ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season 第2話感想 [アニメ]
#02「雨の音」
さて、前回諦めずに最後まであがいていこうと決意を新たにしたAqours。
改めて学校存続を交渉する鞠莉でしたが、やはりどんなに反対意見があっても生徒がいなければそもそも学校を存続できないとのこと。確かにそれはそうです。
だから…。
「だから言ったの。もし増えたら考えてくれるかって。何人居ればいいの、何人集めれば学校を続けてくれるかって」
そしてその応えとして与えられた条件は…。
「100人」
今年の終わりまでに少なくとも100人入学希望者が集まったら、来年度も募集し入学試験も行ってもらえることに。
しかし100人というのは実際なかなかの数字です。1話のアバンタイトルのシーンを見てもわかる通り、現時点での全校生徒数より多い人数ですからね。それにしても、あの時「0を1にして、1を10にして、10を100にできたら」と言っていたことが、まさか現実の課題になるとは。
とはいえ、ひとまず学校存続の可能性はゼロではなくなりました。ならば、可能かどうかはともかく、学校説明会もライブライブ!も、やれるだけのことをやってみる他ありません。
■歌詞ノート(かしのおと)
「なーっ!とは言ったものの…」といきなりどうしたものかな千歌ちゃん。
来月初めには早くも予備予選。しかし曲作り…というか作詞は難航。そんな千歌ちゃんの歌詞ノートには歌詞…ではなく夜中の2時までかかったという梨子ちゃんおこり顔のパラパラ漫画w
当然のごとく梨子ちゃん激おこ(笑)
しかし、このまま全部まかせっきりというのも結構な負担です。
「じゃあ果南、久しぶりに作詞やってみる?」と鞠莉。そういえば3年生組は2年前にラブライブ!に出るべく曲作りをしていた過去がありましたね。
果南が作詞、鞠莉は作曲、ダイヤさんは衣装を担当していたようです。ちなみに衣装作りはルビィも手伝っていたようです(そう考えると1期9話でようこそと衣装を差し出した場面はまたぐっと深みを増して感じられますね)。
で、「じゃあこうしよう」という鞠莉の提案で、2年生組が学校説明会用の曲を、3年生と1年生組でラブライブ!用の曲をつくろうということに。
2期は統廃合問題とラブライブ!の2本の柱で物語が進んでいきそうですね。
さて、2年生組は定番の千歌の家で作業。
残る6人は鞠莉の家で曲を作る…はずが、豪華なティータイムにすっかりくつろぎモード。いったい何をしに来たのか…。
これでは全く作業にならない、というワケで黒澤家へ場所を移して仕切り直し。
まずは歌詞のコンセプト、というワケで真っ先に「無」を提案する花丸ちゃん。「無というのは無いという状態が有る」という説明に「なにそれ…カッコいい!」と盛り上がる善子と意気投合。
それはなんだか難しすぎると言う鞠莉は、もっとハッピーなのがいいと前から温めていたという「とびっきり斬新でハッピーな」曲のアイディアを披露。こうして曲を聴いてもらう感覚も「ニネンブリデースネー」とご機嫌に疲労した曲は…バリバリのメタル(そういえばそういう曲が好きってG'sの自己紹介で言ってましたね…)。
しかし1年生組にはちょっと受け容れにくかったようです。
一方、2年生組はというと、相変わらず作詞は難航している様子。
そこへルビィからのメール。まさかもう出来たのかと慌てて駆けつけてみると…。
1年生組と3年生組の意見が対立し険悪な雰囲気に。
好みがまるで違うというのもありますし、曜ちゃんも言っていたように、1年生組と3年生組が直接話し合う機会は確かにあまりありませんでした。善子と花丸ちゃんは積極的に話す方じゃないし、鞠莉と果南もああ見えて人見知りするタイプ。…とはいえ、それを言い訳にしても始まりません。
ここはひとつ、コミュニケーションを図って互いの理解を深め仲良くなろうということに。
ならばと外で遊ぶことを提案する果南。一方、みんなで本を読もうと提案する花丸。…なるほど、このチームはアウトドアな3年生とインドアな1年生に分かれているわけですね。とことん真逆です。ならば仕方ないということで…、ダイヤさんの提案でなぜか温泉へ!裸の付き合い!
2話にして早くも温泉回です!もうテコ入れです!(違)
■雨の音
で、結局温泉に入ったからどうこうということもなく(サービスとしてはじゅうぶんですがw)、そうこうしているうちに雨が降ってきました。
とりあえず近くにあるという花丸ちゃんの知り合いのお寺で雨宿りすることになったのですが、ちょっとしたことで怖がって「はぐぅ~」と抱きつく果南がかわいいw あと、善子の作詞ノート痛すぎるw
そんなこんなでドタバタしつつも、雨が止む気配も無く、そして曲作りも捗るわけでも無く、思い空気に包まれます。
と、そこへ雨漏りが。
ここで「ああなるほど!雨の音!」と膝を叩きましたね。なるほどそういうことかと。
慌ててその場にあった器を雨漏りの下に置いていくと…。
器の大きさや形の違い、雨水が落ちてくるタイミングの違いで、滴る水滴がまるでメロディーを奏でているかのように聞こえてきます。
「テンポも音色も大きさも」
「ひとつひとつ、全部違ってバラバラだけど」
「ひとつひとつが重なって」
「ひとつひとつが調和して」
「ひとつの曲になっていく」
「マルたちもずら」
…てなわけで
「よーし!今夜はここで合宿ずらー!」
そして翌朝。
登る朝日の中、千歌ちゃんも歌詞の“答え”を得た様子。1年生&3年生組も無事新曲ができたようです。さあ、学校とラブライブ!に向けて、練習も張り切っていきましょう!
…というところでまたしても意味深な着信!w
そして次回へ続く!
■橋渡し
さて、今回は1年生組と3年生組にスポットを当てつつ、2年生組は説明会用、1年生&3年生組は大会(予備予選)用の曲を作っていく、という回でした。
大雑把には、合宿してトレーニングし大会予選用の曲作りを行った(「ユメノトビラ」誕生秘話でもある)ラブライブ!(μ’s)の2期2話と似たようなエピソードで、1期で中心的役割を担ってきた2年生チームがほぼ蚊帳の外というのも類似点ではあります。
とはいえ、μ’sとAqoursでは置かれている状況も、メンバーのバランスや役割もだいぶ異なります。そのあたりの違いも現れていてなかなか面白かったですね。
今回は2年生チームが別行動を取り、1年生と3年生が直接対話していく状況に置かれた中で苦悩し団結していく過程が描かれたわけですが、そういえば確かに2年生組が1年生組と3年生組の橋渡し的な役目を果たしていて、1年生組と3年生組の直接的な接点はあまりありませんでした。
そんな中で唯一“接している”のが黒澤姉妹であり、今回状況を俯瞰し互いを結びつける役割を果たしたという点でも、“ユニットの中に姉妹がいる”というAqoursならではの特徴が活かされていたエピソードだったとも思いますし、Aqoursというユニットの特徴や面白さがよく表れていたとも思います。
1年生組の善子と花丸、3年生組の果南と鞠莉がそれぞれ趣向も似ていて幼なじみ的なペアで、インドアとアウトドアで好みや性格は真逆だけど、どちらのペアも若干人付き合いが苦手なところがある。そしてそれぞれの親友であるルビィとダイヤは姉妹。9人全体で見れば、千歌と果南が幼なじみ。曜と善子は同じ沼津市街地に住む地元仲間。千歌と曜が幼なじみで、梨子と千歌はお隣さんと、相関図の面白さもAqoursのユニークなところですね。
■海と雨を巡る音
そして何と言ってもサブタイトルでもある「雨の音」は物語の大きなカギでした。
1期では「海の音」から「想いよひとつになれ」が生まれました。そして2期では「雨の音」から曲が生まれる。海の音から曲を作ったのは梨子ちゃんをはじめとした2年生チームで、雨の音は3年生&1年生チームというのも面白い。
さらに言えば、どちらも「水(アクア)」にまつわるものですし、海水が暖められて空へ上って雲になり、そして雨となって降り注ぎ、再び“海へと還っていく”という循環とも絡めて考えると、なかなかに深い比喩やテーマが込められている様な感じもしてきますね(2年生「海」→3年生「雲」→1年生「雨」。1年生の頃に曲作りをしていた3年生が再び1年生と一緒に曲を作る。1年生というのは新入生であり学校存続に欠かせないモノ、すなわち“恵みの雨”)。
そして次回サブタイトルは「虹」。言うまでも無く、虹とは大気中の水滴に太陽の光が反射して起る(そして雨上がりによく見られる)現象です。水と輝き。実にラブライブ!サンシャイン!! らしさを感じさせます。
誕生した曲がどんなものになっているのか、そして意味深な着信はいったい…。
次回も楽しみです。
さて、前回諦めずに最後まであがいていこうと決意を新たにしたAqours。
改めて学校存続を交渉する鞠莉でしたが、やはりどんなに反対意見があっても生徒がいなければそもそも学校を存続できないとのこと。確かにそれはそうです。
だから…。
「だから言ったの。もし増えたら考えてくれるかって。何人居ればいいの、何人集めれば学校を続けてくれるかって」
そしてその応えとして与えられた条件は…。
「100人」
今年の終わりまでに少なくとも100人入学希望者が集まったら、来年度も募集し入学試験も行ってもらえることに。
しかし100人というのは実際なかなかの数字です。1話のアバンタイトルのシーンを見てもわかる通り、現時点での全校生徒数より多い人数ですからね。それにしても、あの時「0を1にして、1を10にして、10を100にできたら」と言っていたことが、まさか現実の課題になるとは。
とはいえ、ひとまず学校存続の可能性はゼロではなくなりました。ならば、可能かどうかはともかく、学校説明会もライブライブ!も、やれるだけのことをやってみる他ありません。
■歌詞ノート(かしのおと)
「なーっ!とは言ったものの…」といきなりどうしたものかな千歌ちゃん。
来月初めには早くも予備予選。しかし曲作り…というか作詞は難航。そんな千歌ちゃんの歌詞ノートには歌詞…ではなく夜中の2時までかかったという梨子ちゃんおこり顔のパラパラ漫画w
当然のごとく梨子ちゃん激おこ(笑)
しかし、このまま全部まかせっきりというのも結構な負担です。
「じゃあ果南、久しぶりに作詞やってみる?」と鞠莉。そういえば3年生組は2年前にラブライブ!に出るべく曲作りをしていた過去がありましたね。
果南が作詞、鞠莉は作曲、ダイヤさんは衣装を担当していたようです。ちなみに衣装作りはルビィも手伝っていたようです(そう考えると1期9話でようこそと衣装を差し出した場面はまたぐっと深みを増して感じられますね)。
で、「じゃあこうしよう」という鞠莉の提案で、2年生組が学校説明会用の曲を、3年生と1年生組でラブライブ!用の曲をつくろうということに。
2期は統廃合問題とラブライブ!の2本の柱で物語が進んでいきそうですね。
さて、2年生組は定番の千歌の家で作業。
残る6人は鞠莉の家で曲を作る…はずが、豪華なティータイムにすっかりくつろぎモード。いったい何をしに来たのか…。
これでは全く作業にならない、というワケで黒澤家へ場所を移して仕切り直し。
まずは歌詞のコンセプト、というワケで真っ先に「無」を提案する花丸ちゃん。「無というのは無いという状態が有る」という説明に「なにそれ…カッコいい!」と盛り上がる善子と意気投合。
それはなんだか難しすぎると言う鞠莉は、もっとハッピーなのがいいと前から温めていたという「とびっきり斬新でハッピーな」曲のアイディアを披露。こうして曲を聴いてもらう感覚も「ニネンブリデースネー」とご機嫌に疲労した曲は…バリバリのメタル(そういえばそういう曲が好きってG'sの自己紹介で言ってましたね…)。
しかし1年生組にはちょっと受け容れにくかったようです。
一方、2年生組はというと、相変わらず作詞は難航している様子。
そこへルビィからのメール。まさかもう出来たのかと慌てて駆けつけてみると…。
1年生組と3年生組の意見が対立し険悪な雰囲気に。
好みがまるで違うというのもありますし、曜ちゃんも言っていたように、1年生組と3年生組が直接話し合う機会は確かにあまりありませんでした。善子と花丸ちゃんは積極的に話す方じゃないし、鞠莉と果南もああ見えて人見知りするタイプ。…とはいえ、それを言い訳にしても始まりません。
ここはひとつ、コミュニケーションを図って互いの理解を深め仲良くなろうということに。
ならばと外で遊ぶことを提案する果南。一方、みんなで本を読もうと提案する花丸。…なるほど、このチームはアウトドアな3年生とインドアな1年生に分かれているわけですね。とことん真逆です。ならば仕方ないということで…、ダイヤさんの提案でなぜか温泉へ!裸の付き合い!
2話にして早くも温泉回です!もうテコ入れです!(違)
■雨の音
で、結局温泉に入ったからどうこうということもなく(サービスとしてはじゅうぶんですがw)、そうこうしているうちに雨が降ってきました。
とりあえず近くにあるという花丸ちゃんの知り合いのお寺で雨宿りすることになったのですが、ちょっとしたことで怖がって「はぐぅ~」と抱きつく果南がかわいいw あと、善子の作詞ノート痛すぎるw
そんなこんなでドタバタしつつも、雨が止む気配も無く、そして曲作りも捗るわけでも無く、思い空気に包まれます。
と、そこへ雨漏りが。
ここで「ああなるほど!雨の音!」と膝を叩きましたね。なるほどそういうことかと。
慌ててその場にあった器を雨漏りの下に置いていくと…。
器の大きさや形の違い、雨水が落ちてくるタイミングの違いで、滴る水滴がまるでメロディーを奏でているかのように聞こえてきます。
「テンポも音色も大きさも」
「ひとつひとつ、全部違ってバラバラだけど」
「ひとつひとつが重なって」
「ひとつひとつが調和して」
「ひとつの曲になっていく」
「マルたちもずら」
…てなわけで
「よーし!今夜はここで合宿ずらー!」
そして翌朝。
登る朝日の中、千歌ちゃんも歌詞の“答え”を得た様子。1年生&3年生組も無事新曲ができたようです。さあ、学校とラブライブ!に向けて、練習も張り切っていきましょう!
…というところでまたしても意味深な着信!w
そして次回へ続く!
■橋渡し
さて、今回は1年生組と3年生組にスポットを当てつつ、2年生組は説明会用、1年生&3年生組は大会(予備予選)用の曲を作っていく、という回でした。
大雑把には、合宿してトレーニングし大会予選用の曲作りを行った(「ユメノトビラ」誕生秘話でもある)ラブライブ!(μ’s)の2期2話と似たようなエピソードで、1期で中心的役割を担ってきた2年生チームがほぼ蚊帳の外というのも類似点ではあります。
とはいえ、μ’sとAqoursでは置かれている状況も、メンバーのバランスや役割もだいぶ異なります。そのあたりの違いも現れていてなかなか面白かったですね。
今回は2年生チームが別行動を取り、1年生と3年生が直接対話していく状況に置かれた中で苦悩し団結していく過程が描かれたわけですが、そういえば確かに2年生組が1年生組と3年生組の橋渡し的な役目を果たしていて、1年生組と3年生組の直接的な接点はあまりありませんでした。
そんな中で唯一“接している”のが黒澤姉妹であり、今回状況を俯瞰し互いを結びつける役割を果たしたという点でも、“ユニットの中に姉妹がいる”というAqoursならではの特徴が活かされていたエピソードだったとも思いますし、Aqoursというユニットの特徴や面白さがよく表れていたとも思います。
1年生組の善子と花丸、3年生組の果南と鞠莉がそれぞれ趣向も似ていて幼なじみ的なペアで、インドアとアウトドアで好みや性格は真逆だけど、どちらのペアも若干人付き合いが苦手なところがある。そしてそれぞれの親友であるルビィとダイヤは姉妹。9人全体で見れば、千歌と果南が幼なじみ。曜と善子は同じ沼津市街地に住む地元仲間。千歌と曜が幼なじみで、梨子と千歌はお隣さんと、相関図の面白さもAqoursのユニークなところですね。
■海と雨を巡る音
そして何と言ってもサブタイトルでもある「雨の音」は物語の大きなカギでした。
1期では「海の音」から「想いよひとつになれ」が生まれました。そして2期では「雨の音」から曲が生まれる。海の音から曲を作ったのは梨子ちゃんをはじめとした2年生チームで、雨の音は3年生&1年生チームというのも面白い。
さらに言えば、どちらも「水(アクア)」にまつわるものですし、海水が暖められて空へ上って雲になり、そして雨となって降り注ぎ、再び“海へと還っていく”という循環とも絡めて考えると、なかなかに深い比喩やテーマが込められている様な感じもしてきますね(2年生「海」→3年生「雲」→1年生「雨」。1年生の頃に曲作りをしていた3年生が再び1年生と一緒に曲を作る。1年生というのは新入生であり学校存続に欠かせないモノ、すなわち“恵みの雨”)。
そして次回サブタイトルは「虹」。言うまでも無く、虹とは大気中の水滴に太陽の光が反射して起る(そして雨上がりによく見られる)現象です。水と輝き。実にラブライブ!サンシャイン!! らしさを感じさせます。
誕生した曲がどんなものになっているのか、そして意味深な着信はいったい…。
次回も楽しみです。
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