ラブライブ！μ’s 3rd Anniversary LoveLive!レポート・その３

　17時半過ぎに開演し、21時前に終了。
　Tジョイ博多はオープンして2年ちょっとの映画館なのでキレイで設備も最新のモノが整っており、4KSXRDデジタルシネマ上映による美しい映像にライブ用特設スピーカーによるサウンドと文句なしのクオリティ。中継映像自体も、所々カメラのスイッチが追いついていなかったりもう少し引きの（本会場のスクリーンに映っているアニメ映像もフレームに収まるような）画が欲しかったかなというくらいで、大満足の内容でした。
　何より、表情のアップやステージの横からのカメラアングルなど、本会場の客席からはなかなか見ることができない映像を大画面の鮮明な映像で間近に堪能できたのはライブビューイングの特権。カメラに向かってライブビューイング会場に語りかけてくる様な場面は、なんかもうお互い見えてるんじゃないかと錯覚するような感覚でしたね（笑）。カメラマンは本当にグッジョブでした！

　では、セットリストとライブの感想を。

セットリスト（ラブライブ！公式 @LoveLive_staff のツイートより）
μ’s 3rd Anniversary LoveLive! 2013.6.16 at パシフィコ横浜国立大ホール

M01　僕らは今のなかで
M02　僕らのLIVE 君とのLIFE
―　MC1　―
M03　Wonderful Rush
M04　夏色えがおで1,2,Jump!
―ライブドラマPart1ライブの練習！？―
M05　ススメ→トゥモロウ
M06　夢なき夢は夢じゃない（穂乃果ソロ）
M07　ぶる～べりぃ♥とれいん（ことりソロ）
M08　私たちは未来の花（海未ソロ）
M09　なわとび（花陽ソロ）
M10　恋のシグナルRin rin rin!（凛ソロ）
M11　Daring!!（真姫ソロ）
M12　まほうつかいはじめました！（にこソロ）
M13　ありふれた悲しみの果て（絵里ソロ）
M14　純愛レンズ（希ソロ）
M15　START:DASH!!（3人バージョン）
―ライブドラマPart2いきなりファッションショー！―
M16　これからのSomeday
―　MC2　―
M17　もぎゅっと”love”で接近中！
M18　Wonder zone
―ライブドラマPart3ライブ直前！―
M19　輝夜の城で踊りたい
―　MC3　―
M20　WILD STARS
―　MC4　―
M21　No brand girls
M22　Snow halation

EN1　START:DASH!!
―　MC5　―
EN2　きっと青春が聞こえる

　…そして、公式なセットリストには載っていませんが

EX　僕らは今のなかで（会場全員＆LV全員＆μ’s）

　ライブ開幕。
　最初はやはりこの曲「僕らは今のなかで」。TVアニメのオープニングを飾ったこの曲が、フルバージョンのダンスで初披露です。しかも、なんと衣装が「僕らのLIVE 君とのLIFE」の衣装！
　そんな完全再現衣装で続く2曲目がまさに「僕らのLIVE 君とのLIFE」なものですから、もう完全に”μ’sがそこに居る”状態で一気にテンションが上がります。
　「ラブライブ！」にとって特別な曲でもある「僕ら」２曲に続いて自己紹介のMC（「ﾁｮｯﾄﾏｯﾃﾃｰ」成功して良かった！ｗ映画館も叫んでた）を挟んで、次は「Wonderful Rush」。1月のNewYearライブでは果たせなかった９人での完全版が遂に実現。更にテンションが上がったところで「夏色えがおで1,2,Jump!」とのっけから熱い展開の連続で凄まじいヒートアップです。
　なんかもう、この頃にはライブビューイングのスクリーンの壁なんかほとんど気にならなくなっていましたね。映画館の観客もライブ会場と変わらないノリで盛り上がっていました。席が前の方だったからなんとなくの印象ですけど、サイリウムも全体の７～８割くらい振ってたと思います。
　続いて1stライブ以来のミニドラマパートに。衣装チェンジをミニドラマのアニメ映像で繋ぐのが「ラブライブ！」のライブのユニークなところですよね。

　そしてアニメと同じ制服衣装での「ススメ→トゥモロウ」に続いてソロパートに突入。穂乃果ソロの「夢なき夢は夢じゃない」ではまさかの自転車に乗りながらの歌唱。確かに自転車に乗りながら「ファイトだよ！」のイメージとはいえ、本当に自転車に乗りながら歌うとは…。しかもライブビューイングの映像が結構煽り気味のアングルで目のやり場に困っていろいろヤバイというね（笑）。
　続けてリボン無しシャツ姿がたまらんことりソロ、スマイルが眩しい海未ソロ、そして続く花陽ソロでは「なわとび」をしっとりと歌い上げる姿に見入る。凛ソロは「リンリンリンガベー」の合唱が楽しく、真姫ソロはPile様のかっこよさに惚れ、世界のYAZAWAにこソロに続いて待ちに待った絵里ソロ「ありふれた悲しみの果て」と続き、最後は希ソロ。希ソロでは歌うときに手にしていたタロットカードを客席に投げたようで、手にした人は一生の宝ですね。
　さて、もうおわかりかと思いますが、ソロパートはアニメでのμ’s加入順でした。しかも、それぞれのキャラクターを演じながら次のキャラにリレーしていく構成になっており、ちょっとしたアニメの再現というか、ミュージカルを見ているような感じでけっこう感動的でした…が、本当の感動はこの後に訪れます。

　ソロパートも終わり暗くなったステージ中央がスポットライトで照らされます。
　そこには…TVアニメ第３話「ファーストライブ」と全く同じ衣装を着たことほのうみの３人が！
　そして、MC…ではなく、まさにTVアニメ３話の”あの場面”がそのまま目の前に再現されていきます。もう何もかもそのまま（唯一違うのは目の前に5000人＋αの観客が居ることというのがまた感動を呼び起こします）。
　そして勿論歌うのはこの曲「START:DASH!!」３人バージョン！この時点でもう涙腺崩壊余裕でしたね。

　そんな涙腺崩壊状態を和ませてくれたのが続くミニドラマパート「いきなりファッションショー！」。これがもう最高に面白くて、衣装作りに忙しいことりに協力しようと穂乃果の提案で謎のファッションショーが始まるのですが、いろいろ間違っているというか…。オチのことりの一言「コント終わった？」には会場大爆笑でした。

昨日のラブライブライブでのミニアニメでさー、、、「いきなりファッションショー！」っていうのあったやん。絵里の白鳥の湖に心当たりがありすぎて　 http://t.co/dpvzGVysNl

— 西田亜沙子（モフモハー西田） (@asakonishida) June 17, 2013

　↑自分もコレ連想してました（笑）

　で、続いてTVアニメ６話で披露されたアリス衣装での「これからのSomeday」と、本当にアニメそのままの世界が再現されていきます。
　ところで、この曲は「ラブライブ！」楽曲の中で数少ない不完全な曲。絵里と希だけ居ないんだよなぁと思っていたらなんと！絵里と希のぶんまで新規に衣装が用意されているというサプライズに会場も沸き立ちます。いやぁホント、この衣装のかわいらしさは反則ですね。
　そしてその可愛い衣装で「もぎゅっと"love"で接近中!」。落ちサビ前の間奏の決めポーズの部分で歓声が上がるのはこの曲のお約束ですね。続いてはアニメの順番に従って「Wonder zone」を披露。アニメではダンスを見られなかった曲ですが、ライブではばっちりダンス付きです。

　再びライブドラマ「ライブ直前！」を挟んで衣装チェンジ。
　和風の豪華絢爛な衣装で登場したμ’s。となると勿論この曲「輝夜の城で踊りたい」。
　ハッハッ！と観客のコールも超盛り上がりましたし、何より煌びやかな衣装に金色の扇子も使ってのダンスが見応えたっぷりでまさにフィーバー！すごくライブ映えする曲でしたね。
　「輝夜」を歌い終えた後、軽くMCを挟みつつ（ちなみにこのときのウェーブは博多のライブビューイング会場でもバッチリやってましたｗ　乗るしかない、このビックウェーブに！…みたいな）、半分ずつ衣装を着替えて再登場。次の衣装は今回のライブのキービジュアルでもあるノーブラ衣装（…って書き方をするとなんかアレだなｗ）をモチーフとした衣装。
　そんなノーブラ衣装で披露した最初の曲は「WILD STARS」。
　これがダンスが超格好良くて、冒頭のいわゆる“千手観音”からチューチュートレイン風ダンスの一糸乱れぬ完成度がホント凄まじく、観客からも「おおー！」と歓声。「輝夜」と同じくライブ映えする曲で、「輝夜」と「WILD STARS」はライブで見るとかなり印象が変わりますね。
　ところで、この曲は男女ペア曲なんですが、海未にはペアが居なくて、MCでのうっちーの「穂乃果ちゃん取っちゃってごめんね」発言には思わず笑った。

　そして残るは２曲。
　「No brand girls」で会場のテンションは一気にヒートアップ。歌とダンスの完成度も凄いし、この曲の盛り上がりはもうハンパなかった。まさに全身全霊！そしてそんな盛り上がりに負けず劣らずなのがラスト曲「Snow halation」。イントロ前にしんしんと鳴り響くベルの音。これはもうあの曲しかないとばかりに会場は「キタキタ！」とサイリウムをスタンバイｗ
　スモークで幻想的な雰囲気に包まれるステージ。９人曲ではあるけれど真っ白のサイリウムに染まる会場。そして最後の落ちサビで一気にオレンジに！…ライブビューイングの映像でもオレンジに染まった会場が映し出され、なんとも言えない感動に包まれます。
　いわゆる「スノハレ芸（スノハレイルミネーション芸・点灯芸）」とも呼ばれるサイリウムのカラーチェンジですが、このレベルで完璧に実現するともうホント感動ですね。

　長くなったのでその４に続く。


　■追記：えみつん穂乃果が乗ってた自転車。

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