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「ラブライブ!」2nd season 第2話感想 [アニメ]

 #02「優勝をめざして」
#02「優勝をめざして」
 「前回のラブライブ!」いやーコレですよコレ!この始まり最高ですよね。

 さて、再び訪れた「ラブライブ!」のチャンスですが、ここにきて大会参加には未発表のオリジナル楽曲必須という条件が付けられ、μ’sとしても新たな楽曲を作らなくてはならないことに。期間は1ヶ月足らず。ならばこんなこともあろうかと作詞しておいた「にこにーにこちゃん」に曲を付けて発表しよう!…というにこの意見は華麗にスルーして、ともかく曲を作るしか無いというわけで、合宿再びです。

 1期では海に合宿に行き、2期では山に合宿に行く。場所はもちろん西木野家の別荘。
 そんな中、一人気合いの入った装備の海未。みんな軽装すぎると厳しい視線を向ける海未ですが、リュックを背負った瞬間に瞳を爛々と輝かせて「山が呼んでいますよ~」と満面の笑みになる「うみ」という名前なのに山が好きな海未ちゃん(ややこしいw)。
 そしてあまりにも見事なまでに忘れ去られる穂乃果。一人居眠りして降りそびれていたうえに誰にも起こして貰えなかったという…。いやぁ、自分も気付かなくて、凛ちゃんの台詞に何だっけ?と一瞬考えてしまいました(笑)…ごめん穂乃果。

 とまあ、そんなこんなあって真姫ちゃんちの山荘に到着。相変わらずデカイ。そして暖炉を見つけてはしゃぐ穂乃果と凛ちゃん。火を付けたがる二人でしたが、まだそんなに寒くないし、冬になる前に煙突を汚すとサンタさんが入りにくくなるからと言う真姫ちゃん。なかなか洒落た話ですが……どうも真姫ちゃんは本当だと信じている様子。…やだ、サンタさんを信じている真姫ちゃん超絶カワイイ…。そして夢をぶちこわそうとするにこちゃんゲスいw(皆に取り押さえられてなんとか回避しましたが、どのみちそんなことはしないでしょうね)
 でもホント、このギャップが真姫ちゃんの魅力です。

 さて、何はともあれ練習&創作開始です。海未、ことり、真姫の3人はそれぞれ山荘の一室で作詞、衣装、作曲を。残りの6人は外で基礎練習です。が、海未もことりもどうにも落ち着かなそう。真姫ちゃんも責任重大といった面持ちです。
 一方で、外では休憩中にあまりの気持ちよさに爆睡の穂乃果。そしてにこと凛はにこのリストバンドを持って行ったリス(ややこしいw)を追いかけて下り坂を止まらくなって坂道駆け下りからの崖落下で川へという、古き良きコメディアニメのお約束を繰り広げるのでした(劇伴とのシンクロも絶妙で、こういうところで盛大に盛り上げてくれるのもラブライブ!の魅力です。ホント、今時のアニメでこういうコテコテな古典ギャグってなかなか見せてくれないですからね…)。
 …というわけで、にこと凛の暖を取るため奇しくも暖炉に火を入れることに。

■悩める3人
 さて、海未とことりはどうしているのでしょう。お茶の差し入れを持って海未の部屋を覗いてみると…机には“探さないで下さい”という書き置きが!慌ててことりの部屋に駆け込んでみるとこちらも“タスケテ”の文字を残し失踪!w
 窓から外を見てみると、ことり、海未、そして真姫ちゃんまで3人揃ってため息ついて落ち込んでいます(このシーンはホント可笑しかった。あと、真姫ちゃんは煙突汚れてちょっぴりガッカリな部分もありそうですよねw)
#02「優勝をめざして」
 プレッシャーに思い悩む3人の様子に、任せっきりなのも良くないのでみんなで意見を出し合おうということになりますが、ただ意見を出し合ってもまとまらないので3人ずつのグループに分かれることに。このときのグループ分けが「Printemps」「lily white」「BiBi」の組み合わせになっているというのがまたニクイ演出です。
 ちなみに、この「Printemps」「lily white」「BiBi」のユニットの組み合わせは、それぞれ穂乃果、海未、絵里をユニットリーダーに、他二人の組み合わせを読者投票で選ぶ、という形で決定されました。そういう点では、今回のことり、海未、真姫を中心にくじびきで組み合わせを決めるというのもその辺りを踏襲している感じでなかなか嬉しいファンサービスでもありますし、偶然なのか当初から狙っていたのか、ことり(衣装)、海未(作詞)、真姫(作曲)で別々のユニットにばらけていたというのも面白い話ですね。

■三者三様
 で、とりあえず真姫のために何か食事でも作ろうというBiBi。
 Printempsの3人は…相変わらず爆睡な穂乃果(この回ホント寝てばっかですよねw)をよそに、「同じ花なのに、ひとつひとつ色が違ったり、みんなそれぞれ個性があるの。今回の曲のヒントになるといいな」と花を摘んでくる花陽ちゃんマジ天使。…でしたが、結局3人でお昼寝モード(ことりはしっかりマイ枕持参!)。
 一方、そんな2グループと対照的になぜか過酷な登山に挑んでいるlily whiteの3人。すっかり当初の目的を忘れて登山に夢中の海未。「何しにここに来たと思ってるんですか」という問いに対する「作詞しに来たはずにゃー」という凛の魂の正論&涙の訴えに「はっ」と我に返るのが面白い。ともあれ、登山は諦める勇気も必要と希に諭され下山。

■星に願いを
 さて、日も暮れて暗くなってきました。そんな中、暗いのが怖くてテントで灯りを点ける絵里カワイイ。…とか言ってるうちに消えそうになった火を慌てて熾すにこの様子を見て、「まったく、こんな3年生のために曲考える方の身にもなってよ」と漏らす真姫の言葉に、ヤレヤレと呆れた様子でにこが言います。そんなことだろうと思ってた、と。「3年生のために良い曲作って、3年生のために勝とうって」…でも、そうじゃない。
#02「優勝をめざして」
 「曲はいつも、どんなときも、全員のためにあるのよ」…と。
 さんざん「にこにーにこちゃんに曲を付けて」とかいつもの調子で言っていたにこが、真剣な表情で聡し、そして優しく微笑みながら「部長だもの、あたりまえでしょ」とおちゃらけてみせる。にこのここ一番での気遣いや面倒見の良さと、アイドルに対する真摯な姿勢を改めて感じさせる名場面です。まぁでも、「にこにーにこちゃん」はBlu-ray特典曲で本当に来そうですけどねw
 一方、Printempsの方は星空の見える露天風呂でのんびり。このマイペースさもこの3人らしい。ほんわかマイペースすぎてまだ何もできていないと言うことりですが、穂乃果は力強く宣言します。
 「できるよ!だって9人も居るんだよ!」
 「誰かが立ち止まれば、誰かが引っ張る。誰かが疲れたら、誰かが背中を押す。みんな少しずつ立ち止まったり、少しずつ迷ったりして、それでも進んでるんだよ!」
 だからきっとできる。ラブライブの予選は上手く行く、と。
 いつも通りの穂乃果。いつも通りの自信と説得力。
 言ってることはなんでもないことだけど、でも本当にそうやって前へ進んできて、そういう物語を描いて現実でも紡いできたシリーズでありプロジェクトだからこその説得力と、胸にスッと響いてくるモノがあります。そして何より、星空の元で願いを語るという構図は1期3話に通じるモノがありますね。この願いも叶うといいな。
 lily whiteの3人もそんな満点の星空を眺めています(さんざんな目に遭いっぱなしな凛でしたが、「星はいつも自分のことを見ていてくれる。星空凜っていうくらいやから、星を好きにならないとね」という希の言葉に「うんっ!」と嬉しそうに頷くところが超カワイイ。ちなみこれ、“名前に反して山が好きな海未”との対にもなってますよね)。
 そんな中、一筋の流れ星(ですが、希が言っているだけで、凜と海未は見ていない)。
 「南に向かう流れ星は物事が進む暗示。一番大切なのは本人の気持ちよ」という希の言葉に、海未も何かに気付かされた様子。
 …そこへ、真姫ちゃんの奏でる美しいピアノの音色が聞こえてきます。

■「ユメノトビラ」が開く
 ピアノの音色に誘われるように山荘に足を運ぶことりと海未。3人がそれぞれの想いを持ち寄って集う。この一連のシーンは本当に感動的でしたね。真姫ちゃんの奏でるピアノがほんとうに美しいメロディで、情緒的な映像と相まってじーんときます。
 「いつも、どんな時も、全員のために…か」と嬉しそうに呟く真姫。

 翌朝(ここでなぜか崖っぷちで寝ている穂乃果というギャグを挟んで視聴者を油断させる辺りがこの作品らしい)、いつの間にか居なくなっていたことり・海未・真姫を探して穂乃果達が山荘の部屋を覗いてみると、そこには夜通しで曲を作っていたのか、ぐっすり眠る3人の姿と、そして出来上がった新曲。
#02「優勝をめざして」
 結局9人みんなで考え合って作ったわけではないけれど、そこはあまり重要じゃない。
 実際たいしたことはしてないし、そんなに劇的なことも起きてないんですよね(凛ちゃんは違う意味で劇的…というかさんざんでしたがw)。
 何気ない気付き。ちょっとした気分転換。思いっきり好きを満喫してみる。
 そしてそんな中で受け取り、生まれた気持ちを持ち寄って、(最初はそれぞれの部屋で籠もって考えていたのが)最後は3人集まって考えた。この想いを、形にしたいと。
 歌詞や衣装のデザインにもちゃんとユニット分けの時に得たモノがさりげなく込められていて、紛れもなく9人で作った、9人の想いの詰まった曲・詞・衣装。
 最後の絵里の「でも起きたらすぐ練習よ。みっちりね」という言葉は、良い曲や衣装を作ってくれた。ならば今度は「みっちり練習して」最高のパフォーマンスに仕上げてみんなに披露するのが私達の役目であり感謝のしるしよ。…といったところでしょうか。

 凄い曲を作らなきゃ!っていう責任感や使命感があったけど、ふっと力を抜いてみたらなんのことはなかった。「みんなで」というのも何も全員でよってたかってということだけでもないし、些細なきっかけで躓きもすれば、意外と上手くいったりする。特別なことが必要なわけでもない。
 だからこそこれからもこの3人は、μ’sの9人は素晴らしい曲を作り続けられる。
 それを再確認し、ステップアップした回だったのかなと。
 だからもう、決勝用の曲だろうとどーんと来いですよ。

 それにしても、当たり前のようにドラマと楽曲を連動させて描いてますけど、アニメや音楽の制作プロセスや準備作業のことを考えると(1期もそうでしたけど)ホントすごい手間のかかることをやってるよなぁと感心させられます。

■どんなときもずっと
 ラストシーンの、ラブライブ!に向けての寄せ書き、お馴染みのフレーズが書かれていたりと小ネタ盛りだくさん。
 そして2期エンディング主題歌「どんなときもずっと」が初披露。「いつも、どんな時も」というにこの言葉とも通じるものがありますし、歌詞もグッとくる。
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 1期と同様、回毎に歌い手の組み合わせが変化するスタイルですね。トップバッターが3年生トリオというのもまたズルい!

 次回のサブタイトルは「ユメノトビラ」。今回作られた曲が早速お披露目になるのでしょうか。そして再びの“モニターのこちら側”に居るA-RISE登場。次回も楽しみです!


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