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ウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」を購入 [雑記]

SRS-WS1
 ソニーのウェアラブルスピーカー「SRS-WS1」を購入しました。
 ヘッドフォンやイヤホンと違って耳を塞がないのでスピーカーで聴くのと同じように周囲の音も聞こえやすく、耳も圧迫されないし痛くならない、それでいて耳元で音に包まれるような臨場感があるということで前々から気にはなっていたのですが、(いつも観ているゲーム実況チャンネルのNGCが導入しているのを観てけっこう良さそうだなと思ったのもあって)思い切って買ってみようと思った次第。

SRS-WS1
 Uの字型の本体を首からかけて使う様になっていて、右側に電源ボタンとパッシブラジエーター(重低音効果の弱・中・強)の切り替えボタン、左側に音量ボタンと有線接続用のマイクロUSB端子があります。ちょうど首の後ろになる部分には充電用の接点と電源ランプがあり、電源ランプはバッテリーの残量に応じて緑→橙→赤と変化するようになっています。充電中はこれがゆっくりと点滅するようになっていて、充電量に応じて赤→橙→緑→消灯(充電完了)となります。ちょっとした工夫ですが、バッテリー残量の把握にとても役立ちます。
 重量は約335g。首から肩にかけて支える感じなることもあってそれほど重いと感じることはありません。

SRS-WS1
 スピーカーは先端部に縦向きに付いていて、スリットの部分で反響して耳元に音が届く仕組み。また、スピーカー搭載部分にはパッシブラジエーターも内蔵されていて、重低音効果と振動を発生させる構造になっています。このパッシブラジエーターによる重低音振動がこの製品の大きな特徴であり最大の魅力と言っても良いでしょう。
 強力な指向性があるわけでは無いので、音は普通に周囲に漏れます。とはいえ、テレビやスピーカーで大きな音を鳴らすよりもずっと小さい音量で同等の体感効果が得られるので、相対的に周りに迷惑をかけない静かな音で使えるとはいえるでしょう。

SRS-WS1
 本体の他に、無線レシーバーと充電ドック(充電はこの専用充電ドックとの接点方式で、USBケーブルを本体に直接繋いで充電することはできません)。それぞれのUSB電源アダプタとUSBケーブルに、光デジタルケーブルとオーディオケーブル、そして本体を有線接続するための専用オーディオケーブルが付属しています。
 Bluetoothは搭載しておらず、ワイヤレス接続は専用レシーバーとの2.4GHz帯の無線接続方式です。その代わり、手軽で安定した無線接続と遅延がほぼ無い状態で音を聞くことが可能になっています。
SRS-WS1
 専用ケーブル(片方がマイクロUSBでもう片方がステレオミニプラグになっている)を使うことで、イヤホンジャックを備えた機器と有線接続で利用することも可能。普段はテレビに無線レシーバーを常設して使いつつ、PCやオーディオプレイヤーで使うときには有線ケーブルで、といった使い方ができます。

 で、実際に使ってみた感想としては…

・音に包まれるような臨場感と開放感は確かにある。
・肩に載せるだけの手軽さでサラウンド効果が得られる。
・パッシブラジエーターによる重低音の振動効果がすごい。
・ヘッドフォンやイヤホンと違って耳を塞がないのが良い。
・ワイヤレスかつ遅延が少ない。

 といったところでしょうか。

 純粋に音質という点ではそれなりです。悪くはありませんが、同価格帯のヘッドフォンには及ばないでしょうし、素の状態での音はやや軽い感じなので、パッシブラジエーターを中または強にして使うのが基本ですね。
 で、なんといっても本製品の魅力は耳元で音に包まれるような臨場感と振動にこそあります。
 ヘッドフォンのバーチャルサラウンドや5.1chサラウンドスピーカーシステムともまた違った立体的な音響体験は独特のもので、耳元で音が聞こえるのは基本的にはヘッドフォンで音を聞いている感覚に近いのですが、バーチャルサラウンドにありがちな音が遠くで鳴っているような感覚も無く、それでいてヘッドフォンよりも自分の周囲で空間的に音が鳴っているような広がりを感じられるのが特徴。
 ワイヤレスかつウェアラブルということで、肩に載せるだけで最適なリスニングポジションに居なくてもどこでもサラウンド効果を堪能できますし、耳元で音が鳴るのでクリアで聞き取りやすい。細かな音や台詞のちょっとしたニュアンスもしっかりと聞き取れます。
 ただ、やはりその構造上どうしても下の方から…首元で音が鳴っている様な感覚は多少残ります。とはいえ、音によっては本当に耳元で鳴っているように聞こえてくるものもあるので、この辺りはソース次第で違ってくる部分です。

 そしてパッシブラジエーターによる振動。一定の周波数より低い低音が鳴ると本体がビリビリと振動するようになっているのですが、この効果が絶大で、音楽ではドラムのズンズンとした響きを振動で感じることが出来ますし、格闘ゲームとかだと攻撃のヒットが振動で感じられて面白い。
 これは5.1chスピーカーシステムやサウンドバー、バーチャルサラウンドヘッドフォンでは味わえない体験で、この製品を買って良かったなと感じた部分。


 いろいろ試してみて特に相性が良いなと感じたのはライブやコンサート。テレビの方から音が聞こえるのでは無く自分の周りで音がするのに加えて重低音の振動もあるので、まるでライブ会場にいるような臨場感が味わえます。あと、ゲームは臨場感があり音のする方向などが把握しやすいと感じました(耳を塞がないのでPS4等ではコントローラーからの音もちゃんと聞き取れる)。映画はもちろん、アニメも音響が凝っているものだと迫力のある音が味わえます。


 手軽にサラウンド効果を“身につけて”、“音を体感する”ことができて、様々な機器で手軽に利用できるのは本製品の大きな魅力。2万円弱という価格は若干のハードルではありますが、重低音の振動も迫力があり、臨場感のあるサウンドを体験できるのでぜひ。


 SRS-WS1(ソニー)






ソニー SONY SRS-WS1専用純正カバー カバーをしたまま操作・充電可/水洗い可 CKS-SRSWS1

ソニー SONY SRS-WS1専用純正カバー カバーをしたまま操作・充電可/水洗い可 CKS-SRSWS1

  • 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
  • 発売日: 2019/07/20
  • メディア: エレクトロニクス



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