲気と巧みな描写、美しい映像と音楽に引き込まれました。

 冒頭、美しい沖縄の風景からスタートし、そこから東京のビル群の望遠ショットにパッと変わる構成がなかなかに鮮烈でつかみは抜群。誰も居ない水族館で水槽を前にぼーっとしているくくると、何も無くなったマンションの部屋の窓と風花、というのもさりげない対比になっているようにも見えますね。

 察しが良かったり一歩引くような感じの風花ですが、田舎に帰ると「励ます会」が待ち構えていると知って、ふと目に付いた沖縄旅行の広告に勢いでそのまま沖縄に行ってしまう辺り、意外と行動力や大胆な面も持ち合わせているようです。思いつきで計画も準備もなく遠出してしまうとかなかなかでしょ。
 で、沖縄についてふらりと立ち寄った占いの店。何気に面白いなと思ったのが、「右手」と言われたときに右手に持っていたアイスを左手に持ち替えるのではなく“口にくわえて”右手を差し出したところ。こういう個性の描き方はなかなかできないですし、巧いなぁと。
 占い師さんの巧みな観察眼とプロファイリング術にすっかり乗せられてしまう風花。占いあるあるです。しかし、そんな純粋で素直な風花に逆に打ち解け「たまには本気で占ってあげる」と真剣に見てあげるあたり、占いの腕は本物だったようです。
 そして占いに従って射手座の方向を目指していった結果、風花に様々な出会いが訪れます。
 このときの、ふらりふらりと彷徨っていく一連のシーンの音楽と映像が不思議な魅力があって引き込まれました。そして浜辺で居眠りして一夜を明かす風花(これもまた大胆ですw)。

 Bパート、くくるが祖父母と暮らしている様子ですが、その後の回想でくくると名前の書かれていない2冊の母子手帳を手にするシーンが出てきて、幼くして母親を亡くしている、そんなことを予感させます。学校のシーンではくくるの明るい性格や魚大好きっぷりがよく伝わってきましたが、そことも何か絡んでいそうですね。

 一方、風花は炎天下でフラフラ歩いているところを、通りがかった観光協会のお姉さんに助けられて、ふと気になった水族館まで送ってもらうことに。
 そしてその水族館がくるるが働いている「がまがま水族館」。閑古鳥状態の古びた水族館で、不思議な体験をする風花と、くるるとの出会い。
 幻想的な体験からふっと現実に戻ってくる浮遊感。海や魚、幻想的な光景の描写には、同じP.A.WORKS制作の「凪のあすから」を彷彿とさせるモノもありましたね。

 登場人物達も魅力的ですし、ゆったりとした空気感、美しい映像と繊細で幻想的な音楽がとても気に入ったので、次回も楽しみです。


 それはそうと、東京でアイドルを志すも夢半ばで諦めた少女が、沖縄に行って新しい始まりに出会うというヒロインのキャスティングが逢田梨香子という辺りは、やっぱり狙ってやってますよね(笑)。


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