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「BLUE PROTOCOL」クローズドβテスト感想 [ゲーム]

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 (C)BANDAI NAMCO Online Inc. (C)BANDAI NAMCO Studios Inc.
 バンダイナムコがサービスを予定しているオンラインRPG「BLUE PROTOCOL」のクローズドβテストが4月23日の夜から27日夜まで開催され、自分もβテスターに当選したので参加してきました。そんなβテストの感想でも。
 ちなみに、オフィシャルにはMMORPGではなくオンラインアクションと呼んでいるようですが…。


 公表はされていませんが、音楽はあの人ですよね。

 このゲームはアニメ調のグラフィックスが大きなウリとなっていて、キャラメイクもアニメの設定画風になっているのがユニーク。
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 いっそ本当にキャラ表のようなもの(線画風でコメントも書き込めたり)を作ってプロフィールなどに設定できたりしたら楽しそうだなと思いましたね。

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 グラフィックは本当に綺麗です。コレ、イメージイラストではなく実際のゲーム画面です。これが動かせるんですよ。まるでアニメの中に入り込んだかのようでしょう。
 まぁ、相応に重くて(特に人が多いところでは極端に重い)、メモリもVRAMもあればあるだけ食い潰すのはまだ最適化不足だからだと思いたいところです。FF14を最高品質で安定して快適にプレイできている環境ですが、このゲームは常時快適にとはいきませんでした。

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 カットシーンなどはアニメさながらです。
 ストーリーも意外と面白くて続きが気になるものでした。
 あと、こういったキャラメイクができるMMORPGでは珍しくプレイヤーキャラクターが台詞を(ボイス付きで)喋るというのはちょっと驚きでした。

 …ただ、それ以外の部分は問題山積みといった感じでしたね。どうしようも無くダメというより、細かい不満がたくさんある感じ。開発途中と言うことは考慮するにしても…。

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 まずこのゲーム、とにかく何をするにも基本素材集めなんです。素材を集めないと武器や装備は作れないし、装備を強くするためには強化素材を集めないといけない。素材を集めて特殊なアイテムを作らないと冒険ランクというものが上げられなくてコンテンツも解放できないしメインクエストも進められない(クエストも基本素材集めのお使いが多い)。
 なのにインベントリは30個で消耗品と共有なうえにスタックができない(このあたりβ仕様or課金or解放要素にしてきそうですが、それにしてもキツい)。しかもアイテムはまず「未鑑定」という状態で、素材集めゲームなのに目当ての素材が集まっているかわからない。要求される素材の数も多いし、レアポップモンスターのドロップが複数個必要だったりする。
 フィールドのファストトラベル地点も少なく、マウントは制限時間(エナジー)付きで、切れるともう乗れない(街に戻らないと回復しない)。モンスターの感知も敏感で、しかも一度絡まれると猛スピードでどこまでも追いかけてくるのでほぼ逃げられない(おまけにモンスターを引っ張って他のプレイヤーに突進攻撃を当てて崖から突き落としてモンスターPKできてしまうんですよ…)
 素材集めとクラフトと強化がゲームの柱なのに、それがあまり楽しく遊べない要素が多くてけっこうしんどかった。βということで暫定的だったりする部分もあると思うのですが、それにしてもなぁという。
 今時のMMOはバッグの容量等も最初から大きくて、メインの部分は親切設計でカジュアルに楽しめて、やり応えを求める人用には別途それなりのコンテンツが用意されているというのが主流ですが、このゲームはちょっとそれに逆行している気配があります(FF11の時代を思い起こさせる)。あと、プレイしていて作りがアプリゲーム(いわゆるソーシャルゲーム)的だなぁと感じることもチラホラ。

 そうそう、マッチングパーティーでのダンジョン攻略は、ハッキリ言ってFF14のまとめ進行のなれの果てみたいな有様で、素材集めの最速周回前提で最低限倒すしかない敵以外は全部無視でボスまで突っ走ってあとはタコ殴りというのが既に定番化していました(ダンジョン始まったと思ったらみんなザコを無視ししてさっさと突っ走っていくので初めての人は困惑するでしょうね…)。ダンジョンの構造や移動の早さ、特定の敵さえ倒せば進めるというシステムの穴もそうですが、ソロ用難易度のダンジョンに6人で殴り込めばそりゃ単純計算で難易度6分の1だよね、と。開発的にダンジョンはサクッと終わらせて周回でオッケーというポリシーなのだとしたらともかく、そうでないならソロ用とパーティー用で難易度を個別に調整するか、パーティ用に調整してソロではNPCなどのサポートを入れるかする必要はあるでしょうね。ダンジョンではマップが見られない&チャットができないというのも微妙な仕様です。

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 あと、最もストレスを感じたのがUIの使い勝手の悪さとゲームパッドの操作性の悪さ。そしてシステムの煩雑さと説明不足ですね。
 特にゲームパッド対応はお粗末と言わざるを得ないもので、“ゲームパッドで操作できる”のではなく、マウスキーボードをゲームパッドで“疑似的に代用しているだけ”にすぎないレベルで、これではダメだろうと。マップ画面とか結構な苦行ですよ。
 開発者はキーボードマウスのUIを形にしてからパッドに対応させていく、みたいなことを言っているようですが、それではいつまで経っても疑似キーボードマウスの域を出ないでしょう。最初からマウスキーボードとゲームパッドのハイブリッドを前提とした設計で根本から作り直して欲しい。
 UI全般も見た目優先になりすぎていて使い勝手がおざなりになっている感じで(例えばアイコンは基本白一色。スキルなんかもぱっと見て何が何だかよくわからない。UIは小さい文字やボタンが多く、かと思えばやたら大きいのもあってまちまち。レイアウトや色使いなども微妙で視認性もあまり良くない)、とにかくUIや操作性に関しては細かい不満点を挙げればキリがないという感じ。武器やアイテムのクラフトと強化がこのゲームのメインの様なのですが、そのクラフトや強化のUIも無駄に操作ステップが多かったり視線移動やカーソルの移動量が多かったりと使い勝手が悪い。
 ゲームの中身はまぁβ版だし暫定箇所も多いだろうしとは思うのですが、システムのわかりにくさと要素の煩雑さ、UIの使い勝手の悪さとゲームパッドの操作性の悪さは最低限何とかしてほしいと感じました。理解しやすく快適に操作できればそれだけでも違ってきますからね。


 細かい不満点は多かったですが、とはいえ、この美しい世界は魅力的でまた行きたいし、ストーリーもなかなか面白そうで続きも気になるし、キャラクターも着飾って楽しみたいなと思うので、不満点や問題点が改善され、よりよい状態になって正式サービスが(その前にクローズドβ2かオープンβはありそうですが)始まるのを期待して待ちたいと思います。
 まずは開発陣がテストやアンケートの結果をどう踏まえ、どのような方針を示してくるかですね。
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 BLUE PROTOCOL(公式Webサイト)


 (C)BANDAI NAMCO Online Inc. (C)BANDAI NAMCO Studios Inc.


 ■追記:βテストの内容に対する開発サイドの説明を聞いて、率直な感想としては、言い訳が多いなと個人的には思いました。それ隠す必要あった?とかね(これこれこういうことをテストしたいのでいったんこうなってます、協力して頂けると助かります、と事前に説明しておけば済むこと)。あと、本当に要望の意図をちゃんと理解してるのかなぁとか。マウントは種類が増えるから乗り継げばいいとか言ってましたが、いや、お気に入りのとかに乗りたいし、そうじゃないんだよなぁ…とかね。

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