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TM NETWORK 1984~ QUIT30 HUGE DATA・その3 [日記]

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 さて、いよいよ開演です。
 座席は上手側スタンド席の中ほど。ステージのセットはホールツアーを踏襲している感じで、両サイドにはサブのスクリーン。
 開演前にアリーナ席でスタッフらしき人に声をかけられている人が居たのですが、後にして思えば、おそらく公演中にカメラで撮影されてスクリーンに映し出されることへの同意を取っていたのかもしれません(推測ですが)。

TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30 HUGE DATA
2015.2.14 at 神戸ワールド記念ホール

01.SEVEN DAYS WAR
02.[QUIT30]Birth
03.LOUD
04.[CALOL2014]A Days In The Girl's Life
05.[CALOL2014]Carol (Carol's theme I)
06.GIA CORM FILLIPPO DIA (DEVIL'S CORM)
07.[CALOL2014]In The Forest
08.[CALOL2014]Carol (Carol's theme II)
09.Just One Victory
10.Still Love Her (失われた風景)
11.Looking At You
12.Always be there
13.We Love The Earth
14.TK Solo
15.Get Wild
16.I am
17.Fool On The Planet! (青く揺れる惑星に立って)
ED. ELECTRIC PROPHET(Instrumental)


 ステージセットはこれまでのホールツアーを踏襲している感じで、ホールツアーの拡大版、ブラッシュアップ版かと思いきや、ベースにしつつもまた違った視点になっていてとても充実した2時間でした。

 まず冒頭、ホールツアーではOP映像のBGMだった「SEVEN DAYS WAR」がまさかの歌付きで披露され、沸き立つ会場。
 そこからの大まかな構成はアルバム「QUIT30」のDisc1を中心としたホールツアーに対して、今回の「HUGE DATA」はDisc2を中心としたもので、CALOL2014がメインといった感じ。
 また、ホールツアーのQUIT30では、キャロルが案内役となって観客にメッセージを伝えるイメージだったのに対し、今回はTM NETWORKからファンへのメッセージといった感じで、単にQUIT30を大きくしたアリーナバージョン…というより、QUIT30で幕を閉じた一連のコンサートを、そしてTM NETWORK自身の30年間を内包して振り返るコンサート、だったと感じました。
 それを強く感じたのは中盤の「CALOL2014」パート。ここでは背後の巨大スクリーンに過去のライブ映像が映し出され、ステージでは同じ曲を「今」のTMが演奏し歌っている、まさに時空を超えたライブが展開されていました。「あの日」のライブと、「今」のライブ、そのどちらを見ているのか曖昧になる不思議な感覚がありました(「ラブライブ!」での2次元と3次元が曖昧になる感覚に似ている)

 そして、「Still Love Her」の後半。サビの所で「ラーララ♪」って観客みんなで口ずさんで、その様子がメインスクリーンに大写しになったりしているのとも相まって、みんなで歌を歌っている光景に涙が溢れていたところに、スクリーンに映し出された「時代を超えここに戻ってきてくれてありがとう」というメッセージでもう涙腺崩壊ですよ…。

 中学高校の時代にTM NETWORKの音楽に触れて、当時はミュージシャンのライブに行くなんて考えもしなかったし(というかライブというものに行くようになったのもここ10年ちょっとのこと)、こうして本当の大物ミュージシャンの…それもTM NETWORKのライブに行くなんて思いもしなかった。
 時代を超えここに戻ってきてくれてありがとうっていう、っていうメッセージにはいろんな意味が込められていると思うし、それぞれに受け止め方があったと思うんですけど、ありがとうというメッセージが本当に嬉しくて嬉しくて、会いに来てよかったなって、もう涙がボロボロ流れてきましたね…。

 「Looking At You」のサビの所でオフマイク気味に生の声が響き渡ったところはすげぇ…ってなった。多少マイクが拾っていたとはいえ、あれだけ広い会場に声を響き渡らせる木根さんすげぇって思ったり、「Always be there」では、ミラーボールに反射した光が会場中を満たす光景が本当に美しくて感動的だった。「Get Wild」はまさにワイルドだった(笑)。もうバンバン爆発炸裂するし(ステージからそこそこ離れた席でも火薬の臭いがするくらい)無茶苦茶盛り上がるし。

 そしてライブもクライマックス。曲は「I am」。再始動後のTM NETWORKを代表する曲ですね。最後の、「Yes We are human」の一言が胸に響く。

 ラストの曲は「Fool On The Planet!」
 ステージ演出は普通にライトに照らされるだけというものすごくシンプルなもの。曲の終盤ではスクリーンに美しい夕日の映像が映し出され、なんとも感動的でした。
 ちなみに、この映像は小室哲哉自らが撮影したグリニッジ天文台での夕日だそうです。終わりであり始まりでもある、という意味も込められているのかもしれませんね。

 すべてのプログラムを終え、最後に光とスモークの中に3人の姿が隠れていって、いつのまにかステージから居なくなっているという演出がとても神秘的でした。彼らは本当に実在していたのだろうか、そんな不思議な感じ。

 そしてそのまま TM NETWORK のライブでお馴染みのエンドロールへ。

 エンドロールが流れる半透過のスクリーンの裏側には星空を模した光の点があって、それが煌く星空の様ですごく綺麗でした。リアルな光の点だからこその美しさ。本当に綺麗な星空がそこにあって、そしてその前でモニタに映し出されるエンドロールが本当に綺麗でした。
 静かに流れる「ELECTLIC PROFIT」のインストもまた美しい…。
 誰もが静かに音楽に聴き入り、エンドロールの文字をじっと見つめる。
 最後にエンドロールに[SPECIAL THANKS]として「to all our precious fans」の文字が流れ、客席から大きな拍手がわき起こる。
 こんな素敵な光景を体験できるライブもそうそう無いかもしれない…。

 エンドロールに流れた曲は「ELECTRIC PROPHET」のインストバージョン。再始動からの一連の30thライブのスタートを飾った「Fool On The Planet」で終わり、エンドロールを「ELECTRIC PROPHET」で締めくくる。まさにTM NETWORKの30年を内包し時空を超えたコンサート。

 エンドロールが終わると、最後にレーザー光線でホールの壁面に大きく「THANKS the FANKS!」のメッセージが描かれ、客電が灯る。なんと粋な演出…。

 終演後、多くの観客が壁に映されたメッセージを写真に撮っていました(もちろん撮影OK)。こういうコンサートで終演後限定とはいえ会場内で撮影ができるって珍しいですよね。

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 その4へ続く。

タグ:TM NETWORK
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