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「ラブライブ!」2nd season 第13話感想・前編 [アニメ]

 #13「叶え!みんなの夢―」
#13「叶え!みんなの夢―」
 一言で言えば…
 そうだよね!これだよ!これぞアニメ!これぞ「ラブライブ!」!
 …という第13話でした。
 (無駄に長くなったので前後編に分割します)

 まだ見てないよ、ネタばれは嫌だよ、という方はここでブラウザをそっと閉じ。

■ススメ→トゥモロウ!
 冒頭、「できたできた!」と大喜びの穂乃果。何ができたのかと思えば、卒業式の送辞だそうで。…というか、雪穂と亜里沙は音ノ木の制服の試着中!
 「二人ともすっごく似合ってる。ファイトだよ!」ちゃんと気付いていた、というのも何気ない成長ぶりですね。
 そして流れる音楽は「ススメ→トゥモロウ」。なるほどここできたか!
 1期1話の冒頭と重ねてきた。しかも1期1話とはで、階段を駆け上がって飛び上がっての「私、高坂穂乃果!」「音ノ木坂学院の“生徒会長”」
 そしてサブタイトル「叶え!みんなの夢―」。これも1期1話の「叶え!私たちの夢―」と対になっています。

 というわけで、卒業式当日。
 校門を入ったところでちょうど1年生トリオとばったり。「あっちにはにこちゃんも」と言われて見た先には、ココロ、ココア、虎太郎とそしてにこちゃん…じゃない!最終回でのまさかの矢澤ママ登場!しかもこの声は三石琴乃!…さすが矢澤家。ママもかつてハミングバードというアイドルグループでスクールアイドルならぬアイドルパイロットとして(ry …あ、そういえば「月に代わってお仕置きよ」なポーズはどことなくにっこにっこにーに似て無くも無い…。
 …それはともかく。にこママは穂乃果達のことを知っているようです。なにせ「にっこにっこにー…の、母ですから」…お、おう。
 とそこへ「ママー!何してるのよぉ、早く来てよぉ~」と子供のように甘えっ子状態のにこが。…お、おう。
 唖然とする穂乃果達。そしてニヤニヤ真姫ちゃん。あちゃー、にこちゃんマズい所を真姫ちゃんに見られたな(笑)まぁ、真姫ちゃんもサンタを信じていてどっちもどっちではありますが。
 「にこちゃんの意外な一面、発見にゃー」と凛ちゃん。
 最後に見られたにこの意外な一面。まだまだ知らないことはいっぱいあるし。まだまだ見つけていける。
 さて、にこが母親達に見せたいものがあるということで、部室へ。見せたいもの、それは…ラブライブ!優勝の証!深紅の優勝旗にトロフィー!みんな嬉しそう。
 「…でも。コレ、全部あなたの私物?」あー、そうだった。立つ鳥跡を濁さず。きちんと片付けましょう。
 ところで。
 「生徒会役員は式の2時間前に生徒会質集合って、海未に言われてなかったっけ?」
 …あ。
 安定のジト目海未ちゃん。まぁそれはともかく、送辞の内容を確認。「穂乃果ちゃんらしいね」とことりも海未ちゃんも納得のデキのようです。「みんなも協力してね」と穂乃果。何やらありそう。

 体育館ではヒフミトリオをはじめとした在校生達が卒業式会場の仕上げの真っ最中。準備は順調のようですが、照明の資料として去年の様子が見たいということで、穂乃果が生徒会室に資料を取りに行くことに。
 途中、中庭で希を発見。いつもと違う髪の結い方でちょっぴり大人っぽい雰囲気。希は髪型でけっこう雰囲気変わりますよね。
 花壇には色とりどりの花(=9色の花)が咲いています。9色の花といえば、4thライブの「なわとび」での演出を想起させます。色とりどりの花を愛でる希の姿は、μ’sの9人との日々を愛おしむかのようですね。
 「あ、えりち知らない?」と希。どうやら姿が見当たらないようです(ほんとうは知っていそうですけどね。あえて訊いてる)。…穂乃果が生徒会室に戻るとそこには絵里が。やはりここでした。
 どこか名残惜しそうな絵里。アルバムを整理していたら生徒会長の頃を思い出したという絵里。「あの頃何かに追われてる様な感じで、全然余裕が無くて、意地ばかり張って」「みんなに助けられてばっかりだったなぁって」と語ります。
 いいえ、そんなことはありません。学校を、みんなを大事に思っていたことは偽りの無いものですし、懸命にやってきたことがあったからこそ今があり、そしてその想いや足跡、経験や残してきたものは、しっかりと次代に受け継がれています。
 「絵里ちゃんの想いが、この部屋にたくさん詰まっていたから、私は生徒会長を続けてこられたんだと思う」という穂乃果の感謝の言葉に、思わず涙ぐむ絵里。すこし後悔を感じていた自分の過去が肯定され、認められていた、想いが伝わり受け継がれていたことを感じられて、絵里もどこか救われた気持ちになれたのかもしれません。
 生徒会室を出るとそこには希が待っていました。相変わらず中に入り込まず、二人だけの場所を邪魔しないように見守っているのが希らしい。
#13「叶え!みんなの夢―」

■送る“詞(ことば)”
 そしていよいよ、卒業式。
 理事長の挨拶が終わり、在校生代表としての穂乃果の送辞です。
 ずっとここで何を話すか悩んでいたこと、どうしてもこの感謝の気持ちが言葉にできなかったことを語る穂乃果。何度も書き直して、そして気付いたこと。
 「私、そういうのが苦手だったんだって」
 言葉より先に行動して、時には周りに迷惑もかけて、不器用で。でもそんなとき歌に出会った。歌うことで心が通じ合える。そんな歌が大好き。…だから。
 「皆様方への感謝と、これからのご活躍を心からお祈りし、これを送ります」
 真姫ちゃんがおもむろにピアノの前に座り、そして…

 「愛してるばんざい」

 愛してるばんざーい。ここで良かった。私たちの今がここにある。
 始まったばかり。明日もよろしくね。まだ、ゴールじゃない。

#13「叶え!みんなの夢―」
 1期1話、まさに「そんなとき出会った」歌である「愛してるばんざーい!」。あの日、真姫ちゃんが独り音楽室で歌っていた歌を、穂乃果が歌い、真姫ちゃんが音色を奏で、ことりが、海未が、花陽が、凛が、音ノ木坂のみんがが歌う。みんなの歌声にのせて、喜びと感謝と明日へと向かうこの気持ちを歌に乗せて送る。まさに、送る“詞(ことば)”です。
 号泣絵里。涙の希。涙をグッと堪えるにこ。
 素敵な卒業式です。気持ちを歌に込めて送る。なんとも穂乃果らしく、そして、音ノ木坂らしい。

■次代へ…。仲間と共に。
 Bパート。
 卒業式を終えて、部室ではにこが私物整理の真っ最中。私物じゃなくて貸し出してただけとにこ。モノは言いようです。
 「でも、ここに何も無くなっちゃったら、ちょっと寂しくなるね」と花陽。あ、それフラグ(笑)
 「アイドル研究部なんだから、次の部長が家にあるものを資料として持ってくればいいでしょ」とにこ。
 そういえば次の部長がまだ決まっていませんでした。まぁこの流れだと…
 「花陽!頼んだわよ!」
 ですよねー(笑)
 不安がる花陽ににこが一言。
 「できるわよ、あなたなら。こんなにたくさん助けてくれる仲間が居るんだから」
 にこがずっと一人で守ってきたアイドル研究部。3年生が卒業する今も尚、6人の部員達が居る。そして新たに2人加わることも間違いない。きっとこれからも「賑やかな部」になるに違いありません。
 にこの想いをしっかりと受け継いだ花陽。
 というわけで、花陽部長就任おめでとう!それに、にこの言う通りことほのうみは生徒会もありますし、何より残るメンバーでいちばんアイドルに詳しいのは花陽ですからね。凛が次期リーダーで、花陽が部長。…とくれば…「じゃあ、真姫ちゃんが副部長ね!」。このサラッと誰かを巻き込んでいくのも花陽の凄さかもしれません。思いがけない展開に動揺の真姫ちゃんでしたが「べ、べつにいいけどね!」とさすがの反応(笑)いつもひとのことばっかりな真姫ちゃんだけに、思いがけず自分が当事者になったときの慌てようが面白くもカワイイ。
 生徒会としての想いは穂乃果達に受け継がれ、アイドル部としての情熱は花陽たちに継承されました。
 …さて、これで諸々引き継ぎも終わり。
 せっかくなので後者を見て回ると言う希と絵里に、「じゃあ私たちも行くよ!…だってほら、この9人でってのは…これが“最後”だし」と穂乃果。
 …おや、なにか様子がヘンです。
 「言ったにゃー!」と喜ぶ凛ちゃん。どうやら「最後」はNGワードで、言ったらジュース奢りというルールだった模様。あー、これはのぞえりが一芝居打ってまんまと言わされたな穂乃果w
 と言うわけで、8人分のジュースを奢る羽目になった穂乃果…。
 お馴染みの樹の下でくつろぐ9人。みんながよく集まった場所ですね。いつもは穂乃果がパンを食べていた場所ですが、今日は逆に一人だけお預けです。絵里も「穂乃果の奢りのジュースは美味しいなー」なんてノリノリです。
 お馴染みのスポットと言えば、ここも忘れちゃいけないアルパカ小屋。絵里にとっては軽いトラウマ(笑)。しかし、茶色いアルパカはなんだかずいぶん太った様子。「これってまさか…赤ちゃんじゃ…」…ええーーーっ!…アルパカ、まさか茶色い方が雌で白い子が雄だったなんて…。
 この場面に限らず、前回では絵里の暗いの怖いのがバレたり、今回のにこの意外な一面といい、最後の穂乃果の回想での台詞といい、クライマックスに来てなお、まだまだ知らないことはいっぱいある。白アルパカのしてやったりという表情は、「え、お前ら何判ったつもり、知ったつもりになってたの?」という痛快なメッセージのようでもあります。いやはや仰るとおり!w
 お次は講堂。ファーストライブなど、数々の思い出の場所です。あんなに広く感じた講堂も、今は思ったほどではない。これもまた、大きな舞台を経験し、成長した証なのでしょうか。
 そして草の上で寝転ぶ9人。
#13「叶え!みんなの夢―」
 この場面もそうですが、卒業式後に9人で校舎の思い出の場所を巡るシーンは(続く屋上のシーンも含めて)、1期オープニング「僕らは今のなかで」の映像で出てきたシーンのようにも思えてきます。あの頃、「あぁ、いつかこんな未来にたどり着くお話なんだろうな」とワクワクしていた光景が、実はこの日の、卒業式の最後の思い出の場所を巡る光景だったのかなぁと考えると、あぁ、ほんとうに…いつか辿り着く未来だったんだ…と、切なくも感慨深いものがあります。

 後編に続く。


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